注目馬情報 Attention

ショウナンナデシコ

牝5 JRA 須貝尚介厩舎 通算22戦9勝

父:オルフェーヴル
母:ショウナンマオ
母の父:ダイワメジャー

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地方のダートグレード競走初参戦となったTCK女王盃JpnIIIでは直線で一旦先頭に立ちかけたものの、直線一気のテオレーマにクビ差2着。しかしその後は南関東のダートグレード競走で破竹の4連勝。中でも牡馬一線級相手のかしわ記念JpnIでは、1番枠からハナを取ると、ぴたりと2番手から3コーナーで並びかけてきたテイエムサウスダンを直線で振り切り、伸びてきた昨年の2着馬ソリストサンダーを1馬身半差で振り切っての完勝。3勝クラスを勝った昨年10月以降2着以内を外しておらず、現役のダート牝馬では敵なしといえる存在。今回、メンバー中最も重い別定57kgを背負うが、前走スパーキングレディーカップJpnIIIは58kgで制しており問題にならないだろう。

テリオスベル

牝5 JRA 田島俊明厩舎 通算25戦5勝

父:キズナ
母:アーリースプリング
母の父:クロフネ

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5歳になった今年、中山ダート1800mの3勝クラス(下総ステークス)、さらに東京ダート2100mのオープン(スレイプニルステークス)を、ともに単騎の逃げに持ち込んで後続を寄せ付けず連勝。未勝利勝ちは2番手からの抜け出しだったが、1勝クラス以降の4勝はすべて逃げ切りで、勝つか着外という極端な成績。地方初参戦となったマーキュリーカップJpnIIIはスタートで行き脚がつかず、先行勢総崩れの展開で3コーナー早め先頭に立ったものの、バーデンヴァイラーにとらえられて2着。雨の不良馬場だったブリーダーズゴールドカップJpnIIIでは5番手から追いかける形になって3着。とにかくマイペースの単騎逃げに持ち込めるかどうか。

レディバグ

牝4 JRA 北出成人厩舎 通算15戦4勝

父:ホッコータルマエ
母:フェバリットガール
母の父:ダンスインザダーク

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オープンに昇級しての地方参戦となった今年4月のマリーンカップJpnIIIでは、ショウナンナデシコ、サルサディオーネという快速2頭を3番手で追走して差のある5着に沈んだが、中京1400mで行われた栗東ステークスでは、ハイペースの前崩れの展開を、後方から直線一気を決めた。再びショウナンナデシコ、サルサディオーネとの対戦となったスパーキングレディーカップJpnIIIでは、今度は2頭を追いかけず中団に控えての追走。持ち味の末脚を生かす競馬で、勝ったショウナンナデシコにクビ差まで迫る見せ場をつくった。1800mの距離は3歳時の伏竜ステークスで経験(8着)したのみだが、大井コースの長い直線勝負の展開を期待。

フラーレン

牝5 JRA 牧田和弥厩舎 通算18戦4勝

父:Pioneerof the Nile
母:ダストアンドダイヤモンズ
母の父:Vindication

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デビューからダート1800m前後を中心に使われ、前走の3勝クラスでは水の浮く馬場でデビュー以降初めて逃げの手に出ると、道中きっちり12秒台前半のラップを刻んで後続を寄せ付けず逃げ切った。未勝利勝ちは京都だったが、その後の3勝はすべて中京ダート1800m。左回り【3-3-2-0】に対して、右回りは【1-1-0-8】という成績で、地方初遠征の今回、右回りの大井コースがどうか。半弟は日本ダービー馬ドウデュースだが、本馬の父は北米三冠馬アメリカンファラオを出したパイオニアオブザナイルで、母ダストアンドダイヤモンズは北米のダート重賞2勝というアメリカのダート血統。引き続きダート路線での活躍に期待だ。

過去3走の競走成績

  • 2022/09/19 中京 左1800mJRAアニバーサリーS

    1

  • 2022/04/30 福島 右1700m東北S

    4

  • 2022/03/19 中京 左1800m矢作川特別

    1

プリティーチャンス

牝5 JRA 野中賢二厩舎 通算18戦4勝

父:シンボリクリスエス
母:フューチャサンデー
母の父:サンデーサイレンス

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昨年9月に3勝クラスのダート戦を勝ち上がって以降、中央・地方のダートグレード競走を中心に出走。重賞初挑戦となった昨年のみやこステークスGIIIでは16頭立ての大外枠で後方からの追走となり、4コーナー10番手から上がり36秒1の末脚で4着と見せ場をつくった。4月のアンタレスステークスGIIIでも馬群に揉まれての追走となったが、勝ったオメガパフュームを追って伸びを見せ4着。牡馬一線級相手にも健闘の走りを見せている。雨で水の浮く不良馬場となった前走ブリーダーズゴールドカップJpnIIIでも、4コーナーでは先頭から5馬身ほども離れた位置から、勝ったグランブリッジにクビ差まで迫った。直線の長い大井コースならその末脚を生かせそう。

ダノンレジーナ

牝6 浦和 小久保智厩舎 通算33戦21勝

父:ダノンバラード
母:ダノンボンジュール
母の父:Shamardal

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中央1戦未勝利のあと、3歳時の佐賀から4歳春の浦和まで11連勝で注目となった。その4歳秋、ダートグレード競走初挑戦がJBCレディスクラシックJpnI(大井)で、地方最先着の4着と好走。その年末の東京シンデレラマイルで重賞初制覇を果たし、翌年5歳時に連覇。地方の牝馬ではトップクラスの能力を示した。6歳の今年はさらに充実を見せ、佐賀ヴィーナスカップ、園田・兵庫サマークイーン賞、名古屋・秋桜賞と、グランダム・ジャパン古馬シーズンを遠征で3連勝。「夏が暑かったので園田遠征ではだいぶ疲れていましたが、名古屋遠征で立て直したので、次はもっとよくなるでしょう」と、小久保智調教師はレディスプレリュードJpnIIに意欲を見せる。

ティーズハクア

牝3 船橋 山中尊徳厩舎 通算18戦3勝

父:タイセイレジェンド
母:ホワイトドレス
母の父:クロフネ

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デビューしたホッカイドウ競馬では1勝を挙げたのみだが、ブロッサムカップ(1700m)で3着に好走。船橋に移籍し、2勝を加えて臨んだ浦和・桜花賞(1600m)では、中団追走から4コーナーで前をとらえにかかったところで外に弾き飛ばされる場面があり、それでも直線では1番人気スピーディキックとの追い比べで2馬身差をつけられたものの、見せ場たっぷりの2着。2012年のJBCスプリントJpnI(川崎)を制したタイセイレジェンド産駒のワンツーでもあった。夏以降は2000m以上に距離を延ばして好走を見せ、川崎・戸塚記念(2100m)ではスピーディキックの4着。その距離経験を生かしてどこまで迫れるか。

(斎藤 修)

注記

当ページは、9月30日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。