国内のダート短距離戦では唯一となるJpnI競走。JRAを含め全国の短距離馬が目標とするレースだ。2013年金沢のJBCスプリントを制したエスポワールシチー(JRA)は、国内ではGI/JpnI最多タイ(当時)となる9勝目を挙げた。これまで、地方馬の活躍も目立ち、07年フジノウェーブ(大井)、19年ブルドッグボス(浦和)、20年サブノジュニア(大井)とそれぞれ地元開催を制している。また15年コーリンベリー(JRA)と20年サブノジュニアは、03年のサウスヴィグラス(JRA)と父仔制覇を果たしている。(斎藤 修)
- 実施日
- 2021年11月3日(祝水)
- 競馬場
- 金沢競馬場
- 距離
- ダート右回り 1400m
- 出走資格
- サラブレッド系 3歳以上
- 1着賞金
- 6000万円
- 負担重量
- 定量(3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
2020年 サブノジュニア 地元の生え抜きが殊勲の勝利
2019年 ブルドッグボス 地方馬として3頭目のJBC勝利
2018年 グレイスフルリープ 8歳にして掴んだビッグタイトル
歴史
JBC競走は、1日にGIを2レース実施する“ダート競馬の祭典”として2001年、クラシック、スプリントの2本立てで始まった。JBCスプリントの基本は1200mだが、持ち回り開催となる競馬場のコース形態によって、大井・盛岡・JRA京都は1200m、名古屋・川崎・園田・金沢・浦和は1400m、船橋は1000mが舞台となってきた(06年川崎開催のみ1600mのJBCマイルとして実施)。1着賞金は第1回から8000万円と設定されたが、JBCレディスクラシックが新設された11年以降は6000万円となっている。金沢競馬場での開催は13年以来、8年ぶり2度目。(斎藤 修)
コース紹介
金沢・右1400メートル
1周1200m(右回り)の1400mコースは、4コーナーから直線に入って間もなくのところにゲートが置かれ、1コーナーまでは300mほど。それゆえ逃げ馬が揃うと先行争いが激しくなりやすい。コーナーを4回通過して、ゴールまでの直線は236m。高低差はなく、フルゲートは12頭。なおJBC開催の本年に限り、1400mの重賞「JBCイヤー記念」(4歳以上)が4月11日に行われる。(斎藤 修)
過去5年の競走成績
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2020年 第20回
2020年11月3日(火)
大井 右1200m
天候:曇 馬場:稍重
1着 |
サブノジュニア | 1:10.7 | 8人気 |
2着 |
マテラスカイ | 1 3/4 | 7人気 |
3着 |
ブルドッグボス | 3/4 | 3人気 |
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2019年 第19回
2019年11月4日(月)
浦和 左1400m
天候:晴 馬場:重
1着 |
ブルドッグボス | 1:24.9 | 6人気 |
2着 |
コパノキッキング | クビ | 2人気 |
3着 |
トロヴァオ | 3 | 11人気 |
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2018年 第18回
2018年11月4日(日)
京都 右1200m
天候:曇 馬場:良
1着 |
グレイスフルリープ | 1:10.4 | 4人気 |
2着 |
マテラスカイ | クビ | 1人気 |
3着 |
キタサンミカヅキ | 2 1/2 | 5人気 |
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2017年 第17回
2017年11月3日(金)
大井 右1200m
天候:晴 馬場:重
1着 |
ニシケンモノノフ | 1:11.4 | 2人気 |
2着 |
コパノリッキー | アタマ | 1人気 |
3着 |
ブルドッグボス | アタマ | 3人気 |
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2016年 第16回
2016年11月3日(木)
川崎 左1400m
天候:晴 馬場:重
1着 |
ダノンレジェンド | 1:27.2 | 3人気 |
2着 |
ベストウォーリア | 3 | 1人気 |
3着 |
コーリンベリー | 5 | 4人気 |
アクセス
- 開催場所
- 金沢競馬場(石川県金沢市八田町西1)
- 公共交通機関
- JR、IRいしかわ鉄道「金沢駅」
⇒無料バス:金沢港口(西口)バスターミナル1番乗り場乗車
- 車・タクシー
- 「小松空港」から約40分
北陸新幹線「金沢駅」から約20分
北陸自動車道「金沢東I.C.」から約6分
- 駐車場
- 約5000台(無料)
- HP
- http://www.kanazawakeiba.com/