注目馬情報 Attention

ヴェルテックス

牡4 JRA 吉岡辰弥厩舎 通算21戦5勝

父:ジャスタウェイ
母:シーイズトウショウ
母の父:サクラバクシンオー

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21戦5勝の4歳牡馬。重賞レースでは中京ダート1900mの平安S12着の戦績しかなかったのが、前走では浦和記念(ダート2000m)で3着に奮闘して一躍、存在感を示してきた。浦和は名古屋と違い左回りとはいうものの、コーナーがきつくて小回りというカテゴリーにくくっていい馬場。これまで小倉、福島のダート1700mで(1420)。園田で(2000)。つまり小回りコースではオール好走という見方も可能な戦歴になる。ジャスタウェイ、ハーツクライと辿れる父系ならこれからの伸びしろにも期待したくなる。

過去3走の競走成績

ライトウォーリア

牡4 JRA 高野友和厩舎 通算15戦5勝

父:マジェスティックウォリアー
母:スペクトロライト
母の父:ディープインパクト

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15戦5勝の4歳牡馬。重賞は新潟ダート1800mのレパードS12着、中山ダート1800mのマーチS8着。小回りコースにも実績はなくて地方の馬場にも初参戦になる。特筆すべき実績に欠けるのは否めない。また中央、地方他地区からの参戦馬で、逃げ切り勝ちがある唯一の存在になるが、過去5年のこのレースでハナを切った馬は(0122)。最悪でも4着だから好走確率は低くないとは言えるが勝っていないというのも厳然たる事実だ。一方でつかみどころがないというか、これまで12→1着、12→3着、14→1着と大敗から大変身したことがあるという点で怖さは残している。

過去3走の競走成績

  • 2021/11/28 阪神 右2000mカノープスS

    11

  • 2021/10/16 阪神 右1800m太秦S

    1

  • 2021/07/17 福島 右1700mジュライS

    14

ダンビュライト

セ7 JRA 音無秀孝厩舎 通算28戦4勝

父:ルーラーシップ
母:タンザナイト
母の父:サンデーサイレンス

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28戦4勝の7歳セン馬。重賞勝ちは2018年のアメリカジョッキークラブカップ(中山芝2200m)と2019年の京都記念(京都芝2200m)。7歳にして前走のみやこS(阪神ダート1800m)が初めてのダート参戦だったが13着に敗戦してしまった。ただ血統的な魅力は捨てがたいものがある。GIジャパンカップダート(東京ダート2100m)の勝ち馬のアロンダイト、国外のダート重賞を6勝したクリソライト、GI・JpnI含めダート重賞を6勝のクリソベリルと、近親にはダートでの活躍馬がズラリ。

ケイアイパープル

牡5 JRA 村山明厩舎 通算17戦6勝

父:パイロ
母:アルヴェナ
母の父:Seeking the Gold

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17戦6勝の5歳牡馬。パイロ産駒で自身にミスタープロスペクター4×3があって一見は東京の1600m向きの血統だが、阪神良馬場のダート1800mで2勝とパワー型かのような戦績を残している。もまれ弱い性格なのか外枠歓迎タイプで7、8枠では(3010)とオール好走。過去5年、名古屋グランプリで3着以内に入線した15頭のうち8頭がダンジグの血を有していたが、今年、その条件に該当するのはケイアイパープルとドスハーツの2頭。

過去3走の競走成績

  • 2021/11/21 福島 右1700m福島民友C

    5

  • 2021/09/19 中山 右1800mラジオ日本賞

    1

  • 2021/08/14 小倉 右1700m阿蘇S

    1

ドスハーツ

牡4 JRA 松永昌博厩舎 通算21戦4勝

父:ウインバリアシオン
母:バーニングラブ
母の父:スキャターザゴールド

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21戦4勝の4歳牡馬。重賞は中京ダート1900mの平安S14着だけで、オープンに昇級後は(0004)で入着も果たせていない。小回りコース、地方の馬場へも初参戦になる。また脚質も後方待機型で、過去5年のこのレースで3着以内に入線した15頭のうち10頭が4角では3番手以内にいた。他の5頭にしても先団にはとりついていた。活路を見いだすとするなら、父が菊花賞2着、天皇賞春2着のウインバリアシオンと長距離で新味をというあたりか。昨年は4歳馬が勝って、それ以前は3歳馬が連覇。新興勢力が台頭という傾向になりつつあるのも付記しておく。

過去3走の競走成績

  • 2021/11/28 阪神 右2000mカノープスS

    6

  • 2021/10/24 東京 左2100mブラジルC

    7

  • 2021/10/16 阪神 右1800m太秦S

    12

ルールソヴァール

セ9 北海道 田中淳司厩舎 通算35戦10勝

父:フレンチデピュティ
母:キョウエイトルース
母の父:フジキセキ

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35戦10勝の9歳セン馬。中央在籍時の2018年に佐賀記念(ダート2000m)を勝っている。重賞・地方の馬場の実績という点では最右翼といえるだろう。ただ2019年以降、中央では(0004)。8歳の昨年、ホッカイドウ競馬に転じてからは(3320)と息を吹き返した格好だが、9歳の今年は(0120)で未勝利。自身の年齢との戦いはどのレベルまで持ちこたえることが出来るかどうか。一方で名古屋競馬での激走馬の一族に注目という側面もあるレース。昨年の勝ち馬マスターフェンサーは2017年の2着馬トップディーヴォの半弟だった。本馬の半弟に一昨年の3着馬アナザートゥルースがいる。

(森 徹也)

注記

当ページは、12月18日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。