予想情報 Prediction

レースの見どころ

今年から新たに3歳限定戦へと生まれ変わった当レース。舞台はスピードだけでは乗り切れない門別1200メートルだ。3歳馬同士の一戦で、激しい展開も想定されるとなれば、実力以上に道中の位置取りや、経験値の差が結果を大きく左右するケースも考えておきたい。さて、メンバーに目を移すと、中央勢ではやはり、兵庫チャンピオンシップ1、2着のエートラックス、チカッパが有力だろう。対する地方勢では、道営3歳スプリント路線の二枚看板とも言える、ストリームとトラジロウに注目だ。地の利を存分に生かせる条件であることから、地元馬によるダートグレード制覇の可能性も十分に考えられる。

本命

  • 812ストリーム

CHECK!

2走前のグランシャリオ門別スプリントでは、斤量差があったとはいえ、昨年のこのレース3着の実績もあるスティールペガサスに競り勝っている。普段とは違うレース運びながら、中央馬相手に善戦した兵庫ジュニアグランプリの内容と合わせても、力関係は互角以上と見ていいだろう。前走の星雲賞こそ4着に敗れたが、これは2歳時のネクストスター門別でも見せた、道中で気を抜くような面が出てしまった影響が大きい。テンから気持ちを入れていく形なら能力全開が可能なはずだ。展開と好枠も味方に、勝ち負けに持ち込む。

対抗

  • 56エートラックス

CHECK!

前走の兵庫チャンピオンシップは、後続を寄せ付けず鮮やかに逃げ切った。門別と同じ砂の園田でダートグレードを制覇した実績は、一目置くべきものだろう。それ以前には2番手からの競馬にも対応できており、特に前半3ハロン34秒4のハイラップを刻みながら抜け出した、2走前のバイオレットSの内容を高評価したい。1200メートルへの距離短縮が課題になるタイプとは思えず、逃げ馬を内に見ながら運べる枠もベスト。中央勢のなかでは最有力の存在だろう。

単穴

  • 68トラジロウ

CHECK!

前走の星雲賞は、2番手から追われて抜群の伸びを見せ、後続に4馬身差をつける快勝を収めた。1分13秒3の時計も評価できるもので、本調子を取り戻しつつあることに加え、昨年からのレベルアップも裏付ける好内容と言える。シーズン緒戦こそ休み明けの影響もあって敗れたが、門別1200メートルは重賞3勝を挙げた絶好の舞台。決め手の鋭さはダートグレードでも十分に通用するだろう。持ち味をフルに生かせそうな展開面を加味すると、上位評価の2頭との逆転の余地もある。

連穴

  • 710チカッパ
  • 45エスカル
  • 22オスカーブレイン

CHECK!

兵庫チャンピオンシップでのチカッパは、出遅れて終始、外に馬を置く形。そのなかでもしっかり脚を伸ばしており、重賞級の力とメンタル面の強さが見えた。それ以前にも様々な戦法で上位争いに加わっていることから、激しい展開でも安定して力を発揮できるはずだ。柔軟性を評価したい。エスカルは古馬相手の3勝クラスを楽勝しており、実力は上位だろう。ただ、今回は内と外に速い先行馬がいる枠順が不安材料だ。スムーズに運べるかどうかが鍵になる。行き切ることができれば、粘り込みも可能だろう。オスカーブレインのスタートセンスと加速力は、中央馬との比較でも恐らく互角。同型は強力だが、スピードを生かし切る形なら見せ場以上も。

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注記

当ページの情報は、8月14日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。