予想情報 Prediction

レースの見どころ

2000年から舞台が盛岡2000mとなってから2015年大井・ユーロビートが地方唯一の優勝馬でありデータ上はJRA勢上位独占の場。4コーナー奥からのスタートで直線の坂を2度駆けのぼるコース形態、否が応にもスタミナの裏付けは必要だが展開の紛れは少なく、能力差がそのまま結果に出やすいレースでもある。またJRA勢のリピーターが多いのも特徴で今年はメイショウフンジンが唯一の参戦馬、今後のローテーションに必要な賞金加算を目論む新興勢力や実績のある地方選定馬など今年ほど力量差のないメンバーが揃ったのはなかなかないだけに激戦という表現がピッタリの一戦。

本命

  • 69クラウンプライド

CHECK!

前走の船橋・かしわ記念、1コーナーでペプチドナイルの内斜行で躓きレースにならず。これは参考外の一戦として見ていいだろう。それ以前はG1級のレースで好勝負を演じており実績は断然と言える立場ながら今回のハンデ57キロはいかにも恵まれた感がある。盛岡は一昨年のJBCクラシック2着以来、急きょ川田騎手から横山武騎手へとスイッチしたがこのコース形態を熟知している騎手だけにテン乗りでも問題はなさそう。理想は好位、それが叶う展開にもなりそうなここなら韓国コリアカップ以来のグレード制覇が目前。

対抗

  • 11メイショウフンジン

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昨年3着馬がリピーターとして2年連続の参戦。昨年のマーキュリーカップでは大外枠発走で序盤から少し脚を使いすぎたし、テリオスベルの早めのひとマクリにじっくり乗れなかったのは誤算だったが直線向いてからひと伸びしていただけに勿体ないレースだった事も確か。今年は逃げ馬には絶好の1枠でしかもがむしゃらに競るような馬はいない。無理なく先手は主張して理想的なラップは刻めそうだし昨年経験した2度の坂もクリアしている強みもある。今年は戴冠まであって不思議はないはず。

単穴

  • 813ビヨンドザファザー

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前走OPアハルテケSを勝ち上がったばかりだが、G2東海Sでもコンマ8秒差まで迫る切れ味を発揮。まだ底知れぬ才能を秘めていそうで未知の可能性に賭けてみる手はありそう。何より右回りに比べて左回りの実戦経験が豊富で結果もきっちり出している点に注目。直前追いの評価もJRA勢の中ではかなりポイントが高いだけにデキの良さで他馬を一蹴してくる可能性は十分にある。

連穴

  • 33テンカハル
  • 45ロードアヴニール
  • 711ギガキング
  • 46スワーヴアラミス

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テンカハルは前走惨敗もここに向けての調整プランは上々、毎回来てくれるたびに感じるが坂井瑠騎手の馬場を読む能力の高さはハンパではない。確実に馬のポテンシャルを発揮させるだけに兄であるポタジェとは違ったタイプだが今の盛岡コースはこの馬に合うかもしれない。ロードアヴニールは休み明けでも目下3連勝中でグレード参戦、中間の仕上がりも良好で直線の長い盛岡なら自身の決め手が通用してきそうな雰囲気。地方に目を向ければ盛岡との相性がいい船橋ギガキングが大一番に強い吉原騎手に託してきたのは何とも不気味。叩き3戦目の元中央9勝馬道営スワーヴアラミスは1F長い気はするが上がりかかれば妙味あり。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、7月14日(日)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。