注目馬情報 Attention

ベルピット

牡2 北海道 角川秀樹厩舎 通算5戦4勝

父:パイロ
母:ベルライン
母の父:ダイワメジャー

CHECK!

21年サマーセール693万円で取引。5月26日のデビュー戦で1秒4差の圧勝を演じた後、中距離に照準を絞ったローテーションが組まれた。2戦目以降は常に、僚馬・オーマイグッネスと一緒に走ることになり、1700mのパール特別、ブリーダーズゴールドジュニアカップ、サッポロクラシックカップと3連勝。1800mのサンライズカップは、一旦先頭に出たものの、差し返されて2着に敗れた。「サンライズカップは、ベルピットにとって流れが向かなかった面はありました。JRA勢が出走するJBC2歳優駿は、ペースが速くなることが想定されるので、ベルピットには展開利が生まれると考えています。状態は前走以上ですよ」と角川秀樹調教師。JRA勢を迎え撃つ立場の筆頭として、師の期待も大きい。

(古谷 剛彦)

オーマイグッネス

牡2 北海道 角川秀樹厩舎 通算6戦2勝

父:マクフィ
母:ブライズメイト
母の父:エイシンサンディ

CHECK!

デビュー戦は3着も、1200mのアタックチャレンジで1秒4差の圧勝。重馬場とはいえ1分14秒6と、優秀な時計で逃げ切った。3戦目からベルピットと対戦するが、先行馬ゆえのマークされる立場で、ブリーダーズゴールドジュニアカップ、サッポロクラシックカップなど1700m戦では3戦連続で2着に敗れる。しかし、サンライズカップは、1コーナーまでの距離が少し長くなったことで、2ハロン目が12秒台を刻むような、無理のない逃げを打つことができ、非凡な勝負根性を発揮して重賞初制覇を飾った。「タイトルを掴んでJBC2歳優駿に挑めるのは何より。ベルピット同様、状態面は申し分ありません。今回は、JRA勢が加わりますから、自分のペースで運べるかが鍵となりますが、地の利を生かしたいですね」と角川秀樹調教師。

(古谷 剛彦)

ナチュラルリバー

牡2 JRA 武英智厩舎 通算3戦1勝

父:ルーラーシップ
母:シナノネージュ
母の父:フレンチデピュティ

CHECK!

札幌の芝でデビュー。初戦はレース前に幼さを覗かせていた。2戦目は体が絞れて気配上昇。ただスピードはあるものの、調教と同様、追ってギアが上がらない分、4着に終わった。そこで陣営はダートにシフトチェンジ。これが功を奏し、8馬身の圧勝。少し相手関係に恵まれたフシもあったが、適性がなければこのパフォーマンスはできない。「嵌まった感もありますが、長くいい脚を使って強い競馬。放牧で1回楽させて、早めに栗東に帰厩。そう攻め駆けしないタイプですが、重たい馬場でも終いはしっかり。体調はいいし、重賞のここでもチャンスはあるはずです」と武英智調教師。JRA勢は未勝利戦を勝ち上がった馬が中心のレース。狙い目は十分。

過去3走の競走成績

  • 2022/09/03 札幌 右1700m2歳未勝利

    1

  • 2022/08/20 札幌 芝右1800m2歳未勝利

    4

  • 2022/07/31 札幌 芝右2000m2歳新馬

    3

(競馬ブック・海士部 彰)

エコロアレス

牡2 JRA 森秀行厩舎 通算1戦1勝

父:Unified
母:Red Hot Tweet
母の父:Heatseeker

CHECK!

チャンピオンヒルズから7月29日に栗東へ入厩。ゲート試験をパスしたあと、8月6日に放牧に出されて9月17日に再入厩。その2日後には坂路で一杯に追われたほどで、牧場での調整がかなり進んでいたよう。その後51秒台の時計を3本マークして、迎えた10月9日のデビュー戦では、最内枠から軽く気合をつけられると、ほぼ持ったままで楽にハナへ。終始、余裕のある手応えからラストは軽く流した程度で、2着馬を5馬身も突き放した。下見所ではおとなしく、ムキになっていく面も見られなかったので、距離的な融通も利くのでは。初戦は右手前のまま走ってきたので、コーナー4つにうまく対処できるかだが、早めに現地入り。その点での不安も薄らぐ。

過去3走の競走成績

  • 2022/10/09 阪神 右1400m2歳新馬

    1

(競馬ブック・橋本 篤史)

テレパシー

牝2 JRA 石坂公一厩舎 通算1戦1勝

父:ドレフォン
母:ストック
母の父:キングカメハメハ

CHECK!

