JBCクラシックJpnI、チャンピオンズカップGI、東京大賞典GIへと続く下半期の古馬中距離路線を構成する。過去の勝ち馬では、2009年マコトスパルビエロ(JRA)が同年のJBCクラシックJpnIで、当時のダート最強馬ヴァーミリアンのアタマ差2着。23年ウィルソンテソーロ(JRA)は同年のチャンピオンズカップ、東京大賞典の両GIで2着と気を吐いた。盛岡は地方の競馬場としては高低差が大きいコースで、2000mは直線2度の坂越えがあるため、タフさが要求される舞台だ。(栗田 勇人)
- 実施日
- 2024/07/15(祝月)
- 競馬場
- 盛岡競馬場
- 距離
- ダート左回り 2000m
- 出走資格
- サラブレッド系3歳以上
- 1着賞金
- 3000万円
- 負担重量
- グレード別定(3歳50kg、4歳以上54kg、牝馬2kg減)
ただし下記①~③のとおり加増する(2歳時の成績を除く)
① 2024年7月10日まで、GI/JpnI競走1着馬5kg増、GII/JpnII競走1着馬3kg増、GIII/JpnIII競走1着馬1kg増
② ①の重量に加え、G/Jpn競走通算3勝以上馬は1kg増、さらに2勝ごとに1kg増
③ 負担重量の上限は3歳56kg、4歳以上60kg、牝馬2kg減
2023年 ウィルソンテソーロ 人気にこたえ4馬身差圧勝
2022年 バーデンヴァイラー 期待の血統が重賞初勝利
2021年 マスターフェンサー 力の要る馬場を克服し連覇達成
歴史
1997年の第1回から第3回までは水沢で実施。2000年からは盛岡に舞台を移し、15年ユーロビート(大井)が地方馬として2頭目の勝利で、吉原寛人騎手はダートグレード初優勝。17・18年と連覇したミツバ(JRA)は、10年カネヒキリ(JRA)との父子制覇を果たした。第2回を単勝1.1倍の断然人気で勝った岩手競馬生え抜きの名馬から『メイセイオペラ記念』のサブタイトルがついた。距離は第1回から2000mで固定されている。(栗田 勇人)
コース紹介
盛岡・左2000メートル
マーキュリーカップが行われる盛岡競馬場(左回り)のダート2000mは、4コーナーの奥からスタート。出走可能頭数は14頭で、ゴール前に備わる登り坂を2回越える設定だ。1周1600mのコースは広々として、ダートコースの内側に芝コースが備わる日本で唯一の形態。ダートコースの高低差が4.4mというのも日本の競馬場では有数の起伏で、3コーナーからの下り坂も勝負ポイントのひとつに数えられる。(浅野 靖典)
過去5年の競走成績
-
2023年 第27回
2023年7月17日(月)
盛岡 左2000m
天候:曇 馬場:重
1着 |
ウィルソンテソーロ |
02:01.8 |
1人気 |
2着 |
テリオスベル |
4 |
4人気 |
3着 |
メイショウフンジン |
3/4 |
3人気 |
-
2022年 第26回
2022年7月18日(月)
盛岡 左2000m
天候:曇 馬場:稍重
1着 |
バーデンヴァイラー | 2:02.5 | 2人気 |
2着 |
テリオスベル | クビ | 7人気 |
3着 |
ヴァケーション | 6 | 10人気 |
-
2021年 第25回
2021年7月20日(火)
盛岡 左2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
マスターフェンサー | 2:05.7 | 4人気 |
2着 |
バンクオブクラウズ | 2 | 1人気 |
3着 |
ヒストリーメイカー | 10 | 2人気 |
-
2020年 第24回
2020年7月21日(火)
盛岡 左2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
マスターフェンサー | 2:03.0 | 1人気 |
2着 |
デルマルーヴル | 1 1/2 | 3人気 |
3着 |
ランガディア | 5 | 6人気 |
-
2019年 第23回
2019年7月15日(月)
盛岡 左2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
グリム | 2:03.2 | 1人気 |
2着 |
ノーブルサターン | 2 | 4人気 |
3着 |
テルペリオン | 3/4 | 3人気 |
アクセス
- 開催場所
- 盛岡競馬場(岩手県盛岡市新庄字上八木田10)
- 公共交通機関
- JR「盛岡駅」(岩手競馬開催時のみ)
⇒無料バス:バスターミナル8番のりば乗車
時刻表はこちら
- 車・タクシー
- 「いわて花巻空港」から約50分
東北新幹線「盛岡駅」から約30分
東北自動車道「盛岡南I.C.」から約25分
- 駐車場
- 約3000台(無料)
- HP
- http://www.iwatekeiba.or.jp/s