新・名古屋競馬場の2000mで争われるグレード別定戦。グレード実績馬は重量を課されるため、同時期に実施される定量のダイオライト記念JpnIIに回ることが多い。3歳以降にGI/JpnIを制していた馬では、11年に59kgで出走したエスポワールシチー(JRA・1着)が最後。当レースを勝ったあと年内にGI/JpnI初制覇を果たしたのが、過去10回で13年ホッコータルマエ、16年アウォーディー、17年ケイティブレイブ(いずれもJRA)の3頭がおり、出世レースといえる。(栗田 勇人)
- 実施日
- 2023年3月16日(木)
- 競馬場
- 名古屋競馬場
- 距離
- ダート右回り 2000m
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上
- 1着賞金
- 2500万円
- 負担重量
-
グレード別定(基準重量54kg、牝馬2kg減)
ただし下記①~③のとおり加増する(2歳時の成績を除く)
① 2023年3月11日まで、GI/JpnI競走1着馬5kg増、GII/JpnII競走1着馬3kg増、 GIII/JpnIII競走1着馬1kg増
② ①の重量に加え、G/Jpn競走通算3勝以上馬は1kg増、さらに2勝ごとに1kg増
③ 負担重量の上限は60kg、牝馬58kg
2022年 クリンチャー ゴール前一気の脚で差し切る
2021年 クリンチャー 余裕の連勝で目標は帝王賞
2020年 ロードゴラッソ 惜敗続きも久々のタイトル
歴史
1977年に創設された伝統の中距離重賞。当初は12月に実施されていたが、89年に3月へ移設。96年からJRAとのダート交流重賞となり、98年にGIIIに格付けされた。距離は第1回から1900mで行われてきたが、名古屋競馬場の移転により23年から2000mとなった。地方馬にとっての前哨戦は2月の梅見月杯で、03年マルカセンリョウ(愛知)は梅見月杯から連勝で制した。04年以降の勝ち馬はすべてJRA勢となっている。(栗田 勇人)
コース紹介
名古屋・右2000メートル
新・名古屋競馬場で実施される2023年からは2000mが舞台で、向正面の入口からスタートする。3コーナーはカーブがゆるく、4コーナーはそれよりも急な「スパイラルカーブ」。ただし、1~2コーナーはトレーニングセンターだった当時のコースをそのまま使っているため、普通の円形(半円)になっている。1周の距離は1180mで、旧競馬場よりも直線が長くなり、ゴールまでは約240m。これまでより迫力がある追い比べが展開されることになるだろう。(栗田 勇人)
過去5年の競走成績
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2022年 第45回
2022年3月10日(木)
名古屋 右1900m
天候:晴 馬場:良
1着 |
クリンチャー | 2:03.4 | 1人気 |
2着 |
ケイアイパープル | アタマ | 2人気 |
3着 |
ジンギ | 4 | 5人気 |
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2021年 第44回
2021年3月11日(木)
名古屋 右1900m
天候:晴 馬場:良
1着 |
クリンチャー | 2:00.0 | 1人気 |
2着 |
バンクオブクラウズ | 3 | 4人気 |
3着 |
ロードブレス | 1 | 2人気 |
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2020年 第43回
2020年3月12日(木)
名古屋 右1900m
天候:晴 馬場:重
1着 |
ロードゴラッソ | 2:02.0 | 4人気 |
2着 |
アングライフェン | 1 1/2 | 2人気 |
3着 |
ナムラカメタロー | 1/2 | 1人気 |
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2019年 第42回
2019年3月14日(木)
名古屋 右1900m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
グリム | 2:02.1 | 1人気 |
2着 |
ヒラボクラターシュ | 1 1/2 | 2人気 |
3着 |
アナザートゥルース | 2 | 4人気 |
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2018年 第41回
2018年3月29日(木)
名古屋 右1900m
天候:晴 馬場:良
1着 |
サンライズソア | 2:02.4 | 1人気 |
2着 |
ミツバ | 1/2 | 2人気 |
3着 |
キーグラウンド | 3/4 | 6人気 |
アクセス
- 開催場所
- 名古屋競馬場(愛知県弥富市駒野町1-1)
- 公共交通機関
- 近鉄蟹江駅、近鉄/JR弥富駅
⇒車・タクシー:約20分
- 車・タクシー
- 伊勢湾岸自動車道 湾岸弥富I.C.から約2㎞
伊勢湾岸自動車道 弥富木曽岬I.C.から約3㎞
- 駐車場
- 第1駐車場:571台(無料)
第2駐車場:1429台(無料)
- HP
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