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レースの見どころ

 9頭立てで地方勢に昨年の川崎記念、かしわ記念の勝ち馬カジノフォンテン、昨年のJBCクラシックの勝ち馬ミューチャリー、先月の大井記念の勝ち馬ランリョウオーが不在だが、古豪ノンコノユメは参戦してJRA勢も当然のように豪華布陣。2022年の上半期ダート頂上決戦といっていい一戦となった。特にオメガパフューム、チュウワウィザード、テーオーケインズの3強対決に注目が集まる。この3頭、昨年の帝王賞で対戦していてテーオーケインズが圧勝。オメガパフュームは5着、チュウワウィザードは6着に敗れているが、1年を経てどのような結果になるか。それぞれ前走で力を見せており、激戦必至だ。

本命

  • 88テーオーケインズ

CHECK!

 過去、帝王賞を2回勝った馬はチャンピオンスター、フリオーソ、ホッコータルマエと3頭いるのだが、連覇をした馬はいない。そのジンクスに挑む。昨年の当レースは4人気だったが3馬身差の完勝で、秋のチャンピオンズCも2着のチュウワウィザードに6馬身差をつける圧勝劇。JRA最優秀ダートホースの座に。サウジ遠征では結果を出せなかったが、帰国緒戦の前走、平安Sは59キロを背負って横綱相撲で勝利。やはり単純な能力比較では間違いなくナンバーワン。怖いのは反動だけだが、中間の調整は順調。スムーズに運べれば結果はついてくるはず。再び帝王の座へ。

対抗

  • 22オメガパフューム

CHECK!

 昨年の当レースでは期待を裏切ってしまったが、暮れの東京大賞典では見事に勝利して4連覇の偉業を達成。その後、一時は種牡馬入りの話もあったのだが、現役続行となった今年の緒戦は59キロを背負っての4月のアンタレスS。2人気ではあったが終わって見れば器の違いを見せつけての勝利。改めて実力を証明した形。間隔が1月の川崎記念から5カ月開いていた前年より今年の方がローテーションは有利で、言うまでもなく9戦5勝、2着3回の大井2000mはベストの舞台。鞍上も主戦のミルコ・デムーロ騎手。まず勝ち負けと見る。

単穴

  • 66チュウワウィザード

CHECK!

 ドバイワールドCから帝王賞というローテーションは昨年と同じ。右回りより左回りの方がパフォーマンスが上がるのは確かだが、当レースは2019年2着、2020年3着。他に2020年のJBCクラシックでも3着があり、大井の2000mが不得意ということはない。帰国後の調整は順調で、22日はWで一杯に追って、25日は初めてBコースで追われて大きいストライドで力強く動いた。馬体の張りも良く、力を出せる仕上がりにある。鞍上もこれまで12戦して8勝、2着2回、3着2回の川田騎手。世界に名の知れた力量馬。逆転は十分可能。

連穴

  • 77クリンチャー
  • 89メイショウハリオ
  • 33ノンコノユメ

CHECK!

 クリンチャーは昨年の当レース3着馬。オメガパフューム、チュウワウィザードに先着して、暮れの東京大賞典でも2着。地方の馬場では崩れがなく、手替わりでも鞍上は南関東リーディングジョッキーの森騎手。今年も3強に割って入る可能性十分。メイショウハリオは昨年のみやこS、今年のマーチSの勝ち馬。左回りのチャンピオンズCは7着、前走の平安Sは3着までだったが、右回りだとモタれることがなく走りが違う。捌きやすい手頃な頭数になって追い比べの形に持ち込めれば一発も。10歳馬ノンコノユメもまだまだ健在。うまく嵌まれば昨年の再現がある。

提供 競馬ブック 木村 悟

注記

当ページの情報は、6月28日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。