予想情報 Prediction

レースの見どころ

1999年に創設され、数えて今年が24回目、2021年からは2歳チャンピオンシリーズとしても位置づけられている。過去23回はJRA馬19勝、地方馬4勝とJRA勢が圧倒しており、特に近5年はすべて中央馬のワン・ツー、内3回は3着内独占と年々JRA馬のレベルが上がってきている印象。デビュー戦レコード勝ち、前走も圧巻の内容で連勝トレド、函館2歳S3着、ダートでも2戦2勝オマツリオトコ、前走エーデルワイス賞で小沢騎手に重賞初勝利をもたらせたマルカラピッド、同競走2着エコロアイら今年も好メンバーが揃った。対する地方遠征馬は前走高い適応能力示したスペシャルエックス、鞍上に兵庫リーディング吉村騎手を配したデステージョらが迎え撃つ。地元勢は若駒賞の勝ち馬ベラジオソノダラブが回避で劣勢ムードか。

本命

  • 33オマツリオトコ

CHECK!

前走のヤマボウシ賞では砂を嫌がり、やや反応は遅れたが、それでも前が開けてからの脚はさすがの一言。その経験はここでも生きてくるだろうし、距離対応にもメドがついた。それに近年の勝ち馬は1勝クラスを勝ってここに駒を進めており、臨戦過程にも好感が持てる。最後方から直線一気の鬼脚で小差3着まで迫った函館2歳Sの内容からいずれは芝の走りも見てみたいが、父の母プリエミネンス、母の父スマートボーイというオールドファンにはたまらないダート血統。ここをステップにまずはダート界を制圧だ。

対抗

  • 811トレド

CHECK!

従来の2歳コースレコードを0.3秒更新する衝撃的なデビュー戦に続き、2戦目のプラタナス賞も終始楽な手応えで2着以下をまったく寄せ付けず連勝とその力は本物と見ていいだろう。まだ揉まれる競馬を経験していないという点が少し気懸かりではあったが、この枠ならその心配もなさそうだし、テンから動けているここ2走の内容から距離短縮も問題なし。初の長距離輸送や小回りコースなど克服しなければならない点はあるが、ここをステップに先の全日本2歳優駿や海外遠征まで夢が見れそうな馬、無傷の3連勝で重賞初制覇を狙う。

単穴

  • 22スペシャルエックス

CHECK!

デビューから3連勝でイノセントカップを勝利。2、3戦目は僅差の勝利だが、並ばれてからの勝負根性は並の2歳馬とは思えないほどで着差以上に強い内容。それを証明したのが、前走の鎌倉記念。最後は力尽きたが、4角で勝ち馬に早々に並ばれる厳しい展開も直線半ばまで持ち前の勝負根性を発揮し2着と初めての左回り、初距離を考えれば十分に評価できる。適応能力の高さを証明して見せたし、ここまでのレース振りを見ていると小回り園田コースへの適性も高そう。一角崩しならこの馬か。

連穴

  • 79エコロアイ
  • 67マルカラピッド
  • 68デステージョ

CHECK!

上記に続くのは前走エーデルワイス賞組、まずはエコロアイ。道中のペースが速く最後は勝ち馬の決め手に屈したが、前走もスタートして楽に2番手、直線も一旦先頭と決して悲観するような内容ではなかった。現状のレース振りを見ると1ハロン長い感はあるが、小回りコースならごまかしも利くだろうし、テンのスピードはここに入っても決して見劣らない。当レース3勝の武豊騎手の手腕にも注目。鞍上小沢騎手、父マインドユアビスケッツに初重賞タイトルをもたらしたマルカラピッド。スタートから終始追っ付け通しだった前走内容から距離延長はプラスに働きそう。あとは馬場にうまくフィットできるかがカギに。デステージョはやや乗り難しさはありそうだが、能力自体はかなりのもの。ここに入ると実績面では劣るが、鞍上に兵庫リーディング独走中の吉村騎手を手配できた点は心強い。

提供 競馬ブック 松原 秀隆

注記

当ページの情報は、11月23日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。