2歳ダート戦では唯一のJpnI競走で、アメリカ・ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の対象レースとなっている。歴代の勝ち馬では、1997年アグネスワールド、99年アグネスデジタル、02年ユートピア(いずれもJRA)らが、のちに海外重賞を制するなど国際舞台で活躍。そして22年のデルマソトガケ(JRA)は翌年ドバイのUAEダービーGIIを制し、ケンタッキーダービーGIは6着だったものの、秋もアメリカに遠征してブリーダーズカップクラシックGIで2着に好走するなど世界トップレベルの活躍を見せている。地方所属の勝ち馬では、09年のラブミーチャン(笠松)、13年のハッピースプリント(北海道)は、JpnIのこのレースを勝ったことで2歳馬ながらNARグランプリ年度代表馬に輝いた。(斎藤 修)
- 実施日
- 2024/12/11(水)
- 競馬場
- 川崎競馬場
- 距離
- ダート左回り 1600m
- 出走資格
- サラブレッド系2歳
- 1着賞金
- 4200万円
- 負担重量
- 定量(56kg、牝馬1kg減)
歴史
南関東で最も歴史を重ねた重賞で、2022年で第73回を迎える。戦後間もない1950年に全日本三才優駿として創設。第1回は1200m、第2回の51年からは1400m、56年から1500m、59年に1600mとなり現在に至る。88年に全日本3歳優駿に名称を変え、01年には年齢表記の変更にともない全日本2歳優駿となった。97年からダートグレード競走としてGIIに格付けされ、02年にはGIに格上げ。18年からは国際競走として実施されている。(斎藤 修)
コース紹介
川崎・左1600メートル
川崎コースは1周1200m。1600mの全日本2歳優駿は、4コーナー奥のポケットからスタートし、馬場を1周+400mとなる。最初のコーナーまでの距離が約500mと長く、前半の位置取りがポイントとなるが、隊列が決まってペースが落ち着く傾向にある。南関東の中で最もタイトなコーナーへの対応力も問われる。(斎藤 修)
過去5年の競走成績
-
2023年 第74回
2023年12月13日(水)
川崎 左1600m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
フォーエバーヤング |
01:43.5 |
1人気 |
2着 |
イーグルノワール |
7 |
2人気 |
3着 |
サントノーレ |
2 1/2 |
7人気 |
-
2022年 第73回
2022年12月14日(水)
川崎 左1600m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
デルマソトガケ | 1:43.3 | 3人気 |
2着 |
オマツリオトコ | アタマ | 2人気 |
3着 |
ペリエール | 1 | 1人気 |
-
2021年 第72回
2021年12月15日(水)
川崎 左1600m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
ドライスタウト | 1:39.2 | 1人気 |
2着 |
コンバスチョン | 2 1/2 | 3人気 |
3着 |
プライルード | 5 | 11人気 |
-
2020年 第71回
2020年12月16日(水)
川崎 左1600m
天候:晴 馬場:良
1着 |
アランバローズ | 1:40.7 | 2人気 |
2着 |
ランリョウオー | 5 | 6人気 |
3着 |
ルーチェドーロ | 3 | 8人気 |
-
2019年 第70回
2019年12月18日(水)
川崎 左1600m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
ヴァケーション | 1:41.9 | 5人気 |
2着 |
アイオライト | アタマ | 4人気 |
3着 |
ティーズダンク | 1/2 | 9人気 |
アクセス
- 開催場所
- 川崎競馬場(神奈川県川崎市川崎区富士見1-5-1)
- 公共交通機関
- 京浜急行電鉄「港町駅」
⇒徒歩:南口から3分
京浜急行電鉄「京急川崎駅」
⇒徒歩:中央口から12分
JR「川崎駅」
⇒徒歩:東口から15分
- 車・タクシー
- 「東京国際空港(羽田空港)」から約20分
東海道新幹線「品川駅」から約35分
首都高速神奈川1号横羽線、6号川崎線「大師出入口」から約10分
- 駐車場
- 730台(500円、南関場外時は無料)
- HP
- http://www.kawasaki-keiba.jp/