注目馬情報 Attention

ショウナンナデシコ

牝5 JRA 須貝尚介厩舎 通算21戦8勝

父:オルフェーヴル
母:ショウナンマオ
母の父:ダイワメジャー

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21戦8勝の5歳牝馬。2歳9月に阪神競馬場のダート1800mで初勝利を挙げ、翌年4月に2勝目を挙げたが、3勝目を挙げたのはその1年以上後の昨年6月。しかし昨秋に4勝目を挙げると、続くオープン入り初戦も勝利。初めての重賞挑戦となった今年1月のTCK女王盃はクビ差2着に敗れたが、その後はエンプレス杯、マリーンカップと連勝し、初めての牡馬混合重賞で初めてのJpnIとなったかしわ記念で逃げ切り勝ちと、上昇の勢いを見せつけた。その実績ならJpnIIIの舞台では完全に格上。ただし今回は他馬よりも重い58kgという負担重量が課題になる。

サルサディオーネ

牝8 大井 堀千亜樹厩舎 通算49戦12勝

父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー

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49戦12勝の8歳牝馬。JRA所属時に4勝を挙げ、オープン以上で2着4回、3着1回。6歳になった2020年から大井所属で出走し、重賞7勝を含む8勝を積み重ねた。特徴的といえるのが、3着以内に入った24回はすべて左回りでのもので、右回りでは11回の出走で5着以内がゼロというところ。さらに現在の厩舎に移ってからは、左回りのJpnIIIでは7戦して3着以内率が100%という点も特筆できる。このレースでは一昨年が3着で、昨年が1着。その昨年は好スタートから先手を取って、2着に6馬身差をつけて逃げ切った。ただし、今年は58kgという負担重量が課題。前回の58kgは2走前のマリーンカップで、いつも通りに逃げたものの、57kgのショウナンナデシコに最後の直線だけで8馬身の差をつけられた。しかし今回は2頭とも負担重量が同じ58kg。前走で牡馬相手のさきたま杯を制した今の勢いなら、再度の逃げ切りが期待できる。

レーヌブランシュ

牝5 JRA 橋口慎介厩舎 通算17戦4勝

父:クロフネ
母:アンジュエ
母の父:アグネスタキオン

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17戦4勝の5歳牝馬。2歳時にダート1800mで2勝を挙げ、その後の2戦は牡馬との対戦で敗れたが、続く関東オークスでは3番手追走から差し切り勝ちをおさめた。それ以後はひと押し不足の結果が続いたが、昨年10月のレディスプレリュードでは先行策から早めに動いて押し切る強い内容で4勝目を挙げた。しかしその後は再び善戦止まり。最近2戦もエンプレス杯とマリーンカップで3着までとなっている。それでもこれまで5着以内を外したのは牡馬相手の3回だけ。牝馬限定戦ではすべて5着以内に入っている。しかしながら1600m以下のレースに出走した過去3回で、いずれも差のある敗戦を喫している点は気になるところ。それでもTCK女王盃のような積極策を取れればチャンスが出てくる。

レディバグ

牝4 JRA 北出成人厩舎 通算13戦4勝

父:ホッコータルマエ
母:フェバリットガール
母の父:ダンスインザダーク

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13戦4勝の4歳牝馬。2歳11月に阪神競馬場のダート1400mで迎えたデビュー戦を単勝9番人気ながら5馬身差で圧勝すると、2戦目は園田競馬場の兵庫ジュニアグランプリに進んで勝ち馬から半馬身差の2着に好走。3戦目は東京競馬場のヒヤシンスステークスに挑んで3着に入った。続く伏竜ステークスでは1800mが影響したのか8着に敗れたが、その後は1600m以下で2勝を挙げた。しかしオープンクラスに上がってからは善戦止まりで、初の重賞挑戦となった4月のマリーンカップは、5着でも勝ち馬から3.4秒差。しかし続く栗東ステークスでは差し脚を披露してオープンでの初勝利を飾った。その勢いで臨む交流重賞の舞台。これまでコーナー4つの競馬では4戦未勝利だが、差し脚がいきる展開になれば首位争いの可能性が広がってくるだろう。

過去3走の競走成績

キムケンドリーム

牝5 JRA 西村真幸厩舎 通算17戦4勝

父:オルフェーヴル
母:スターペスミツコ
母の父:カーネギー

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17戦4勝の5歳牝馬。2歳10月に京都競馬場の芝2000mで新馬勝ちをおさめたが、その後が苦戦続き。デビュー7戦目にダートへと矛先を変えても善戦止まりで、通算11戦目にようやく2勝目を挙げた。その後に2勝を挙げてオープン入りを果たしたが、2走前の勝利は14頭立て13番人気。続く前走は久々の芝となるマーメイドステークスで、見せ場に乏しい内容で14着に敗れた。全体的に好走と大敗の差が大きいタイプで、ダートでの好走はすべて好位で流れに乗れたとき。今回も意外性という観点から注目する手はあるだろう。半兄に、デビュー戦からダートで圧倒的な強さを見せたエピカリスがいる血統でもある。

過去3走の競走成績

グランパラディーゾ

牝4 大井 渡邉和雄厩舎 通算11戦3勝

父:ルーラーシップ
母:ラルケット
母の父:ファルブラヴ

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今回がJRAから地方競馬に所属が変わっての初戦。2歳時は芝で2戦して善戦止まりで終わったが、ダートに転じた年明け初戦を圧勝し、続く昇級戦も差し切り勝ち。そして秋に3勝目を挙げて、3勝クラスでも2着1回、3着2回と善戦が続いた。しかし格付け的にはオープンクラスのひとつ手前で、さらに今回が移籍初戦という条件では試金石と考えるのが妥当。過去のダートでの3着以内は、すべて1400m以下という点も気にかかる。ただ、左回りの舞台で前半の流れが緩むようなら、好位付けからの流れ込みが狙えそう。半兄はマイルチャンピオンシップを制したステルヴィオという血統も含めて、今後の飛躍が期待できる存在だ。

過去3走の競走成績

  • 2022/05/15 東京 左1400mBSイレブン賞

    5

  • 2022/03/12 中京 左1400m中京スポーツ杯

    2

  • 2022/01/16 中京 左1400m遠江S

    3

アールロッソ

牝6 船橋 山下貴之厩舎 通算27戦6勝

父:サウスヴィグラス
母:ラヴィングサンデー
母の父:サンデーサイレンス

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27戦6勝の6歳牝馬。2歳時にJRAのダート短距離で2勝したが、その後は大敗の連続。3勝目を挙げたのは4歳9月のダート1200mだった。その後も苦戦が続いたが、船橋に移籍すると走りが一変。船橋初戦こそ1000mで6着だったが、2戦目以降は好位から差し切る走りで、条件戦、準重賞、重賞と3連勝を飾った。続く前走はA2クラスで2着だったが、勝ったのはオープンでも勝ち星がある牡馬。相手が悪かったとみるべきだろう。とはいえ、今回は牝馬同士でも強敵ぞろい。それでも好位付けの形が取れれば、ここでも相手なりに差を詰めてくる可能性は考えられる。

(浅野 靖典)

注記

当ページは、6月30日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。