2歳ダートグレード競走の開幕となる牝馬戦。年若い時期に行われるということもあり、2020年までの23回で地方馬が13勝とJRA馬を上回っている。北海道勢だけでなく、03年エスワンスペクター(佐賀)など他地区からの地方遠征馬も勝っている。地元の角川秀樹厩舎からの出走馬が、これまで6勝と特に好成績を収めており、15年優勝のタイニーダンサーは、つづく北海道2歳優駿で重賞連勝を果たすと、同年にJRA移籍。移籍後も関東オークスJpnIIを制するなど、牝馬のダートグレード競走で活躍した。(前田 恒)
- 実施日
- 2021年10月14日(木)
- 競馬場
- 門別競馬場
- 距離
- ダート右回り 外1200m
- 出走資格
- サラブレッド系 2歳牝馬
- 1着賞金
- 2000万円
- 負担重量
- 定量(54kg)
2020年 ソロユニット スピードの違いで直線独走
2019年 コーラルツッキー 流れに乗ってゴール前差し切る
2018年 アークヴィグラス 騎手・調教師ともグレード初制覇
歴史
1998年に国内で唯一の2歳牝馬限定のダートグレード競走として創設された。札幌1700m、門別1800m、旭川1600mなど中距離で行われた年もあったが、09年からは1200mで実施されている。グランダム・ジャパンがスタートした初年の10年から2歳シーズンの対象競走。18年の勝ち馬アークヴィグラス(北海道)は、その後南関東に移籍してシーズン最終戦・東京2歳優駿牝馬も制し、グランダム・ジャパン2歳シーズンで優勝した。レース名のエーデルワイスは、春に白い花を咲かせる高山植物。(前田 恒)
コース紹介
門別・右1200メートル
門別競馬場は右回りで、大井競馬場、盛岡競馬場と同じく1周は1600m。外回りはカーブが緩やかで直線が330mと長いため、追い込み勢の台頭も可能なコースとなっている。エーデルワイス賞JpnIIIが行われる1200m(外回り)は、フルゲート16頭で、2コーナー奥のポケットからスタート。向正面をいっぱいに使ってポジション争いができるため枠による有利不利はさほどない。展開や位置取りが明暗を分ける。(前田 恒)
過去5年の競走成績
-
2020年 第23回
2020年10月15日(木)
門別 右1200m
天候:曇 馬場:重
1着 |
ソロユニット | 1:12.2 | 1人気 |
2着 |
ミコブラック | 4 | 4人気 |
3着 |
マーサマイディア | 1 1/2 | 5人気 |
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2019年 第22回
2019年10月10日(木)
門別 右1200m
天候:晴 馬場:重
1着 |
コーラルツッキー | 1:12.3 | 7人気 |
2着 |
アザワク | 1/2 | 2人気 |
3着 |
ミナトノヨーコ | 1/2 | 11人気 |
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2018年 第21回
2018年10月16日(火)
門別 右1200m
天候:曇 馬場:稍重
1着 |
アークヴィグラス | 1:13.5 | 4人気 |
2着 |
デンバーテソーロ | クビ | 1人気 |
3着 |
エムティアン | 1 1/2 | 3人気 |
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2017年 第20回
2017年10月12日(木)
門別 右1200m
天候:曇 馬場:不良
1着 |
ストロングハート | 1:12.4 | 2人気 |
2着 |
グラヴィオーラ | 1/2 | 4人気 |
3着 |
リコーデリンジャー | 4 | 10人気 |
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2016年 第19回
2016年10月13日(木)
門別 右1200m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
リエノテソーロ | 1:12.8 | 1人気 |
2着 |
アップトゥユー | 5 | 6人気 |
3着 |
ピンクドッグウッド | アタマ | 2人気 |
アクセス
- 開催場所
- 門別競馬場(北海道沙流郡日高町富川駒丘76-1)
- 公共交通機関
- JR「札幌駅」
⇒道南バス:札幌駅前バスターミナル10番のりば乗車、「門別競馬場前」下車
⇒JR北海道バス(無料):北口乗車(要予約)
※無料送迎バスは現在予約を受け付けておりません。
- 車・タクシー
- 「新千歳空港」から約50分
JR「鵡川駅」から約15分
厚真門別道路「鵡川I.C.」から約15分
- 駐車場
- 約1000台(無料)
- HP
- http://www.hokkaidokeiba.net/