
レースの見どころ
名古屋のダートグレード競走は例年、中央馬が圧倒的な強さを誇り、今年も「中央馬の順番当て」が妥当な線と言える。主力を形成するのは根岸Sからの臨戦馬だ。重賞未勝利ゆえに57キロで出走できるウェイワードアクトとダノンフィーゴが優勢だが、59キロを背負うマテンロウコマンドも地方実績を加味すれば引けを取らない。これら上位陣は外めの好枠を引き、自在に動ける強みがある。一矢報いるとすれば、地力強化が著しい地元名古屋のメイショウタイセツだろう。鼻出血の不安を一掃する連勝劇で勢いに乗っており、挑戦者としてどこまで食い込めるか。さらに、他の中央勢にも付け入る隙はある。シャマルは60キロの酷量、ジャスパーロブストは小回り1500mへの対応が鍵となる。盤石の中央勢か、地元馬の台頭か、目の離せない一戦だ。

条件戦では1600~1800mが主戦場だったが、オープン入りしてからは1400mで3走連続2着。昨年5月に初のオープン勝ち(1600m)を果たすと、休養を挟んで11月には1400mでも好位から抜け出した。近走は左回り(5221)ばかり使われているが、右回りでも(1100)、オープンのギャラクシーSでタイム差なしの2着があれば問題ないだろう。根岸Sでは初めて着外負けを喫したが、大型馬の2走目で変身必至とみた。

2歳9月のデビューから1400m中心に使われて(5122)の成績。昨年9月に戦列復帰後はひと夏を越しての成長が顕著で、3勝クラス→オープンと連勝。今期初戦の根岸Sでも0秒2差3着と見せ場十分。重賞に手が届くところまできている。初めての地方馬場でどうかだが、先行・差しと展開に応じて自在に立ち回れるのは強み。何より鞍上が名古屋コースをよく知る川田騎手なら存分に力を発揮してくれそう。こちらも勝ち負けの勘定だ。

2歳秋~3歳春にかけて4連勝で兵庫チャンピオンシップをモノにした逸材。夏以降は2着が3回と勝てずにいるが、暮れの兵庫ゴールドTでは出遅れながらも0秒1差2着と地力の一端は示した。前走の根岸Sは早めに後続に来られて甘くなっただけ。小回りの周回競馬に変わり、道中で息を入れられる展開なら粘りが違ってきそうだ。巻き返しは十分に可能だろう。59キロの斤量も500キロを優に超す巨漢だけに大丈夫か。

地方勢の筆頭には、地力強化が顕著なメイショウタイセツを抜擢したい。前走の梅見月杯では早めの始動から力強く突き抜け、ブリンカー効果による行きっぷりの良さを証明した。目下の勢いなら、JRA勢相手でもしぶとい応戦が期待できる。次いで、兵庫デビューで重賞4勝のエコロクラージュと、名古屋1500mをベストとするメルトを挙げる。前者は佐賀での交流重賞3着実績があるが、当時は53キロの軽ハンデ。別定57キロの今回は、有力馬が前掛かりになった際の差し脚に活路を見出す。後者は格下感こそ否めないが、無欲の末脚勝負に徹すれば、展開次第で3着に食い込む余地はある。
提供 競馬エース 尾原 友和
注記
当ページの情報は、2月22日(日)17時現在のものです。
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