デビュー前の攻め時計は坂路で54秒台が出ている程度で特筆すべき数字ではなかったが、入厩後の乗り込み量は十分だった。当該週には古馬2勝クラスを相手に先行したとはいえ、持ったままで併入と素質は見せていた。新馬戦では発馬を決め、3番手で流れに乗って運ぶ。4コーナーで外に膨れて若さを覗かせたが、先に抜けた2着馬をきっちり捉えて0秒3差をつけて初勝利を飾った。追って味。ハミ受けに幼さは残すが、その分、上積みも大きいはず。それ以来になるが、坂路とCWで乗り込み順調。前回より馬体が締まって見えるし、27日には古馬2勝クラスに追走先着と動きが更に良くなってきた。セイウンコウセイ、タイキフォーチュンが出る母系にも注目。

過去3走の競走成績

  • 2022/09/19 中京 左1800m2歳新馬

    1

(競馬ブック・信根 隆二)

スギノプリンセス

牝2 北海道 田中正二厩舎 通算7戦4勝

父:ダンカーク
母:スギノエンプレス
母の父:エンパイアメーカー

CHECK!

1000mの初戦は6着に終わったが、距離を延ばして頭角を現す。4戦目に1500mで初勝利を挙げると、1600mのアタックチャレンジは1分41秒4のレコード勝ち。1700mの平場オープンは、早め先頭から後続を楽に突き放し、その勢いでブロッサムカップに挑戦。好位追走から内を突いて力強く抜け出し、4連勝でタイトルを手にした。「道中はフワフワ走り、まだ真剣に走っていない状況。ただ、直線に向くとハミを噛み、グンと伸びてくれます。初めて乗った時から急激に成長を遂げており、楽しみが広がります」と五十嵐冬樹騎手。田中正二厩舎は昨年、ナッジで2着に健闘。ナッジも中距離にシフトして3連勝で重賞を勝ち、JBC2歳優駿JpnIIIへ進んだ。強力牡馬を相手に力強い走りを期待したい。

(古谷 剛彦)

ゴッドインパルス

セ2 JRA 中舘英二厩舎 通算2戦1勝

父:マジェスティックウォリアー
母:ダイワエタニティー
母の父:ジャングルポケット

CHECK!

デビュー前から調教は動いており、7月の新潟ダート1200mの新馬戦は2番人気に推された。しかし、幼さを出して8着と大敗するも、9月の中山で、距離を1800mに延長して出走すると、初戦とは打って変わって逃げ切り。2着に4馬身の差をつけてゆうゆうと勝ってみせた。「楽勝だったけど、4コーナーでモノ見をするなど、まだまだ色々な意味で途上の身です」と中舘英二調教師。それでも楽勝したところに、この馬の素質の高さが窺える。気性的にかなり難しかったようで、1歳時には既に去勢されたが「お陰ですっかり扱いやすい馬になっています」と語る同師は、更に続けた。「キャリアは浅いけど、それは皆、同じようなモノ。将来性はかなりあると見込んでいる馬ですし、ここでもよい競馬をしてくれると期待しています」。

過去3走の競走成績

  • 2022/09/10 中山 右1800m2歳未勝利

    1

  • 2022/07/30 新潟 左1200m2歳新馬

    8

(平松 さとし)

ゴライコウ

牡2 JRA 新谷功一厩舎 通算3戦1勝

父:ホッコータルマエ
母:プロフェシーライツ
母の父:アフリート

CHECK!

ダート1700m=1分44秒3。新馬戦としては類を見ない時計の出た8月20日の小倉第6Rでデビュー。勝ったヤマニンウルスからは4秒3離された2着で、続く未勝利戦でも時計は詰められず見せ場すら作れなかったが、3走目でブリンカーを着用したことが転機に。モタモタしていた2戦とは違ってスタートから行きっぷりが良く、直線も体を上手に使うフォームに変貌。速い上がりを使って鮮やかに抜け出した。少し間隔が開くが、中間の調教は実に意欲的で以前よりも時計が出るようになっている。持ち時計の短縮は好走への必要条件だが、馬具による精神面への好影響と、自身の肉体面の成長分を合わせて考えると十分チャンスはある。

過去3走の競走成績

  • 2022/09/17 中京 左1800m2歳未勝利

    1

  • 2022/09/03 小倉 右1700m2歳未勝利

    10

  • 2022/08/20 小倉 右1700m2歳新馬

    2

(競馬ブック・丹羽 崇彰)

注記

当ページは、10月27日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。