予想情報 Prediction

レースの見どころ

2012年にアスカリーブルが優勝して以来、ここ11年連続して中央馬が優勝している。あのスピーディキックでさえ3着に敗れているのだが、その間も2着には14年トーコーニーケ(兵庫)、16年ミスミランダー(船橋)、20年アクアリーブル(船橋)、21年ケラススヴィア(浦和)の4頭が入っている。今年も中央のアンデスビエント、クリスマスパレード、イゾラフェリーチェ、メイショウヨシノの4頭が有力ではあるが、東京2歳優駿牝馬優勝のローリエフレイバー、桜花賞馬プリンセスアリー、ローレル賞優勝のミスカッレーラ、高知から参戦の牝馬重賞2勝のグラインドアウトにもチャンスはある。

本命

  • 79クリスマスパレード

CHECK!

新馬戦は外から2番手につけ、早めに先頭に並び掛けて直線抜け出す強い内容。次走は7頭立てと少頭数になったが、新馬戦同様先行策から直線先頭に立ち、外から並び掛けられるとそこから更に伸びて2連勝を決めた。重賞挑戦のフローラSは大外枠から位置を取るために仕掛けていった分前半折り合いを欠き、ゴール前にそれが響いて粘れず4着。課題は初めてのダートと道中の折り合いということになる。母は船橋在籍時に4勝を挙げており、父もダートで活躍馬を輩出している。外目の枠なので揉まれる心配はなく、すんなりスタートを決めて好位の外につけられれば折り合いも問題ないはず。牡馬相手に1勝クラスを勝っていることからも潜在能力は高い。

対抗

  • 66アンデスビエント

CHECK!

何と言ってもその血統が魅力。母アンデスクイーンは関東オークスと同舞台のエンプレス杯を制し、他にもブリーダーズゴールドカップとレディスプレリュードを制している名牝。母は本格化したのは5歳だったがこちらはかなり早い時期から活躍し、ダートの1800m戦で2勝。母は差し馬だったがこちらは逃げ馬。この先行力は川崎2100mという舞台には合うが、内枠にイゾラフェリーチェがいるのが気になるところ。逃げられなかった場合脆さを出してしまう可能性はあるが、素質高く逃げ切りまでありそう。

単穴

  • 22メイショウヨシノ

CHECK!

新馬戦は出遅れて流れに乗れず、直線だけの競馬で6着。次走の未勝利戦ではスタートを決めて好位の内々で折り合いをつけ、直線内を突いたが開かず、外に持ち出すロスがありながらも差し切って見せた。1勝クラスでも好位の内々で砂を被っていたが全く怯むそぶりも見せず、直線は馬群を割ってゴール前きっちりと差し切った。揉まれ強さがあるのは大きいし、決め手もある。距離は未知数だが、ダノンレジェンド産駒はかなり距離はこなすので問題はなさそう。

連穴

  • 33イゾラフェリーチェ
  • 67ローリエフレイバー
  • 810ミスカッレーラ
  • 55プリンセスアリー

CHECK!

イゾラフェリーチェはエフフォーリアの半妹と血統的な魅力があり、川崎2100m向きの先行力を持ち合わせている。血統的に距離延長は望むところ、同型馬との兼ね合いが鍵を握りそう。ローリエフレイバーは東京プリンセス賞では2着に敗れたが、ペースほど楽な競馬ではなかったし、あの渋太さは高く評価できる。ミスカッレーラは東京プリンセス賞では見せ場までで伸び切れなかったが、素質的にはここで通用するもの。軽視は禁物だ。プリンセスアリーは初コースでどうかと思われた東京プリンセス賞で、厳しい立ち回りの中最後は鋭い伸びを見せて3着に。あれがいい経験になったはずで、今回のレースに生きてくる。

提供 勝馬 山形宗久

注記

当ページの情報は、6月11日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。