注目馬情報 Attention

ウィリアムバローズ

牡6 JRA 上村洋行厩舎 通算19戦8勝

父:ミッキーアイル
母:ダイアナバローズ
母の父:シンボリクリスエス

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オープン入り後は(4.3.1.2)。今年は1月の東海Sで重賞初制覇を飾ったほか、前走の日本テレビ盃ではウシュバテソーロやメイショウハリオなどを完封。まさに充実一途を辿っている。GI/JpnI初挑戦となったかしわ記念では6着に敗れたものの、自信と弾みをつけて臨む今回は違う結果を得られそうだ。戦績を見ての通り、好走している時はハナか2番手がほとんど。自分の得意パターンでマイペースならまず崩れることはない。ただダートでの2000mは未経験。そこが課題になりそうだが、上村調教師は「小回りの分、対応してくれないかと思っている」とコメント。大きな割引は必要ないだろう。この中間も坂路とコースを併用して、いつも通りの調整。仕上がりも問題ない。

(競馬ブック・広瀬健太)

ウィルソンテソーロ

牡5 JRA 小手川準厩舎 通算18戦7勝

父:キタサンブラック
母:チェストケローズ
母の父:Uncle Mo

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昨年9月の白山大賞典(JpnIII)以来、勝ち星から見放されているが、チャンピオンズC(GI)や東京大賞典(GI)、帝王賞(JpnI)でいずれも2着に好走し、実力は折り紙付き。前走では韓国へ遠征し、コリアC(GIII)に挑んだが、呉越同舟したクラウンプライドに5馬身遅れを取る2着に敗れた。レースぶりに関し、小手川調教師は「強い相手にスムーズな競馬をされて負けてしまったけど、こちらも強い競馬はして、力は見せました」と語る。帰国後は競馬学校での着地検疫、チェスナットファームでの3週間の検査を受け、ここに挑む。先出の小手川調教師は「検査が開けてすぐの帰厩になりますが、牧場でも厩舎でもケアが出来ており、良い状態で臨めそうです」と力強く語った。

過去3走の競走成績

(平松 さとし)

メイショウハリオ

牡7 JRA 岡田稲男厩舎 通算26戦9勝

父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母の父:マンハッタンカフェ

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21年みやこS、22年マーチSを勝ち、その年の帝王賞で初めてJpnIを制覇。続くレースでも上位争いを続け、力をつけてきた。そして23年のかしわ記念、帝王賞を連覇。今年緒戦はサウジカップへの挑戦を選択したが、出走取消に。久々の実戦となった帝王賞は9着に敗れた。調整の難しさや年齢によるズブさが出て、終いの伸びを欠いてしまったか。もともと後方から押し上げるレースをしていた馬だが、立て直した日本テレビ盃では好位で運ぶ形。やはりラストは少し甘くなったが、3着に粘り込んだ。前めで運べたことは、今回にもつながるはず。初めての舞台になるが、右回り2000mには良績が十分あり、こなせそう。間隔を詰めて、ひと押し利けば。

(研究ニュース・森田美菜)

ノットゥルノ

牡5 JRA 音無秀孝厩舎 通算21戦5勝

父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:Unbridled's Song

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前走の帝王賞は見せ場なく7着。得意としている大井2000mで、デキも良かっただけに案外で、時計的にも力を出せていないのは明らか。ちょっと気ムラな面があるようだ。その後は休養を挟み、JBCクラシックへ向けて調整が進められてきたが、夏負けの影響で前哨戦を使えず、ぶっつけでの臨戦となる。プールを併用して調整されている点もこれまでにはない過程だけに気になるが、帰厩後は至って順調。10月23日の栗東CWでは併走相手を瞬く間に突き放し、6ハロンの78秒5は堂々の自己ベスト。今回もいい状態で本番を迎えられそう。佐賀2000mは4走前に59キロで圧勝した佐賀記念と同じ舞台。コース替わりに不安はない。力を出し切れさえすれば。

(競馬ブック・坂井直樹)

キリンジ

牡4 兵庫 新子雅司厩舎 通算16戦3勝

父:キズナ
母:タイムピース
母の父:ルーラーシップ

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兵庫へ転入後からは3戦して1勝、3着2回。成績だけで言えば、決して悪くはないのだが、JRA在籍時の交流グレード戦好走実績からすれば、やはり物足りなさを覚える。現状の走り振りについて、管理される新子雅司調教師は「乗り手に反抗する面があり、レースでもその部分が影響してしまっている」と談。なかなか難しい気性のようだが、陣営も今回の中間調整からひと工夫。「この中間からは普段から遊ばせないように攻め強化、ガチガチに仕上げる調整方法に切り替えている」と師も今回の変わり身に賭ける意気込みは相当な物。JBC競走についても新子師は「これまで様々な状況で競馬をしてきていますが、佐賀の競馬は内を開けて走るので、馬群がバラけやすいですし、道中でブレーキかからず走れることは、この馬にはプラス材料だと思います。力さえ発揮できれば、ここでも遜色はないはずです」とコメント。今度こそ能力フルに発揮となるか、注目したい。

(中司 匡洋)

ヒロイックテイル

セン7 高知 田中守厩舎 通算28戦6勝

父:スクリーンヒーロー
母:パーソナルレジェンド
母の父:Awesome Again

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JRA所属時にはダート中、長距離戦で5勝をマークした猛者。転入後の3戦は全て遠征競馬を敢行し、初戦となった5月の名古屋グランプリで低評価を覆す2着と激走すると、次走の帝王賞こそ11着に沈んだものの、前走のイヌワシ賞では早目先頭から馬なりでレコード勝ちと再び強さを見せている。同レースには重賞6勝を誇るガルボマンボも高知から遠征していたが、馬体減もあり本調子には映らなかったとはいえ大きく離された3着。同馬との比較上、ヒロイックテイルが今後、仮に大晦日の高知県知事賞に照準を合わせてくるとすれば人気を集めるのは間違いないだろう。今回はさすがに強力メンバーが相手となるが、何とか存在感は示しておきたい。

(風間 恒一)

注記

当ページは、10月30日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。