古馬牝馬による2100m戦。2023年までは2月下旬または3月上旬に行われていたが、24年からは5月上旬に移行。格付はJpnIIのまま変わらないが、グレード別定から定量戦となり、古馬牝馬路線上半期の頂点という性格がより強くなった。また24年から新設されたグランダム・ジャパン古馬春シーズンの最終戦ともなっている。これまで地方馬では、03年のジーナフォンテン、05年プルザトリガー、06年ローレルアンジュ、07年トーセンジョウオーと、いずれも船橋所属馬が5年間で4勝という活躍を見せた。(斎藤 修)
- 実施日
- 2024/05/08(水)
- 競馬場
- 川崎競馬場
- 距離
- ダート左回り 2100m
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上牝馬
- 1着賞金
- 4000万円
- 負担重量
- 定量(55kg)
2023年 グランブリッジ 直線一気に抜き去りライバルを完封
2022年 ショウナンナデシコ 直線内から抜け出し重賞初制覇
2021年 マルシュロレーヌ 直線勝負で3つ目のタイトル
歴史
川崎デビューで1951年に中央のオークスを制したキヨフジの名を冠し、牝馬重賞の「キヨフジ記念」として55年に創設された。当初距離は1800m、1700m、2000m、2200mとさまざまに変遷、60年からしばらく2000mで争われたが、98年に現在と同じ2100mになった。95年からJRAとの交流重賞となり、97年にGIIに格付けされた。91年から「キヨフジ記念」は副称となり「エンプレス杯」に名称変更。81年の勝ち馬スターライヒ、85年のガールライヒは、キヨフジのひ孫。2001年までは夏季の実施、03年以降は2月下旬または3月上旬で定着していたが、古馬牝馬路線の整備によって24年から5月上旬の実施となった。(斎藤 修)
コース紹介
川崎・左2100メートル
川崎2100mは向正面の2コーナー付近からスタートして、最初のコーナーまで約400m。1周1200mの馬場を1周半以上するコース形態で、南関東の中でも特にタイトなコーナーを6回通過する。1周目のスタンド前の直線でペースが緩むことも多く、位置取りと展開の読みがポイントとなる。(斎藤 修)
過去5年の競走成績
-
2023年 第69回
2023年3月1日(水)
川崎 左2100m
天候:曇 馬場:良
1着 |
グランブリッジ |
02:18.7 |
1人気 |
2着 |
ヴァレーデラルナ |
2 1/2 |
2人気 |
3着 |
テリオスベル |
クビ |
3人気 |
-
2022年 第68回
2022年3月2日(水)
川崎 左2100m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ショウナンナデシコ | 2:15.7 | 1人気 |
2着 |
サルサディオーネ | 1 1/2 | 2人気 |
3着 |
レーヌブランシュ | クビ | 3人気 |
-
2021年 第67回
2021年3月4日(木)
川崎 左2100m
天候:晴 馬場:良
1着 |
マルシュロレーヌ | 2:14.1 | 1人気 |
2着 |
サルサディオーネ | 3/4 | 6人気 |
3着 |
マドラスチェック | 6 | 3人気 |
-
2020年 第66回
2020年3月5日(木)
川崎 左2100m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
アンデスクイーン | 2:16.9 | 1人気 |
2着 |
ナムラメルシー | 1 1/2 | 8人気 |
3着 |
パッシングスルー | 2 | 3人気 |
-
2019年 第65回
2019年2月27日(水)
川崎 左2100m
天候:曇 馬場:良
1着 |
プリンシアコメータ | 2:15.3 | 2人気 |
2着 |
ブランシェクール | 2 | 8人気 |
3着 |
ビスカリア | 1 1/2 | 1人気 |
アクセス
- 開催場所
- 川崎競馬場(神奈川県川崎市川崎区富士見1-5-1)
- 公共交通機関
- 京浜急行電鉄「港町駅」
⇒徒歩:南口から3分
京浜急行電鉄「京急川崎駅」
⇒徒歩:中央口から12分
JR「川崎駅」
⇒徒歩:東口から15分
- 車・タクシー
- 「東京国際空港(羽田空港)」から約20分
東海道新幹線「品川駅」から約35分
首都高速神奈川1号横羽線、6号川崎線「大師出入口」から約10分
- 駐車場
- 730台(500円、南関場外時は無料)
- HP
- http://www.kawasaki-keiba.jp/