長らく南関東3歳三冠の一冠目として行われてきたが、ダート競走の体系整備によって2024年からJpnI格付となり中央も含めた全国のダート三冠の一冠目となった。地方馬は、ブルーバードカップJpnIII・1着馬、雲取賞JpnIII上位2頭、スターバーストカップ1着馬、京浜盃JpnII上位2頭に優先出走権が与えられる。JRA所属馬は、雲取賞JpnIIIおよび京浜盃JpnIIで、それぞれ5着以内の上位2頭に優先出走権が与えられるが、出走可能頭数は4頭と、従来のダートグレード競走に比べて狭き門となっている。(斎藤 修)
東京ダービー(当初は春の鞍)より1年遅れ1956年に第1回大井杯として実施、64年の第9回から羽田盃となった。距離は長らく2000mだったが、96年に1800m、99年に1600mに距離短縮となった。2002年には再び距離延長となったが、スタンド改修にともなうゴール板の移動で1790mの設定(03年まで)となり、04年以降は1800mで争われている。24年からJpnI格付となり、JRAも含めたダート三冠の一冠目となった。(斎藤 修)
ホームストレッチからの発走で、1周1600mの大井外回りコースを1周+200mの1800mで行われる。フルゲートは16頭。スタートして1コーナーまでが300mほどで、逃げ馬が何頭かいれば先行争いが激しくなってハイペースになることも。外回りコースの直線は386mと長く、差し、追い込み馬の台頭も期待できる。(斎藤 修)