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ディクテオン

セン6 JRA 吉岡辰弥厩舎 通算25戦9勝

父:キングカメハメハ
母:メーデイア
母の父:キングヘイロー

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昨年のこのレースで鮮やかなロングスパートを決めて初重賞制覇。本田正重騎手の思い切った騎乗で覚醒し、名古屋GPも連勝した。今年上半期は中~長距離の交流重賞を狙って使われ、ダイオライト記念4着、川崎記念4着、名古屋GP4着、帝王賞3着。崩れてはいないものの、なかなか自分の形に持ち込めていなかった。しかし、秋緒戦の白山大賞典は早め先頭から押し切って5馬身差の完勝。リフレッシュした効果でこの馬らしいレースができた。以前ほどキックバックを気にすることがなくなり、機動力も備わってきたが、長くいい脚を使えるのが強みでやはり早めに動く形が合う。状態面で大きな上積みはなさそうだが、入念に調整されてデキは安定。得意のパターンに持ち込めれば連覇十分。

(競馬ブック・牟田雅直)

ライトウォーリア

牡7 川崎 内田勝義厩舎 通算32戦9勝

父:マジェスティックウォリアー
母:スペクトロライト
母の父:ディープインパクト

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一昨年夏、川崎に移籍後は重賞4勝をマークし、実績はメンバー最上位。今年は初戦の報知オールスターCを逃げ切りV。続く川崎記念では勝負どころで厳しいプレッシャーをかけられながらも振り切り、待望のダートJpnI制覇。7歳ながら充実ぶりが目覚ましい。秋初戦で韓国に遠征したコリアCは4着だったが、吉原寛人騎手は「環境が変わったなかでも好位から2番手に押し上げ、力のあるところは見せてくれた」と振り返る。浦和2000mは、22年の埼玉新聞栄冠賞を勝利した舞台。内田勝義調教師は「戻ってきてからも変わらず元気だし、減っていた体重も戻ってきている。左回りの2000mは合っているので期待して臨みます」と好感触で、反撃へ態勢は整っている。

過去3走の競走成績

(スポーツ報知・松井中央)

アウトレンジ

牡4 JRA 大久保龍志厩舎 通算11戦5勝

父:レガーロ
母:クイーンパイレーツ
母の父:キングカメハメハ

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3走前のオープン緒戦は4着に敗れるも、2走前は先行策からきっちりと押し切った。初の重賞挑戦の前走も2番手を進み、3角から早めに動いてきたダンテバローズに被されまいとこちらも早めに動かざるを得ない厳しい展開に。4角手前で先頭に立ちダンテバローズを競り落として押し切りを狙ったが、直線は最後の最後で勝ち馬に捕まっての2着。敗れはしたものの、11番人気ながら強力メンバー相手に強い競馬を見せた。脚抜きのいい馬場とはいえ、1分50秒を切ったように、持ち時計も大幅に短縮した。1年前は2勝クラスだったことを考えれば、着実に地力を強化している。持ち味の先行力はむしろ小回り向きか。重賞初制覇に期待がかかる。

(競馬ブック・三宅俊博)

ダイシンピスケス

牡6 JRA 森秀行厩舎 通算35戦5勝

父:マジェスティックウォリアー
母:ダイシンキャンディ
母の父:アグネスタキオン

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2歳時から坂路で49秒台を計時していたように優れた脚力を備えていたが、当初から中央では大敗も多く、川崎そして船橋と地方交流戦で2勝を挙げた程度で、その後も中央の2勝クラス卒業に20戦近くを要した。その足かせになったのが、不安定なスタートとキックバック等を嫌がる揉まれ弱さ。今もその不安は解消されていないが、以前よりスタートが安定して揉まれるケースが減り、5歳秋には肉体面でもパワーアップ。それらがうまく噛み合って3連勝を成し遂げた。多少は強引でも、自身の競馬を貫けば簡単には止まらないが、芝発走の東京をはじめ1600mだと出脚の差で置かれがち。2F延長で自分の形に持ち込めれば、短い直線もアドバンテージになる。

