注目馬情報 Attention

オーサムリザルト

牝4 JRA 池江泰寿厩舎 通算6戦6勝

父:Justify
母:Blossomed
母の父:Deputy Minister

CHECK!

デビュー勝ちした後に骨折して半年ほど休養したが、2戦目も完勝。それ以降も体質を考慮して大事に使われているが、2勝クラス、3勝クラスも難なく突破。オープン初挑戦となったアルデバランSは着差以上の強さで重賞の上位常連だったハピを斥けた。エンプレス杯は実力馬グランブリッジに競り勝ち、無傷の6連勝で重賞制覇を達成。ビッグタイトルはこれからだが、牝馬の頂点を狙える存在となった。まだテンションが上がりやすいが、レースでは操作性が良く、砂を被っても気にしないので自在な立ち回りができる。栗東で乗り込んでから札幌に移動したが、仕上がりに関しても不安なし。ナイターも前走で克服済み。まだ良くなる余地があるだけにどんなレースができるか楽しみ。

(競馬ブック・牟田雅直)

サーマルソアリング

牝4 JRA 藤原英昭厩舎 通算12戦4勝

父:ドゥラメンテ
母:トータルヒート
母の父:Street Cry

CHECK!

昨年7月にダートへ転向。2着に2秒2もの差をつける圧倒的なレースを見せ、瞬く間にオープンまで駆け上がった。牡馬相手となった総武Sは2着、続く兵庫女王盃は3着。少し離されてしまった前走が物足りないが、敗因は初めての小回りか。フットワークが大きい馬だけに、少し走りづらかったという可能性が考えられる。とはいえ、まだ4歳で成長している最中。キャリアを積んでいけばもっと強くなるだろう。この中間は函館で調整。エルムSへの出走が叶わずこちらに回ることになったが、調整は順調。気性的に久々も苦にしない。コーナーが緩やかになる門別のコース形態も望むところ。自分のリズムで運べれば結果はついてくるはず。

(競馬ブック・広瀬健太)

シダー

牝5 JRA 本田優厩舎 通算21戦4勝

父:ホッコータルマエ
母:コウエイテンプウ
母の父:デヒア

CHECK!

21戦すべてがダート。阪神1400mでデビュー勝ちを収め、同距離の中京で1勝クラスを勝った。続く2勝クラスは小倉1700mで勝利。3勝クラスでは長く上位争いを続け、長休明け2戦目のポプラSを制してオープン入りした。今回は昇級戦に加えて間隔が短くなるが、本田師はこの中間について「前走で勝った後からずっと函館で調整していて順調だよ」と述べた。門別の舞台は初めてでやってみないと分からないが、「距離は大丈夫」と師。2100mでは好走した経験があり、前走からの距離延長はこなせそう。揉まれ弱さはあるものの、スムーズに先行して運べれば、ラストまでいい脚を使える。馬場を問わず走れるのもいい。古馬重賞初挑戦でも、そう差はない。

(研究ニュース・森田美菜)

デリカダ

牝5 JRA 吉田直弘厩舎 通算6戦3勝

父:パイロ
母:ブロンクスシルバー
母の父:クロフネ

CHECK!

デビュー戦、2戦目とのちの重賞勝ち馬相手に快勝。続く伏竜Sでもノットゥルノやペイシャエスらハイレベルなメンバーを相手に追い比べを制して3連勝と素質は間違いなく重賞レベルにある馬。その後に屈腱炎で2年近く休んだ分、復帰後3走は結果を出せないでいるが、前々走は出遅れて後方からになりながらも終いに脚を見せて復調気配の窺える内容だったし、前走は自分の競馬はできたが、先行馬総崩れの厳しい流れに巻き込まれてしまったもの。マイペースで運べていればまた違ったはずだし、牝馬の割に馬格があって地方の力のいるダートも合いそう。牝馬限定戦なら地力も上位なだけに、すんなり先行できれば一変があってもおかしくない。

(競馬ブック・三浦幸太郎)

サンオークレア

牝5 北海道 五十嵐冬樹厩舎 通算27戦12勝

父:バンブーエール
母:デンジャーマネー
母の父:マンハッタンカフェ

CHECK!

