
牡4 JRA 田中博康厩舎 通算8戦5勝
父:サンダースノー
母:オムニプレゼンス
母の父:ディープインパクト

昨秋のジャパンダートクラシック(JpnI)まで4連勝。続くJRAのGI・チャンピオンズCでは1番人気の支持を受けたがよもやの13着に大敗した。管理する田中博康調教師は当時、次のように語った。「厳しい流れになってしまい、持ち味を全く発揮できませんでした」。続く東京大賞典(GI)も巻き返せずに6着に終わると、その後はミッドウェイファームに放牧。2月10日に美浦トレセンに戻って来た。先出の田中師が再び言う。「幸い、ここ2走のダメージもなく、良い状態で帰って来てくれました」。帰厩後は、逃げにこだわらず、ハナでも番手でも走れるように工夫しながら調教をされている。GIで1番人気になった実力馬の巻き返しに期待したい。
(平松 さとし)
セン5 JRA 森秀行厩舎 通算13戦6勝
父:Khozan
母:Prize Informant
母の父:Marciano

かきつばた記念は、最内枠からポンと飛び出して気合をつけると難なく主導権。前半4F47秒台前半のハイラップを刻み、1500mでは珍しく大逃げの形に。勝ち馬に残り150mあたりで前へ出られたが、初距離にも難なく対応してみせた。今回は一転して長丁場の2400m。またもや初距離となるが、良発表ながらレコードにコンマ5秒まで迫る“圧逃”劇を演じた白山大賞典を見ても、スピードとスタミナを兼備していることは確か。気分良く自分の走りができれば他馬の脅威となろう。気難しい面があって調教できるコースも限られているが、今回と同じ中1週が続いた昨夏にはプール調整のみで好走を続けたほど。要は平常心で臨めるか否か。当日の精神状態が鍵に。
(競馬ブック・橋本篤史)
牡5 JRA 新谷功一厩舎 通算22戦5勝
父:ドレフォン
母:ダウンタウンブギ
母の父:アサクサキングス

昨春オープン入りを果たすと、重賞初挑戦となったマーキュリーCで即重賞勝ち。出脚が速くないタイプでズブさもあるが終いは堅実で、ダートでは掲示板外2回と大崩れがない。ダートの右回り【1・2・5・5】に対して左回りは【4・2・2・0】と4着以下がなく、近4勝はすべて左回り。やはり実績通り左回りで直線の長いコースがベターな印象。今回はマーキュリーC以来となる左回りで直線も比較的長めの船橋。4日のCWではこの馬としては速めのラスト11秒6を計時して先着。地方でのここ4戦は直線で手前を替え切れておらず、スムーズに替えることができれば終いの伸びも違ってくるはず。馬場の良否も問わない馬。舞台好転のここで重賞2勝目を狙う。
(競馬ブック・森田昌樹)
牡6 川崎 内田勝義厩舎 通算15戦7勝
父:ヘニーヒューズ
母:シャンドランジュ
母の父:マンハッタンカフェ

3歳2月にJRAでデビュー。豪快な差し切りで重賞初制覇を飾ったみやこステークスGIIIまで無敗の5連勝。その勢いで挑んだチャンピオンズカップGIで10着に敗れ、初めて黒星を喫したが、続く休み明けのダイオライト記念JpnIIを4馬身差で勝ち、初の地方競馬、初のナイターながら、きっちり巻き返した。その後は川崎記念JpnIが5着、帝王賞JpnIが8着、チャンピオンズカップGIが12着と振るわなかったものの、前年と同じローテーションで臨んだダイオライト記念JpnIIをクビ差ながら差し切り勝ち。船橋2400mに抜群の適性がありそうだ。前走のプロキオンステークスGIIで5着に敗れると川崎に移籍。実績十分の舞台を移籍初戦に選んだ。3連覇があっても驚かない。
(牛山 基康)
牡7 兵庫 森澤友貴厩舎 通算25戦8勝
父:キタサンブラック
母:パラフレーズ
母の父:Pivotal

