古くから南関東三冠を占う一戦として定着していたが、新たな3歳ダート三冠競走でも前哨戦のひとつとして、中央と交流のJpnIIとなった。地方馬は上位2頭、中央馬は5着以内の上位2頭に一冠目の大井・羽田盃JpnIへの優先出走権が付与される。大井競馬はこの開催からトゥインクル開催となるため、中央馬にとってはナイター経験を積む場ともいえそうだ。(栗田 勇人)
1978年の第1回を勝ったハツシバオー(大井)や、83年サンオーイ(大井)、86年ハナキオー(大井)、2001年トーシンブリザード(船橋)は南関東三冠馬になり、89年ロジータ(川崎)は浦和・桜花賞から三冠を勝利。当レース創設後の三冠馬6頭中5頭がこのレースを勝っている。23年度(24年)からJpnIIのダートグレード競走となった。なお大井1700mの重賞は、近年ではこの京浜盃のみ行われている。(栗田 勇人)
大井1700mはゴール手前100mからスタート。1コーナーまでの距離が短いため、基本的には内枠に入った逃げ馬か好位差しタイプが有利。ゴールまでの直線が386mと長い外回りコースだが、力のある馬でないと追い込みは届かない。(栗田 勇人)