注目馬情報 Attention

ノーヴァレンダ

牡6 川崎 内田勝義厩舎 通算17戦6勝

父:ダイワメジャー
母:モンプティクール
母の父:クロフネ

CHECK!

前走のJpnIIダイオライト記念は、プラス14㎏で過去最高馬体重となる549㎏もスタートから先手主張。2周目の3コーナーからダノンファラオに並ばれる展開も直線で振り切り、猛追したエブリワンブラックに2馬身半差の粘り強い走りで3連勝を飾った。18年にはJpnI全日本2歳優駿を制した実力もあり、19年の白山大賞典、20年の佐賀記念ともに3着の成績。深いダートの地方競馬に良績厚く、スピードとスタミナを要求される盛岡ダート2000メートルも合っているだろう。

ケイアイパープル

牡6 JRA 村山明厩舎 通算22戦7勝

父:パイロ
母:アルヴェナ
母の父:Seeking the Gold

CHECK!

前走の平安ステークスでは、好位外につけて道中は押っつけ通しとズブさを見せていたものの、テーオーケインズの2着は好内容で、実績がなかった左回りを克服したのも今回の盛岡参戦に大きな収穫となった。昨年12月名古屋グランプリは先行勢を競り潰して4コーナー先頭から2着。今年2月佐賀記念で絶好のポジション取りから2周目3コーナー先頭、横綱相撲でアメリカンフェイスに5馬身差をつけて待望のダートグレードを制覇。3月名古屋大賞典も早めに動いてクリンチャーの2着と砂の深い地方ダートは合っていることを証明。盛岡は地方の中でもコースが広く直線に坂もあるため、スタミナのある同馬には有利となりそう。

テリオスベル

牝5 JRA 田島俊明厩舎 通算23戦5勝

父:キズナ
母:アーリースプリング
母の父:クロフネ

CHECK!

2歳夏の福島デビュー。しばらく芝を使われて結果が残せず3歳春に7走目にして初ダート、これまでとは違う先行競馬で見事に初勝利。その後は一進一退の戦歴続きながらも今年4月に3勝クラスで逃げ切り決めると、続く東京2100メートルのスレイプニルステークスは外枠から先手主張すると後続を5馬身以上も離す逃げでまんまと押し切ってオープン特別を制した。揉まれ弱さがあるだけに控える競馬より現状は逃げ戦法が理想といえる。440キロの馬体でもスピードとスタミナ、それに勢いあり斤量52キロも魅力となりそう。

過去3走の競走成績

  • 2022/06/18 東京 左2100mスレイプニルS

    1

  • 2022/04/16 中山 右1800m下総S

    1

  • 2022/03/05 中山 右1800m上総S

    9

ギガキング

牡4 船橋 稲益貴弘厩舎 通算19戦8勝

父:キングヘイロー
母:ウルフコール
母の父:バブルガムフェロー

CHECK!

初重賞勝ちは北海道在籍で挑んだ盛岡ダート1600メートル南部駒賞。その後は南関東へ移籍して3歳5月に東京湾カップを制する。秋には盛岡・ダービーグランプリに駒を進め、地方の強豪ひしめくメンバーで8番人気ながらハイペースを早めに動いて4コーナー先頭から押し切り、盛岡ダートの舞台があっていることを再認識させられるレースとなった。この後は報知グランプリカップを快勝など充実した成績を残している。どんな流れにも対応力があり、さらにレベル上がるダートグレードでも盛岡ならば狙いたくなる材料が揃っている。

バーデンヴァイラー

牡4 JRA 斉藤崇史厩舎 通算9戦5勝

父:ドゥラメンテ
母:ヴィートマルシェ
母の父:フレンチデピュティ

CHECK!

初勝利は2歳11月のデビュー2戦目。スピードを武器に昨年12月から今年3月にかけて2勝クラス、3勝クラス、オープン特別を3連勝。その勢いでアンタレスSに挑む。しかし、14キロ減の馬体で勝負どころで外から被せられると手応え怪しくなり、直線は気の悪さも見せて厳しいダートグレード競走の経験となった。左回りは新潟で勝利もあり時計の出やすい馬場の方が合いそう。前走後はここ目標に調整されており、馬体回復にレースで集中力を欠かなければ2度目の重賞、地方ダートで変わり身となるか注目。

過去3走の競走成績

メイショウカズサ

牡5 JRA 安達昭夫厩舎 通算21戦7勝

父:カジノドライヴ
母:プレシャスエルフ
母の父:コロナドズクエスト

CHECK!

20年6月にデビュー9戦目で初勝利、ポンポンと4連勝を飾って一気にオープン入り。ダートグレード競走3度目の挑戦となった昨年7月プロキオンSでは、好位で折り合いをつけてメンバー最速の上がりでレコード勝ち。9月白山大賞典でも不良馬場をマイペースの逃げに持ち込み、こちらもレコード勝利。11月にはJpnII浦和記念も1番枠から果敢に逃げ戦法で後続を寄せつけず重賞3勝目。持ち味のスピードがフルに発揮できる脚抜きのいい重・不良馬場の成績は群を抜く。58キロの斤量は今年2月佐賀記念3着なら不安はない。

エルデュクラージュ

セ8 船橋 川島正一厩舎 通算34戦7勝

父:クロフネ
母:エルダンジュ
母の父:サンデーサイレンス

CHECK!

叩き良化タイプだけに中原オープン3着を使われてどこまで復調してくるかがポイント。安定感はないものの、今年のJpnI川崎記念では好位3番手から早めに動いてカジノフォンテンを競り潰し、4コーナー先頭から2着という好内容だった。昨年はダイオライト記念でダノンファラオの2着もあり、JRA在籍時は東京ダート2100メートルで4勝なら盛岡ダート2000メートルはピッタリ。先行力にスタミナも兼ね備えており、底力に期待したい。

ヴァケーション

牡5 岩手 畠山信一厩舎 通算21戦6勝

父:エスポワールシチー
母:テンノベニバラ
母の父:サッカーボーイ

CHECK!

南関東・川崎デビュー。2歳時には3勝目となった平和賞をステップに、JpnI全日本2歳優駿では馬群をさばいて勝利、その決め手の良さは強烈なインパクト。期待された3歳時の勝利は10月名古屋・秋の鞍だけ。その後は一進一退の成績が続き、昨年8月スパーキングサマーカップ11着が南関東での最終戦。岩手で再生を図り今年春に移籍。赤松杯は久々で半信半疑の出走も内容ある2着。続く2走目は岩手の上半期マイル王決定戦シアンモア記念で、勝負どころモタつき加減も直線エンジンかかると外から一気に差し切る復活劇。みちのく大賞典も3着と確実に体調良化。得意な左回りも好材料に。

マイネルアストリア

牡5 岩手 板垣吉則厩舎 通算25戦5勝

父:ハードスパン
母:オレゴンレディ
母の父:Shamardal

CHECK!

初勝利は2歳夏の新潟でデビュー3戦目。秋には門別・北海道2歳優駿5着。2勝目は3歳秋に船橋の条件交流で。3勝目も盛岡ダート2勝クラスの条件交流となった。3勝クラスで頭打ちとなり今年春に岩手入り。乗り込み量に不足なく好仕上がりで挑んだ赤松杯は勝負強さ発揮して全日本2歳優駿を制した実績馬ヴァケーションを一蹴、このパフォーマンスで注目度アップ。多少レースで気難しい一面も覗かせながらも、1900メートルあすなろ賞は6馬身差の圧勝で重賞2勝目。地の利あるだけに狙ってみる手もあり。

(峯村 正利)

注記

当ページは、7月11日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。