JRA未勝利から一昨年、北海道に移籍すると、JRA未勝利交流を含む4勝を挙げた。南関東に移籍後も7勝し、B1まで出世したが、今春に北海道へ再転入してきた。その初戦となるヒダカソウカップで、ロングスパートから後続を3馬身突き放し、重賞初制覇を飾ると、ノースクイーンカップでも2着に健闘。今季は充実期を迎えた。「ビューチフルドリーマーカップと迷いましたが、輸送を考えずに調整ができる地元の大一番を目指すことになりました。長く良い脚が使えるのが、サンオークレアの最大の武器です。JRA勢は強力ですが、地元代表として恥じない結果を出せるよう頑張ります」と、五十嵐冬樹調教師。15日に3F39秒1-1F13秒5、20日は3F44秒4-1F14秒4と、余力ある中でもしっかりと坂路を駆け上がっていた。

(古谷 剛彦)

エナハツホ

牝5 JRA 吉田直弘厩舎 通算19戦4勝

父:トビーズコーナー
母:タイセイゴディス
母の父:ステイゴールド

CHECK!

オープンに入ってからは苦しんでいるエナハツホだが、昨年に3連勝した時の内容が優秀。1勝クラス勝ちは前が有利な流れを後方2番手追走。4角で大外を回るロスがありながら、直線だけで前を捉えた。続く2勝クラスは途中で動いて直線早め先頭で押し切り。3勝クラスではコース替わりで一転、中団のインを追走して直線は外から上がり3ハロン最速の脚を使った。この3戦すべてで内容は異なるが、どれも心肺能力の高さとパワーがあってこその芸当。それ故に地方のタフな馬場に替わるのは歓迎と言える。ただ、脚質的に展開利が欲しいところ。もしくは自ら動いていく競馬ができれば変身があるかも。外めの枠を引けたならチャンスがあっていい。

(研究ニュース・小野颯真)

メイドイットマム

牝4 北海道 川島雅人厩舎 通算17戦5勝

父:ノヴェリスト
母:コマノスクアーロ
母の父:ゼンノロブロイ

CHECK!

北海道でデビュー勝ちを収め、2戦目でスペシャルエックスとクビ差2着の接戦を演じた。エーデルワイス賞JpnIIIで5着の後は南関東へ移籍し、東京2歳優駿牝馬を圧勝。3歳を迎え、浦和・桜花賞とロジータ記念を制覇。世代を代表する牝馬に成長した。今春、古巣の北海道に再転入して2戦を消化。「移籍後はノースクイーンカップからブリーダーズゴールドカップというローテーションを組んでいます。前走後はファンタストクラブで放牧調整され、最終調整を競馬場で行います」と、川島雅人調教師。2歳時は調教で目立たない存在だったが、年を重ねて坂路をしっかり駆け上がるようになってきた。川崎2100mでロジータ記念を快勝しているように、距離が延びればノースクイーンカップ以上のパフォーマンスを期待できる。JRA勢との対戦実績もあり、地方最先着は譲れないところ。

(古谷 剛彦)

ドライゼ

牝5 大井 真島大輔厩舎 通算15戦4勝

父:Gun Runner
母:ジュリエットシアトル
母の父:Seattle Fitz

CHECK!

JRAでデビュー2連勝し、関東オークスに駒を進めて5着。その後もキャリアを重ね、オープンまで出世した素質馬が、南関転入初戦に選んだのはスパーキングレディーカップJpnIIIだった。結果は7着だったが、真島大調教師は「1600mは忙しかった」と振り返る。23kg増の517kgだったことに関しては、「ビルドアップした結果」だと言う。レース後は、ここを目標に調整されてきた。トレーナー自ら跨がり、「一度使って、いいガス抜きができたようだ。リラックスして走れているし、力まずにギアチェンジできている」と、上昇の手応えを得ている。今度の舞台は門別2000m。JRAでの全4勝が1800mだったこともあり、「距離が延びるのはいい」と大歓迎。また、「鞍上は門別の石川倭。思い通りに調整はできたし、あとばリーディングジョッキーに任せる」と、手腕に期待している。

(スポーツ報知・志賀浩子)

注記

当ページは、8月22日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。