(競馬ブック・橋本篤史)

ナニハサテオキ

牡5 浦和 平山真希厩舎 通算21戦9勝

父:ジャングルポケット
母:ファーマジェンヌ
母の父:プリサイスエンド

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南関転入以降【8・4・0・1】。B3クラスから着実に階段を駆け上がり、南関古馬中距離路線のエース格に成長した。前々走の日本テレビ盃でダートグレード競走に初挑戦。勝ち馬ウィリアムバローズから1秒3差の4着だったが、デルマソトガケ(5着)に先着。悲観する内容ではなかった。当時に比べれば今回は中央勢が手薄。浦和2000mで行われた前走、埼玉新聞栄冠賞を完勝しており、舞台設定も問題ない。平山真希調教師は「トモの力強さがあるし、元気いっぱい。小回りなので展開次第ですが、今回は交流重賞で流れが向いてくれそうですね。ここもスムーズに立ち回ってくれれば」と話した。近況の充実ぶりなら金星奪取も十分にあり得る。

(スポーツニッポン・大澤太久)

メイショウフンジン

牡6 JRA 西園正都厩舎 通算32戦7勝

父:ホッコータルマエ
母:シニスタークイーン
母の父:シニスターミニスター

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昨年のこのレースは5着。逃げ馬の後ろでうまく運んでいたが、上位入線馬が外からマクッていった時に置かれてしまった。スッと動けない弱みが出た形で、最後は盛り返していたので悲観する必要はない。その後は安定した走りを続けて前走でも4着。得意ではない道悪、出入りがあって厳しい展開だったことを思えば、よく踏ん張っていた。中間の攻めは3着だった今年2月の佐賀記念と同じような過程を踏めているし、動きもしっかり。その様子から、年齢による衰えはないと言える。昨年のように包まれると動けない弱みがあるので、馬群の外での競馬が理想。勝ち切るにはもうワンパンチ欲しい。逃げられればそれらの課題は解決しそうだが、同型が鍵。

(研究ニュース・小野颯真)

サヨノグローリー

牡6 浦和 工藤伸輔厩舎 通算36戦7勝

父:トゥザグローリー
母:アルディートプリエ
母の父:シーキングザダイヤ

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昨年夏にプラチナCで重賞初制覇。以降の8戦も競馬場を問わず全て掲示板内入り。今年からJpnIに昇格し、レモンポップなど好メンバーが揃ったさきたま杯では直線、力強い伸び脚で5着まで追い上げ、着実に力をつけてきている。今回は約4か月ぶりとなるが、工藤伸輔調教師は「牧場でも乗ってもらって、トレセンに帰厩してから、すぐ使えそうな状態だったし、元気いっぱいです」と説明。2000mは昨年2月の早春賞(3着)以来となるが、同師は「折り合いをうまくつけられるかがカギですが、JRA相手の交流戦ならペースも流れるだろうし、この馬のリズムでゆったり運んで、しまいを生かすような形なら」。激流になれば、持ち前の末脚を発揮して上位食い込みを狙う。

(スポーツ報知・松井中央)

アイブランコ

牡7 浦和 鹿沼良和厩舎 通算47戦3勝

父:ケープブランコ
母:クリスコンフリクト
母の父:シンボリクリスエス

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中央在籍時は息の長い末脚を武器に芝ダートの二刀流で活躍。1月の招福S(中山ダート1800m)2着後、南関へ移籍した。移籍3戦目の前々走、東京記念で3着に入り、前走は今回と同じ浦和2000mで行われた埼玉新聞栄冠賞で5着。「いい所につけられたが、左回りは右回りよりも動きが良くなかった」と鹿沼良和調教師は振り返った。ここは相手がさらに強化されるが、「浦和で使ったのが初めてだったせいか、前走はイレ込んだ。今度は工夫してやる」と前進の余地も十分に残している。「チャンスがあるとすればハイペースになった時かな」と鹿沼師は続けた。自分のスタイルに徹して出番を待つ。

(スポーツニッポン・大澤太久)

注記

当ページは、11月15日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。