地方競馬で唯一の国際GI競走であり、その年のダート競馬の総決算として、全国の競馬ファンから大きな注目が集まる。1995年に中央との交流競走になって以降、初めて連覇を達成したのが、04・05年の優勝馬アジュディミツオー(船橋)である。その後、スマートファルコン(JRA)とホッコータルマエ(JRA)が、それぞれ10・11年と13年・14年に同じく2連覇を達成。そして前回の第66回に、オメガパフューム(JRA)が史上初となる3連覇(18~20年)を達成した。(斎藤 修)
- 実施日
- 2021年12月29日(水)
- 競馬場
- 大井競馬場
- 距離
- ダート右回り 外 2000m
- 出走資格
- サラブレッド系 3歳以上
- 1着賞金
- 8000万円
- 負担重量
- 定量(3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
2020年 オメガパフューム 史上初の東京大賞典3連覇
2019年 オメガパフューム 得意の大井で連覇達成
2018年 オメガパフューム 3歳馬が古馬を一蹴しGⅠ初制覇
歴史
第1回は1955年に「秋の鞍」として2600mで争われた。62年には3000mに距離延長、64年に東京大賞典と改称された。3000mで行われた最後の88年には、のちにJRAに移籍して年度代表馬となるイナリワンが制した。元号が平成に変わった89年には2800mとなり、牝馬ながらその年に南関東三冠馬となったロジータが制した。94年までは南関東限定の重賞だったが、95年からJRAとの全国交流、97年にはGIに格付けされた。98年には現在と同じ2000mとなり、99年からは12月29日で行われ年末のダート総決算として定着している。さらに、2011年から国際GI競走となっている。(斎藤 修)
コース紹介
大井・右2000メートル
大井2000mでは外回りコースが使用される。4コーナーからスタートして最初のコーナーまで約500mあり、ゴールまでの直線も386mと地方競馬ではもっとも長いコース。枠順の有利不利も少なく、各馬が能力を発揮しやすい舞台と言える。東京大賞典の他にも、東京ダービー、帝王賞、ジャパンダートダービーなどの大レースが行われる、まさにチャンピオン・ディスタンスだ。(斎藤 修)
過去5年の競走成績
-
2020年 第66回
2020年12月29日(火)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
オメガパフューム |
2:06.9 |
1人気 |
2着 |
カジノフォンテン |
クビ |
9人気 |
3着 |
ウェスタールンド |
1/2 |
3人気 |
-
2019年 第65回
2019年12月29日(日)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
オメガパフューム |
2:04.9 |
2人気 |
2着 |
ノンコノユメ |
1 |
5人気 |
3着 |
モジアナフレイバー |
2 |
4人気 |
-
2018年 第64回
2018年12月29日(土)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
オメガパフューム |
2:05.9 |
3人気 |
2着 |
ゴールドドリーム |
3/4 |
1人気 |
3着 |
ケイティブレイブ |
1 1/2 |
2人気 |
-
2017年 第63回
2017年12月29日(金)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
コパノリッキー |
2:04.2 |
3人気 |
2着 |
サウンドトゥルー |
3 |
2人気 |
3着 |
ケイティブレイブ |
2 1/2 |
1人気 |
-
2016年 第62回
2016年12月29日(木)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:重
1着 |
アポロケンタッキー |
2:05.8 |
5人気 |
2着 |
アウォーディー |
1 1/2 |
1人気 |
3着 |
サウンドトゥルー |
クビ |
2人気 |
アクセス
- 開催場所
- 大井競馬場(東京都品川区勝島2-1-2)
- 公共交通機関
- 東京モノレール「大井競馬場前駅」
⇒徒歩:出口から約2分
京浜急行電鉄「立会川駅」
⇒徒歩:出口から約12分
JR「大井町駅」
⇒京急・東急バス(無料):中央口東7番停留所乗車
JR「品川駅」
⇒都営バス:高輪口2番のりば乗車、「大井競馬場前」下車
JR「目黒駅」
⇒都営バス:東口1番のりば乗車、「大井競馬場前」下車
- 車・タクシー
- 「東京国際空港(羽田空港)」から約10分
東海道新幹線「品川駅」から約20分
首都高速湾岸線「大井南I.C.」から約5分
首都高速1号羽田線「平和島I.C.」から約5分
- 駐車場
- 1471台(1000円、オートバイは200円)
※特定日のみ2123台に拡張(お盆や年末開催など)
- HP
- http://www.tokyocitykeiba.com/