予想情報 Prediction

レースの見どころ

JBCレディスクラシックの行方を占ううえでも重要な一戦であるが、21年の優勝馬マルシュロレーヌのように海外に目を向けた馬が参戦するケースも。今年は一線級で活躍してきた馬がおらず、新興勢力である4歳馬オーサムリザルト、サーマルソアリングの争いが中心と見る。オーサムリザルトは前走エンプレス杯で年長馬の有力どころをまとめて斥け、世代交代を予感させる活躍を見せている。対するサーマルソアリングもダートではまだ4着以下に沈んだ経験がなく、底を見せていない。虎視眈々と復権の機を窺うデリカダも怖い存在で、中央勢は強力。地元勢や、南関東から参戦したドライゼはどこまで食い下がれるか。

本命

  • 811オーサムリザルト

CHECK!

骨折による長期離脱などの影響もあり、まだキャリア6戦の身であるが、それは大きな伸びしろが見込めることの裏づけでもある。前走エンプレス杯では昨年のJBCレディスクラシックの1~3着馬(アイコンテーラー、グランブリッジ、アーテルアストレア)をまとめて斥け、デビュー戦から無傷の6連勝を達成。牝馬ダート界に新星誕生を予感させる快進撃を見せている。そのエンプレス杯でナイターを経験している点は心強く、門別2000mへの対応も問題にしないだろう。重賞連勝で更なる高みへ。

対抗

  • 44サーマルソアリング

CHECK!

昨夏にダート路線へ目先を替えられると、3連勝であっという間にオープン入り。休養を挟んで臨んだ総武Sで2着に好走し、力のあるところを見せた。前走の兵庫女王盃は食い足りない内容だが、立ち回りの巧さ、小回り適性の差が出た格好と見ていいだろう。広い門別コースに替わるなら、本領発揮の可能性が十分にあろう。初ナイターが鍵になりそうだが、落ち着いて臨めるようなら問題はない。札幌ダートで行った追い切りでは力感十分の走りを見せており、久々の実戦でも力を発揮できる態勢にある。

単穴

  • 68デリカダ

CHECK!

デビューから3連勝で伏竜Sを勝利。この時の2、3着馬は、のちにジャパンダートダービーで1、2着に好走するノットゥルノ、ペイシャエスであるから、この馬のポテンシャルも相当に高い。屈腱炎からの復帰後は14着、6着、11着と物足りないが、前々走の総武Sで見せた力強い末脚からは復調気配が感じられた。今回は手頃な頭数で隊列がばらけそうな分、自分のリズムに持ち込みやすいはず。本来の力を存分に発揮できれば、復活Vがあっても不思議はない。

連穴

  • 67メイドイットマム
  • 11シダー
  • 710サンオークレア

CHECK!

メイドイットマムは南関東在籍時に東京2歳優駿牝馬、浦和桜花賞、ロジータ記念の重賞3勝をはじめ、関東オークス4着など、数々の実績を重ねてきた。このレースを目標にデビューの地である門別に戻ってきており、休み明けを叩かれつつ順調に調子を上げている。中央勢に割って入るとすれば、この馬か。シダーはオープン入りを果たしたばかりの身だが、脚部不安からの復活を果たした勢いを評価したい。ポプラSからの臨戦は、昨年の3着馬カラフルキューブと同様。この馬にもチャンスがあっていい。サンオークレアは門別再転入後、重賞で1着、2着と連続好走。南関東在籍時は2000m戦を主戦場にしていただけに、距離延長で更にパフォーマンスレベルを上げてきそうだ。

提供 競馬ブック 岡田 紘幸

注記

当ページの情報は、8月26日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。