予想情報 Prediction

レースの見どころ

11月3日に盛岡競馬場1800mで行われるJBCレディスクラシックの前哨戦として行われるレースで、1月のTCK女王盃、3月のエンプレス杯、4月のマリーンカップ、6月の関東オークス、7月のスパーキングレディーカップ、8月のブリーダーズゴールドカップと各地で行われた牝馬限定のダートグレード競走で活躍した馬達が集まってきた。過去10年の優勝馬は全て中央馬で、地方馬は2着に2頭。今年は中央馬5頭、南関東勢が6頭、ホッカイドウ競馬から1頭の計12頭で行われる。ダートグレード競走4連勝中の女王ショウナンナデシコが中心になりそうだが、これを破って新たなヒロイン登場となるのか注目の一戦だ。

本命

  • 22ショウナンナデシコ

CHECK!

昨年の秋頃から本格化し、重賞初挑戦となったTCK女王盃ではテオレーマの2着だったが、その着差はクビ差。次走エンプレス杯でサルサディオーネを破って重賞初制覇。マリーンカップでもサルサディオーネを破って2連勝、勢いそのままにかしわ記念では牡馬の一線級を破って3連勝。スパーキングレディーカップでは58キロを背負いながらもレディバグの追撃を振り切って4連勝を達成。距離は幅広くこなし、逃げ、先行、差しと自在の脚質でどんな流れにでも対応できる器用さを持ち合わせている。不安要素があるとすれば鉄砲(休み明け)実績がないとことくらい。叩き良化型なので、付け入る隙がないわけではない。

対抗

  • 33プリティーチャンス

CHECK!

昨年の秋にオープン入りしたが、その後は勝ち切れず前走のブリーダーズゴールドカップの2着が最高。勝ち味に遅いが、掲示板を外したのは牡馬相手の東海ステークスの6着のみで、牝馬限定戦ではブリーダーズゴールドカップが2着、クイーン賞が3着、エンプレス杯が5着。また牡馬相手のみやこステークスとアンタレスステークスで4着がありその底力は確か。近走はかなり道中置かれるようになっているので、直線が長い大井1800mという舞台は向くはず。ショウナンナデシコとは斤量差が2キロあり、展開さえ向けばチャンスはある。

単穴

  • 710レディバグ

CHECK!

2歳時に新馬戦を勝って、挑戦した兵庫ジュニアグランプリでいきなり2着に好走し、3歳オープンでは勝ち切れなかったが、牡馬相手に2着2回、3着1回と善戦。その後は古馬相手の条件戦を2連勝してオープン入り。オープンではさすがに結果を残せずにいたが、今年5月の栗東ステークスで鮮やかな追い込みを決めて勝利。マリーンカップではショウナンナデシコに大きく離された5着だったが、スパーキングレディーカップではクビ差の2着に好走と力をつけている。前走のサマーチャンピオンでは人気に応えられなかったが、あの走りを見る限り1400mの流れが忙しい印象を受けた。流れが緩くなる分追走が楽になり、大井1800mならこの馬の末脚を思う存分発揮できる。

連穴

  • 55テリオスベル
  • 67ダノンレジーナ
  • 44フラーレン
  • 811メモリーコウ

CHECK!

テリオスベルは3勝クラス、オープン特別と逃げ切り勝ちで2連勝し、後手に回ったマーキュリーカップでは、早め先頭から粘り込んで2着。ブリーダーズゴールドカップでも先手を取れなかったが渋太い走りを見せて3着と力をつけている。メンバー的に逃げが予想され、流れ次第では粘り込める。ダノンレジーナは、佐賀、園田、名古屋に遠征して牝馬重賞で3連勝。ダートグレードとなると20年のJBCレディスクラシックと21年のエンプレス杯の4着が最高。距離延長はプラスにはならないが、地方馬代表として頑張ってもらいたい。フラーレンは前走で3勝をクラスを卒業してオープン入り。半弟に今年の日本ダービー馬ドウデュースがいる血統で、そこに魅力を感じる。まだ経験が浅く良化の余地があり、ここに入ってどれくらいの走りができるか注目だ。メモリーコウの近走は物足りないが、実績的に見劣りはしない。この中間は意欲的に乗り込まれ、その動きは目立つ。まだ衰えは見られず穴で狙うならこの馬か。

提供 勝馬 山形 宗久

注記

当ページの情報は、10月5日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。