当初は今年初陣を佐賀記念としていたが、投票直前で回避。その経緯について同馬を管理される森澤友貴調教師は「レースに向けて調教のピッチを上げて行くなかで後肢に疲れが出てしまいました」と談。その後は放牧へ上げず、在厩で調整。現状について師は「こちらが思っていた以上に回復が早かったので、在厩のまま調整を進めていました。1週前、最終追い切りとも好時計が出せましたし、反動もなさそうです」と仕上がりに太鼓判を押す。兵庫転入後からの重賞3勝は中長距離戦、今回の舞台も望むところだ。「折り合いに問題のないタイプですし、自在に動ける器用さも持っていますので、長い距離は合っていると思います。メンバーは強力ですが、どこまでやれるか、楽しみはあります」と師談。兵庫籍では6戦すべてで連対中。精度の高い今の走り振りならグレード戦でも。
(中司 匡洋)
牡6 JRA 須貝尚介厩舎 通算21戦4勝
父:マインドユアビスケッツ
母:アムールポエジー
母の父:ネオユニヴァース

3連勝で全日本2歳優駿を制し、3歳からは海外に打って出る。サウジダービー3着のあと、UAEダービーを圧勝。続くケンタッキーダービーは出遅れも堪えて6着に終わったが、休養を挟み再度アメリカに飛んでBCクラシック2着。翌年のサウジカップでも0秒4差5着と崩れなかったが、従前の戦歴からすると以降はスランプと言える状況に。1年半以上芳しい結果が出なかったが、浦和記念で久々に見せ場を作ると、名古屋大賞典でも3着。前走の佐賀記念は離された5着だったが、好位からの競馬が安定してきた。中間もCWで乗り込み、確かな脚取り。デキ落ちはなく、2400mも大丈夫。左回りに替わるのはプラスに捉えていいだろう。
(競馬ブック・西村敬)
牡8 川島正一厩舎 通算30戦11勝
父:キングカメハメハ
母:ベットーレ
母の父:Blu Air Force

2023年のダイオライト記念を含め、JRA在籍時に8勝をマーク。昨春に船橋へ移籍すると、その後の5戦全てで馬券に絡む活躍を見せている。特に前走の報知グランプリカップは先行馬が総崩れとなる厳しい流れのなか、好位から抜け出して勝利。転入後の初タイトルを獲得し、御神本訓史騎手も「残り3ハロンで動きましたが、最後は思ったより差を詰められたので必死でした。力はあるので、まだまだ活躍してくれると思います」と、8歳でも高い次元の走りを見せるパートナーを称えた。ダート2400メートルは3戦オール連対と相性が良く、自在に立ち回れるセンスの良さも魅力。ここを勝って再びダートグレード路線の中心勢力となるか、注目が集まる。
(大貫 師男)
牡4 大井 渡邉和雄厩舎 通算11戦5勝
父:ホッコータルマエ
母:ノーズトウショウ
母の父:ブラックホーク

昨年のNARグランプリ3歳最優秀牡馬が4歳初戦を長距離のダートグレードに定めた。その昨年は羽田盃JpnIで2着、東京ダービーJpnIで4着と春に高いレベルで好走を続け、夏休みを挟んで戸塚記念を快勝。続くジャパンダートクラシックJpnIは外々を回る展開で3秒5差の7着に敗れる不発に終わったが、初めて古馬を相手にした浦和記念JpnIIが道中でスムーズさを欠くところがありながらも1秒1差の5着と悲観する内容ではなかった。前走の東京大賞典GIは外枠もあったが、後方追走から外々を回る展開。2秒7差の10着は不完全燃焼か。レースぶりから距離延長は合いそうなムード。川崎、浦和の走りからは左回りも歓迎と思えるだけに、ここは巻き返したいところだろう。
(牛山 基康)
注記
当ページは、3月6日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。