注目馬情報 Attention

ダンシングプリンス

牡6 JRA 宮田敬介厩舎 通算13戦9勝

父:パドトロワ
母:リトルブレッシング
母の父:バブルガムフェロー

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日本馬の活躍に沸いたサウジカップデー。リヤドダートスプリント(サウジ・キングアブドゥルアジーズ1200m)に出走したダンシングプリンスも、見事な逃げ切り勝ちで初の海外遠征で重賞勝ちを果たした。脚元に問題があり、コンスタントにレースを使えていないが、これで京葉S(中山1200m)、カペラS(中山1200m)と3連勝。しかもカペラSでは2番手でレースを進めながら、直線で前を行くモズスーパーフレアを差し切るなど、逃げ一辺倒だった脚質にも幅が出てきている。昨年の北海道スプリントCは脚元の不安で回避しているが、今年はレースの主役を務めてくれるに違いない。

過去3走の競走成績

リュウノユキナ

牡7 JRA 小野次郎厩舎 通算43戦9勝

父:ヴァーミリアン
母:ネオカラー
母の父:クロフネ

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ダート短距離界を代表する安定勢力でもあり、これまでに東京スプリント(大井1200m)、クラスターC(盛岡1200m)と2つの交流重賞を優勝。その一方で通算成績における2着の回数(10回)が1着を上回っているように、勝ちきれないレースも多い。昨年の北海道スプリントCでは、先に抜け出したヒロシゲゴールドを捉えられずに2着に敗退。連覇をかけて出走した前走の東京スプリントは、内から抜け出したかのように見えたものの、シャマルにハナ差及ばず2着。勝ちきるためには展開の助けも必要となりそうだが、この条件のレースなら大崩れは無さそうだ。

過去3走の競走成績

スマートダンディー

牡8 JRA 石橋守厩舎 通算35戦10勝

父:エンパイアメーカー
母:スマートオーシャン
母の父:Mr. Greeley

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前走のコーラルS(阪神1400m)を優勝し、中央のダートオープンで5勝目をあげた。それにもかかわらず、中央の重賞では掲示板に乗ったのがカペラS(中山1200m)の5着が最高位と、まさに重賞の壁に阻まれている。交流重賞の出走は今回が初めて。ただ、カペラSから着用したブリンカーの効果は表れているようであり、前々走の千葉S(中山1200m)、コーラルSともに着差は僅差ながらも、勝ちきっている事実にそれが証明されている。初めての地方遠征、門別競馬場の砂質、そしてナイター開催と初物尽くしだが、それらの諸問題をクリアできたのなら、初重賞制覇の可能性はある。

過去3走の競走成績

ヒロシゲゴールド

牡7 JRA 北出成人厩舎 通算35戦7勝

父:サウスヴィグラス
母:エフテーストライク
母の父:ブラックタキシード

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昨年の北海道スプリントで、地方交流重賞初制覇。その後はクラスターC(盛岡1200m)で3着、マイルCS南部杯(門別1600m)でも2着と好調を維持し続けた。前走の東京スプリント(大井1200m)ではスタートのタイミングが合わず、後方10番手からのレースとなったものの、それでも6着までに盛り返している。ワンターンの競馬も合っているだけに、好走の条件となるのはスタートを決めて、好位でレースを進められるかとなりそう。今回は中央勢、地方勢を含めて、前で競馬をしたい馬が多くなったが、速い流れを追走していけたのならば連覇も見えてくる。

フジノパンサー

牡9 北海道 米川昇厩舎 通算70戦14勝

父:ベーカバド
母:キョウエイデビュー
母の父:サンデーサイレンス

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古豪健在とばかりに、前走のエトワール賞(門別1200m)では、2着のスティールペガサスに1馬身半差を付けて優勝。デビュー70戦目にして初めての重賞勝ちとなった。2歳からほぼ休みなく出走してきたタフさもさることながら、やはり当地でのデビューから、長きに渡って手綱を取り続けてきた、石川倭騎手と息がピッタリなのも大きい。北海道スプリントCには2度出走しており、2019年は7着、2020年は9着。しかしながら、ここ3走は全て上がり最速の脚を使っているように、追い込みが型にはまってきた。3度目の正直となる今年は、これまで以上の着順も期待できそうだ。

スティールペガサス

牡5 北海道 角川秀樹厩舎 通算26戦7勝

父:サウスヴィグラス
母:ホールドミータイト
母の父:コマンズ

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デビュー後はダートの中距離でも好走していたが、南関東に移籍した3歳以降は、スプリント戦線で安定した活躍を見せていく。4歳時に再転入後のクンシラン賞、キズナ・プレミアム、そして今年初戦のアドマイヤマーズ・プレミアム(いずれも門別1200m)を優勝。重賞タイトルこそまだ無いものの、昨年の道営スプリント(門別1200m)ではアザワクの2着。エトワール賞(門別1200m)でもフジノパンサーの2着と、先行力を生かして安定したレースを続けている。北海道スプリントCは初挑戦ながら、地元のダート短距離界のエースたるレースを見せて欲しい。

アザワク

牝5 北海道 角川秀樹厩舎 通算28戦8勝

父:カレンブラックヒル
母:ヒバリエクスプレス
母の父:アグネスデジタル

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全8勝のうち6戦がダート1000mという、ホッカイドウ競馬を代表する快速牝馬。もし、北海道スプリントCがダート1000mだった時代に戻れば、更に好走の期待は高まったのかもしれない。それでも、昨年のロードカナロア・プレミアムに続き、昨年の道営スプリントも逃げ切るなど、ダート1200mでも好走を見せている。逃げてなんぼの馬だけに、やはり気になるのは同型との兼ね合い。昨年の同レースでもハナを奪うも、残り1ハロン過ぎで失速しての7着に敗れている。今年も中央勢にテンの速い馬もいるが、メンバーは誰であれ、自分のレーススタイルを貫くに違いない。

(村本 浩平)

注記

当ページは、5月26日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。