予想情報 Prediction

レースの見どころ

2014年に牝馬限定競走となって以降、地方所属馬が5着以内を確保したケースは4例のみであり、3着以内はゼロ。JRA勢の出走枠が5頭分しかないにもかかわらず、掲示板内を占領されているという現状を踏まえれば、このレースにおける中央勢と地方勢の戦力差は明らかである。ただ、今年参戦してくる中央馬には、マルシュロレーヌやプリンシアコメータ並みの実績を誇る馬はおらず、層も薄い。今年は地方馬にも付け入る隙があるのではないか。

本命

  • 22テリオスベル

CHECK!

オープン入り緒戦であった前々走の内容が優秀。大外から強引にハナを奪うと、淀みないペースで引っ張っていき、一度も並ばれることなく押し切った。これまでの戦績からは先手を取り切れないと脆い面が見受けられるが、自分の形に持ち込めさえすれば、ペースが速くなろうとも踏ん張りが利く点は心強い。ゲートの反応がいいタイプとは言えないが、門別2000m戦は1コーナーまでに十分な距離があり、先手奪取は難しくない。牝馬にはタフな条件であろうダート2000mの距離も問題なく、今年のメンバー構成なら勝機ありと判断できる。

対抗

  • 56プリティーチャンス

CHECK!

みやこS4着、アンタレスS4着をはじめとする重賞での好走実績を踏まえると、今回のメンバー構成では地力上位の存在と見ることができる。器用なタイプではなく、じっくりとタメを利かせられるペースでの追走が理想という感じがあるだけに、広い門別コースは合っているだろう。それに加え、右回りだとよりスムーズな進行が可能なことから、船橋のクイーン賞、川崎のエンプレス杯での走りよりも一段上のパフォーマンスを発揮できると見た。テリオスベルを巡る先行争いが激化するようなら、差し切りの可能性も十分だ。

単穴

  • 33ハギノリュクス

CHECK!

3勝クラス勝利時のレース内容は、時計面も含めて上々の評価が与えられるものだ。その後の2戦は大きな負けが続いたが、揉まれ弱さが原因となった敗戦であり、能力を出し切れなかったと見るべきだろう。12頭立てで隊列もばらけそうな今回は、本来の走りを取り戻せるはず。ただ、ダートでは初の重賞挑戦となる今回は、初ナイターに加え、地方の砂に対応できるかどうかも鍵になるだろう。もとより軽いダートが向くタイプで、門別の時計を要す馬場に対する不安がある。馬場に降雨の影響が大きく出てほしいところだ。

連穴

  • 710グランブリッジ
  • 68ネーロルチェンテ
  • 812ニーズヘッグ

CHECK!

唯一の3歳馬グランブリッジも有力候補の一角。関東オークス覇者が同年のブリーダーズゴールドCに出走したケースは6回あるが、うち5頭が複勝圏内に好走している。古馬との力関係は不明瞭だが、過去のデータを踏まえて推す手もある。地元勢で最有力なのがノースクイーンCを制したネーロルチェンテ。外回り戦での安定感は絶大で、古馬となって崩れたのは昨年のこのレースと道営記念のみ。昨年は大きく離された5着だったが、今年のメンバー構成ならそこまでの差はない。ニーズヘッグは中央3勝クラスで1番人気に推された経験もある実力馬。転入後2戦目で準重賞を制しており、新環境への慣れも見せた。中央勢に食らいつく可能性も十分だ。

提供 競馬ブック 岡田 紘幸

注記

当ページの情報は、8月10日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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