予想情報 Prediction

レースの見どころ

1980年から浦和2000mの重賞として行われ、今年で43回目を迎える。1996年の第17回からは交流重賞として行われ、その第17回はホクトベガが優勝している。JBC競走とチャンピオンズカップとの狭間ということで、最近は中央馬のレベルはあまり高くなく、地方馬にもかなりのチャンスがあるレース。事実2014年と2015年は地方馬のワン・ツーとなっているし、2017年と2021年の2着馬は地方所属馬となっている。また成長著しい3歳馬の活躍が多く、ここ10年では2016年のケイティブレイブ、2020年のダノンファラオが優勝し、2017年のヒガシウィルウィン、2018年のグリムが2着に入っている。また、交流重賞になってからは地元浦和から優勝馬が出ておらず、ランリョウオー、タービランスの2頭は悲願の地元馬の優勝に燃えている。

本命

  • 79タイセイドレフォン

CHECK!

デビュー3戦目で未勝利を脱し、次走も勝って挑んだヒヤシンスSでは11着に敗退。しかし、立て直して挑んだ鳳雛Sではハピの2着。その後古馬相手の2勝クラスを快勝し、1番人気に支持されたレパードSでは、カフジオクタゴンに競り負けたが、ハピの末脚は凌いで2着を確保。休み明けに加え、初めての古馬との重賞となったみやこSでは5着ではあったが、コンマ2秒差なら上々。小回りの浦和への対応が鍵を握るが、前々で流れに乗れる器用さがあり問題はないと思われる。今回は休み明けを叩いた上積みが見込め、別定戦で54キロと斤量面でも恵まれている。ここは重賞制覇のチャンスだ。

対抗

  • 66クリノドラゴン

CHECK!

未勝利を脱するのに9戦を要しており、重賞初挑戦となったシリウスSが26戦目ということで、徐々に力をつけてやっとここまで辿り着いてきた感じ。しかし、そのシリウスSでは直線前が開かず外に持ち出しての4着だったし、JBCクラシックでは差し馬には厳しい流れの中4着に善戦し、帝王賞馬メイショウハリオに先着と重賞で通用する力をつけている。小回りの浦和向きではないことは確かだが、鞍上の武豊騎手がうまくエスコートしてくれることを願う。

単穴

  • 810ランリョウオー

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2歳時にハイセイコー記念と全日本2歳優駿で2着があり、年明け初戦の雲取賞で重賞初制覇を果たし、京浜盃5着から挑んだ羽田盃では3着。たらればになるが、もし東京ダービーに出走していれば…、と思われる素質の持ち主。4歳になって本格化し大井記念、東京記念と重賞を連勝。浦和記念に向けて負けられないはずの埼玉新聞栄冠賞ではまさかの8着に敗れてしまったが、あれは休み明けの東京記念を勝った反動があったのかもしれない。その後はここに向けて乗り込みは十分、状態は前走以上で地元馬の悲願達成も夢ではない。

連穴

  • 44ケイアイパープル
  • 22ラーゴム
  • 67スワーヴアラミス
  • 55アイオライト

CHECK!

ケイアイパープルは佐賀記念を制し、前走白山大賞典も制していることから地方のダート適性が高い。前々で流れに乗れる器用さがあるので小回りにも対応できる。しかし、マーキュリーC4着の走りに不満が残り、左回りは割引が必要か?という疑問が残り△とした。ラーゴムは芝ではあるがきさらぎ賞を制している実力馬。ダート路線に変更してからは4戦1勝2着1回。白山大賞典で2着に善戦したことは評価でき、チャンスは十分ある。スワーヴアラミスは中央時に重賞3勝がある実力馬で、転入初戦のオープン特別を快勝して更に良化気配。ノンコノユメを再生した荒山厩舎所属ということで期待できる。アイオライトは実績的には見劣るが、メンバー的に単騎の逃げに持ち込めそう。人気馬達が好位で牽制し合っている隙をつければ逃げ切ることも可能だ。

提供 勝馬 山形宗久

注記

当ページの情報は、11月22日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。