予想情報 Prediction

レースの見どころ

 国内唯一のスプリントJpnⅠ。スタート地点から約500mの長いバックストレートに最後の直線にかけて高低差約4.4mの急坂が待ち構えるタフなワンターンコース。ここ数年の優勝馬は大井・東京盃からの王道ローテーションを歩む馬で抜群の信頼度を誇る。今年は岩手競馬スプリント界の絶対王者キラットダイヤが交流重賞に初参戦、いきなりJpnⅠの高い壁ではあるが余力を残して叩き出した持ち時計1.10.1を詰めてくるのは確実、9秒台の決着なら…と思うとワクワク感が止まらない。

本命

  • 11レッドルゼル

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 昨年と全く同じローテーション(東京・フェブラリーS→ドバイ・ゴールデンシャヒーン→大井・東京盃)で連覇を賭ける。前走の東京盃は58キロを背負いながら直線一蹴の強い競馬を見せて完勝と始動戦としては上々の出だし。今回57キロなら更にキレ味が増していいはずだし、コース環境の変化にも微動だにしないタイプだけに初の盛岡コースも全く問題ない。スピード自慢が集結した電撃6F戦にしては異色の追い込み型、馬群をひと飲みする豪快な直線一気に期待できそう。

対抗

  • 813テイエムサウスダン

CHECK!

 休み明けプラス14キロでゴール前伸びを欠いたように影響は少なからずあった前走だが今回は叩いた上積みがあり変わり身は相当見込めるはず。さらに久々の1200mをうまく対応できたのも収穫だったと言えそう。だが東京盃ではレッド58キロに対してテイエム56キロ、ここは同斤57キロゆえ逆転まではどうかと思うが、新鋭蛯名正義厩舎のダートグレード初制覇に期待のかかる局面でもあり、その手腕にも注目してみたいところ。

単穴

  • 58ヘリオス

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 不良馬場で前半34.5のハイペースを演出し粘り切った渋太い走りはかなり評価できる南部杯2着馬。東京コースを得意としており小回りよりはワンターン盛岡1200mの方が相性はいいはず。是が非でもハナ主張したいタイプが多いここだが控える競馬はもちろんOKで周囲を見ながら競馬ができるこの枠もいい。ダートグレード未勝利とはいえデキがいい今なら大一番に強い男のエスコートで食い込む可能性は十分にありそう。  

連穴

  • 46ダンシングプリンス
  • 712リュウノユキナ
  • 45イグナイター
  • 33キラットダイヤ

CHECK!

 ダンシングプリンスは前走のクラスターCでトモを滑らす致命的な出遅れ、これが最後まで響いた。それを参考外とすればサウジアラビア・リヤドダートスプリント、北海道スプリントCレベルの走りは容易に可能、巻き返して何ら不思議はない。リュウノユキナの前走クラスターCは急遽鞍上変更、それでも2着に食い込んだ盛岡コースとの相性の良さに怖さ。イグナイターの南部杯はある意味試走というイメージだったが強敵相手にコンマ2差の結果に再度来盛なら前進必至とみるべき。地元期待のキラットダイヤは持ち時計10秒台前半、それはすべて余力残しゆえ時計は9秒台まで出せるレベル、そうなると意外といい線までいける予感。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、11月1日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。