名古屋で行われている3つのダートグレード競走は、全日本的なダート競走の体系整備により、今年からそれぞれ実施時期が変更され、このかきつばた記念JpnIIIはゴールデンウイークから2月下旬に移設、ハンデ戦からグレード別定戦となった。高知・黒船賞JpnIII、大井・東京スプリントJpnIIIとともに、5月の船橋・かしわ記念JpnIへつながるレースとなる。なおトライアルは、これまでの東海桜花賞から、2月の地方全国交流重賞・梅見月杯(1500m)に変更されている。(栗田 勇人)
- 実施日
- 2024年2月29日(木)
- 競馬場
- 名古屋競馬場
- 距離
- ダート右回り 1500m
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上
- 1着賞金
- 2800万円
- 負担重量
- グレード別定(基準重量56kg、牝馬2kg減)
2024年2月24日まで、GI/JpnI競走1着馬3kg増、GII/JpnII競走1着馬2kg増、GIII/JpnIII競走1着馬1kg増(ただし2歳時の成績を除く)
歴史
第1回は1999年。2017年からハンデ戦となり、その年は52kgの軽ハンデだったトウケイタイガー(兵庫)が勝利。同馬をはじめ近年では14〜19年、23年の勝ち馬がダートグレード初制覇だった。なお15年コーリンベリー(JRA)は02年サウスヴィグラス(JRA)との親子制覇で、ともにのちにJBCスプリントを制した。第1回から1400mでゴールデンウイークに実施されていたが、名古屋競馬場の移転により22年から距離は1500m。今年から3月に移動しグレード別定戦となる。(栗田 勇人)
コース紹介
名古屋・右1500メートル
2022年4月オープンの新・名古屋競馬場は、既存施設の弥富トレーニングセンターをベースにしたもの。それまでは旧・名古屋競馬場と同じ形状だったが、改修で1周の距離が1100mから1180mに変わり、4コーナーからゴールまでは240mと横に長くなった。そのため1400mの設定がなく、基本の距離は1500m。また、3コーナーはカーブが緩く、4コーナーはそれよりも急な「スパイラルカーブ」を採用。その影響で4コーナーから最後の直線では、馬群が横に大きく広がるシーンが多く見られるようになった。(浅野 靖典)
過去5年の競走成績
-
2023年 第25回
2023年5月2日(火)
名古屋 右1500m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ウィルソンテソーロ | 1:31.1 | 2人気 |
2着 |
ドライスタウト | ハナ | 1人気 |
3着 |
ヘリオス | 3 | 3人気 |
-
2022年 第24回
2022年5月3日(火)
名古屋 右1500m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
イグナイター | 1:31.8 | 2人気 |
2着 |
ヘリオス | 1 | 1人気 |
3着 |
ラプタス | 1/2 | 4人気 |
-
2021年 第23回
2021年5月3日(月)
名古屋 右1400m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ラプタス | 1:25.2 | 2人気 |
2着 |
テイエムサウスダン | 3 | 1人気 |
3着 |
ベルダーイメル | 1 | 3人気 |
-
2020年 第22回
2020年5月4日(月)
名古屋 右1400m
天候:曇 馬場:良
1着 |
ラプタス | 1:25.3 | 1人気 |
2着 |
ノボバカラ | 3 | 3人気 |
3着 |
ドリームドルチェ | 5 | 5人気 |
-
2019年 第21回
2019年5月1日(水)
名古屋 右1400m
天候:雨 馬場:不良
1着 |
ゴールドクイーン | 1:25.1 | 2人気 |
2着 |
ヤマニンアンプリメ | 2 1/2 | 1人気 |
3着 |
テーオーヘリオス | 3 | 5人気 |
アクセス
- 開催場所
- 名古屋競馬場(愛知県弥富市駒野町1-1)
- 公共交通機関
- 近鉄蟹江駅、近鉄/JR弥富駅
⇒車・タクシー:約20分
- 車・タクシー
- 伊勢湾岸自動車道 湾岸弥富I.C.から約2㎞
伊勢湾岸自動車道 弥富木曽岬I.C.から約3㎞
- 駐車場
- 第1駐車場:571台(無料)
第2駐車場:1429台(無料)
- HP
- https://www.nagoyakeiba.com/