予想情報 Prediction

レースの見どころ

現役最強クラスであるウシュバテソーロ、レモンポップの名前がないのは少々淋しいが、裏を返せば絶対的な存在が見当たらず、混戦模様を呈しているということ。どの馬からでも狙える非常に楽しみなカードとなった。最大の注目は前人未到、帝王賞3連覇を目指すメイショウハリオの動向。ただ、サウジカップを取り消した後、今年初めてのレースとなり、仕上がり面に不安を残している様子。他のJRA勢、地方勢にも有力馬が目白押しとなれば一筋縄では収まらないだろう。上半期の古馬ダート王者決定戦に相応しい激戦が展開される。

本命

  • 68ウィルソンテソーロ

CHECK!

一昨年は2着、昨年は2・3着と前走でドバイワールドカップを経験してきた馬が、帝王賞でも好走する傾向が近年、強くなっている。昨年はチャンピオンズカップ、東京大賞典を2着。勝ち馬がレモンポップ、ウシュバテソーロだったことを考えると、両横綱不在のメンバー構成なら実力最上位と判断していいだろう。鞍上にはこれまで3戦タッグを組んで3勝と相性抜群の川田騎手を配してきた。悲願の最高グレードレース初制覇に向けて、盤石の布陣を敷いて臨む。

対抗

  • 57セラフィックコール

CHECK!

2019年~21年は優勝を成し遂げ、昨年はクラウンプライドがハナ差の2着。少ない出走頭数でも大活躍しているのが4歳馬。GⅠ初挑戦だったチャンピオンズカップ、前残りの馬場に泣いた川崎記念を除けば6戦6勝。ここで大仕事をやってのけても驚くことはない。今回は乗り替わりとなるが、JRA1勝クラス、八王子特別で同馬を勝利に導いたダミアン・レーン騎手とコンビを組めることは幸運と言えよう。その爆発的な末脚を広い大井コースで全開させる。

単穴

  • 22ライトウォーリア

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7歳にして初めてのビッグタイトル・川崎記念制覇はお見事としか言いようがない。報知オールスターカップに続いての重賞勝ちとなり、ここに来てワンランク成長している印象を受ける。昨年の帝王賞は6着に終わったが、ノットゥルノに先着。当時の2~5着馬は出走しておらず、ひと皮剥けた今年は上位に絡んできても不思議はない。2番枠なら労せずして逃げられそうだし、名手・吉原騎手が絶妙なペース配分で道中をやり過ごせばJpnⅠ連勝の目も生まれてくる。

連穴

  • 45ノットゥルノ
  • 11グランブリッジ
  • 44サヨノネイチヤ
  • 813ヒロイックテイル

CHECK!

佐賀記念、名古屋グランプリの勝ちっぷりを見るにつけ、やはりノットゥルノは右回りコースの方が断然、向いている。大井2000mでは最高グレードレースを3連対。引き続き目が離せない。グランブリッジは重賞競走で通算11連対。55kgの斤量なら牡馬相手でもヒケを取らない。コース相性が良く絶好の1番枠、人気の盲点になるようなら狙い目十分だ。大井記念からの参戦組は過去10年1頭も馬券に絡んでいないが、今年のサヨノネイチヤはデビューから14戦12勝、2着2回という規格外の大物。ジンクスを打ち破るシーンもあり得る。兄、姉に南関東でダートグレード競走を勝ったローマンレジェンド、ミラクルレジェンドがいるのがヒロイックテイル。縁のある血統馬をヒモ穴としてマーク。

提供 競馬ブック 善林 浩二

注記

当ページの情報は、6月25日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。