注目馬情報 Attention

シャマル

牡4 JRA 松下武士厩舎 通算13戦7勝

父:スマートファルコン
母:ネイティヴコード
母の父:アグネスデジタル

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さらなる飛躍への足掛かりにしたい。初戦こそ12着に敗れたが、2戦目から3連勝。3勝クラスを3戦で卒業。素質の高さを示し、トントン拍子に出世。ここからがまた凄い。昇級初戦のJpnIII大井・東京スプリントではハナ差の接戦を制し、勝負強い走りを見せた。JpnII浦和・さきたま杯は3着も、佐賀・サマーチャンピオン、浦和・テレ玉杯オーバルスプリントのJpnIIIを連勝。JpnIのマイルチャンピオンシップ南部杯3着、距離延長したGIの中京・チャンピオンズカップでも5着と、柔軟性にも磨きがかかる。今の充実ぶりなら、重賞4勝目も十分だ。

イグナイター

牡4 兵庫 新子雅司厩舎 通算17戦8勝

父:エスポワールシチー
母:ビアンコ
母の父:ウォーニング

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兵庫のエースが堂々と迎え撃つ。今年の充実ぶりには目を見張るものがある。何と言っても高知・黒船賞→名古屋・かきつばた記念のJpnIII連続優勝はまさに見事だった。この秋はさらなる高みを目指すべく地方競馬の最高峰・JpnIの舞台へ挑戦。盛岡競馬場で行われたマイルチャンピオンシップ南部杯を4着、JBCスプリントでは5着。マイル、スプリントという違う舞台ながら掲示板を確保し、地方馬最先着。今や地方競馬の短距離界を背負って立つ存在と言っても過言ではない。57キロも背負いなれたもの。初の兵庫県勢制覇へ期待は集まる。

オーロラテソーロ

牡5 JRA 畠山吉宏厩舎 通算29戦7勝

父:Malibu Moon
母:For Passion
母の父:Not For Love

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これからの活躍に注目が集まる。地道にキャリアを積み上げ、3勝クラス卒業は昨年の6月。オープンでは苦戦が続いていたが同年末の阪神・りんくうSで待望の勝利。阪神のコーラルSで3着、天王山Sで2着と安定した走りを見せると、中京・松風月SでOPの2勝目。これが転機となり、今年8月のJpnIII盛岡・クラスターカップで重賞初制覇。JpnII大井・東京盃では一線級を相手に3着とするなど、確実に地力を強化。逃げ、差し自在の走りに磨きがかかる。ダートグレード競走では主役になりえる存在にまで成長。2つ目のタイトルを狙う。

過去3走の競走成績

ラプタス

セ6 JRA 松永昌博厩舎 通算23戦9勝

父:ディープブリランテ
母:エアラホーヤ
母の父:ボストンハーバー

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ダートグレード競走常連の力を示したい。今年の4戦はJRA、地方にとどまらず、韓国競馬へも遠征。初の海外輸送ながら2着と、さすがの精神力を見せた。これまでの戦歴からも分かるように、盛岡、名古屋、高知、園田、浦和、佐賀、大井など、全国各地の競馬で戦ってきた。舞台を問わず、力を出せるのは頼もしい。ここ園田でも20年、21年の兵庫ゴールドトロフィーに2年連続で参戦して、3、2着。あと一歩のところで勝利を逃しているが、コース相性自体は良好とみていいか。ハンデは59キロとなるが、これも過去に経験済み。三度目の正直といくか。

過去3走の競走成績

サクセスエナジー

牡8 JRA 北出成人厩舎 通算43戦13勝

父:キンシャサノキセキ
母:サクセスアイニー
母の父:ジャングルポケット

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得意舞台で輝きを取り戻す。同レースでは、18年に2着、20年には58.5キロというトップハンデを背負いながら、ハナ差の激闘を制した。全国を飛び回り、JpnIIで2勝、JpnIIIで4勝、GIや、JpnIは届かなかったが、この実績はかなりのもの。8歳となった今年は勝利はなく、厳しい戦いを強いられた。ただ、そんな状況下でも、前走の佐賀・サマーチャンピオンでは59キロというメンバートップの重量でも3着と、底力を示した。今年は過去2回より最も重い59キロでの参戦。こういう時こそ豊富なキャリアは生きてくる。古豪健在をアピールする。

イルティモーネ

セ9 兵庫 石橋満厩舎 通算88戦15勝

父:ドリームジャーニー
母:クロチェーラ
母の父:Running Stag

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思い出の舞台で躍動する。これまでの中で最も輝いたといえば19年の当レースだ。道悪の中を後方からデュープロセスに一気に迫ったあの末脚は今だファンの記憶に残っていることだろう。勝利にこそ届かなかったが、存分に力を示した一戦だった。あれから3年。岩手→笠松への移籍を経て、今年の6月に再び兵庫へ戻ってきた。9歳ということで、当初は思うような結果は残せなかった。だが、徐々に良化を示し、前走で待望の勝利。弾みはついた。ここを目標に調整され、状態面は良し。いい頃の感じが戻ってきた。復活させた豪脚で大暴れを狙う。

ハナブサ

牡5 兵庫 森澤友貴厩舎 通算26戦13勝

父:Night of Thunder
母:パルストリーナ
母の父:Medaglia d'Oro

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切れ味抜群の末脚で挑戦だ。眠っていた素質が兵庫で開花した。JRAでは未勝利に終わったが、転入初戦から2着に1秒9差をつける大差勝ち。3連勝で挑んだ初重賞の楠賞ではコンマ3秒差の3着と、能力の一端を示した。その後は自己条件を歩み、確実に地力を強化。そして、今年7月の金沢・金沢スプリントカップでは待ち望んだ重賞初制覇。ずっとタッグを組む鞍上の廣瀬にとっても格別な勝利だった。休み明けの2走は6、4着も、元来が叩き良化型。走り頃の3走目を迎え、重量の51キロも間違いなく好材料。大外強襲劇から目が離せない。

(桑原 勲)

注記

当ページは、12月16日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。