予想情報 Prediction

レースの見どころ

過去10年に限っても、地元馬が7勝と中央馬3勝に比べてリードしているように、地元勢の活躍が目立つレースだ。上位を独占するケースもあり、やはり2歳の牝馬ともなると、キャリアの違いによるレース経験値の差と、地の利が大きいということだろう。今年参戦の中央馬もキャリア1~3戦。クリアすべき課題は多いことから、引き続き地元馬が優勢と見てよさそうだ。ただ、今回はこの世代のエース格だったリオンダリーナとゼロアワーの2頭が不在。まさに大混戦の様相となった。伏兵の台頭も十分に考えられる組み合わせであり、今年も面白いレースになりそうだ。

本命

  • 45エイシンマジョリカ

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新馬戦は人気薄での勝利だったが、そこから栄冠賞への参戦や中央遠征など順調にキャリアを積み重ねてきた。特に注目したいのは近2戦の内容だ。内枠で揉まれることを避けるためという背景もあったが、末脚を生かす形への脚質転換に成功している。牡馬相手でタフな流れだった前走のネクストスターでは、直線で鋭く追い込み、持ち時計を大幅に詰めての3着。展開利もあったとはいえ、超ハイペースが想定される今回に繋がる内容だろう。まだ戦法が固まって日が浅いことから、更なる時計短縮の余地もあるはず。激流を味方につけて、大舞台で金星を掴む可能性が十分にある。

対抗

  • 33ミリアッドラヴ

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前走の新馬戦では、最内枠から鋭い加速で2番手につけると、直線で抜け出して2着馬の追い上げを凌ぎ切った。勝ち時計は同日の古馬1勝クラスに匹敵するもので、3着以降を離していることからも、能力の高さを裏付ける内容と言える。レース振りから距離短縮も問題ないはずだが、まだキャリア1戦の身であり、今回はマイナス材料になる内枠。初のナイターや展開面なども鍵になりそうで、それを克服できるかどうかが課題としては挙げられる。それでも、前述したようにポテンシャルは確か。中央勢が勝利を掴むとすればこの馬と見て、上位の評価とした。

単穴

  • 22トレヴェナ

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8月のフルールカップは、前半3ハロン34秒5の超ハイペースであり、質の高いレースだった。その2着であるこの馬は、実績と経験値の面で強調できる存在だ。レース振りとしては、前半でじっくりと脚を溜め、直線は馬群を捌いて浮上する味のあるもの。この内容から内枠は問題ないはずで、今回は展開利も掴めそうだ。前走の金沢シンデレラカップに関しては、明らかに力を出し切れていない。地元での戦績を再評価し、逆転候補として注目する。

連穴

  • 710レディーティアラ
  • 69ワンダーウーマン
  • 11イッシンフラン

CHECK!

▲トレヴェナのコメントでも触れたように、フルールカップはハイレベルなレースだった。レディーティアラはその3着馬だ。この馬は、速い流れに乗る形でも、最後まで渋太く脚を伸ばせた点を高評価できる。前走の金沢でも2着とはいえ、まだパフォーマンス向上の余地が見込める内容だ。地元に戻っての躍進があるだろう。一発の魅力があるのはワンダーウーマンだ。前走は揉まれる形が響いた格好であり、スムーズに運べれば違うはず。デビュー後からの成長は顕著で、素質に注目する手がある。イッシンフランは門別1200メートルにおいて、とにかく不利な最内枠。これが大きな課題だが、前走の勝ちっぷりに魅力がある。ポジショニングが上手くいけば、上位進出の可能性も。

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注記

当ページの情報は、10月30日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。