夏の盛岡競馬場で行われるスプリント戦。2020年にマテラスカイ(JRA)が日本レコードとなる勝ちタイム1分8秒5で勝利したことが記憶に新しい。過去25回のうちJRA馬の優勝は21回で、そのうち17回は栗東所属。美浦所属馬は4勝しているが、05年が最後となっている。16年にはダノンレジェンド(JRA)が60kgの負担重量で勝つなど、実績がある馬の優勝例がある一方、18年には重賞未勝利のオウケンビリーヴ(JRA)が52kgで勝利した例もある。(浅野 靖典)
- 実施日
- 2021年8月9日(振月)
- 競馬場
- 盛岡競馬場
- 距離
- ダート左回り 1200m
- 出走資格
- サラブレッド系 3歳以上
- 1着賞金
- 2300万円
- 負担重量
- グレード別定(基準重量 3歳51kg、4歳以上54kg、牝馬2kg減)
ただし下記①~③のとおり加増する(2歳時の成績を除く)
① 2021年8月4日まで、GI・JpnI競走1着馬5kg増、GII・JpnII競走1着馬3kg増、GIII・JpnIII競走1着馬1kg増
② ①の重量に加え、G・Jpn競走通算3勝以上馬は1kg増、さらに2勝ごとに1kg増
③ 負担重量の上限は3歳57kg、4歳以上60kg、牝馬2kg減
2020年 マテラスカイ 抜群のスピードは日本レコード
2019年 ヤマニンアンプリメ グレード連勝で秋の目標はJBC
2018年 オウケンビリーヴ 補欠繰上りの幸運から重賞初制覇
歴史
1996年にJRAとの交流重賞として創設され、97年からGIIIに格付けされた。07年と08年は水沢1400mで実施されたが、そのほかは96年の第1回から盛岡の1200mが舞台になっている。過去25回で地方馬が勝利を挙げたのは、00年ゴールデンチェリー(愛知)、08年プライドキム(船橋)、13年ラブミーチャン(笠松)、17年ブルドッグボス(浦和)の4回。08年の優勝騎手はデビュー1年目の川島正太郎騎手で、その快挙が日本プロスポーツ大賞新人賞の受賞にもつながった。20年マテラスカイ(JRA)の勝ちタイム1分8秒5はダート1200mの日本レコードとなっている。(浅野 靖典)
コース紹介
盛岡・左1200メートル
盛岡ダート1200mは、2コーナーポケットの周回コースとの合流点の少し奥がスタート地点。そこから最初のカーブまでの距離はおよそ500mで、ゆるい登り坂になっている。3コーナーからおよそ400mで4.4mの高低差がある下り坂。4コーナーを曲がり終えると、最後の直線は300m。その途中には、およそ150mで高低差が1.5mの登り坂が待ち受けている。(浅野 靖典)
過去5年の競走成績
-
2020年 第25回
2020年8月10日(月)
盛岡 左1200m
天候:曇 馬場:良
1着 |
マテラスカイ | 1:08.5 | 1人気 |
2着 |
ヒロシゲゴールド | 1/2 | 3人気 |
3着 |
ブルドッグボス | 2 1/2 | 4人気 |
-
2019年 第24回
2019年8月12日(月)
盛岡 左1200m
天候:曇 馬場:良
1着 |
ヤマニンアンプリメ | 1:09.1 | 2人気 |
2着 |
ヒロシゲゴールド | 1 | 3人気 |
3着 |
コパノキッキング | 2 | 1人気 |
-
2018年 第23回
2018年8月15日(水)
盛岡 左1200m
天候:曇 馬場:良
1着 |
オウケンビリーヴ | 1:09.1 | 3人気 |
2着 |
ネロ | クビ | 4人気 |
3着 |
ラブバレット | 6 | 2人気 |
-
2017年 第22回
2017年8月15日(火)
盛岡 左1200m
小天候:雨 馬場:稍重
1着 |
ブルドッグボス | 1:08.8 | 4人気 |
2着 |
ラブバレット | クビ | 3人気 |
3着 |
サイタスリーレッド | 2 | 1人気 |
-
2016年 第21回
2016年8月16日(火)
盛岡 左1200m
天候:曇 馬場:稍重
1着 |
ダノンレジェンド | 1:09.1 | 2人気 |
2着 |
ブルドッグボス | 2 | 1人気 |
3着 |
ラブバレット | 4 | 5人気 |
アクセス
- 開催場所
- 盛岡競馬場(岩手県盛岡市新庄字上八木田10)
- 公共交通機関
- JR「盛岡駅」(岩手競馬開催時のみ)
⇒無料バス:バスターミナル8番のりば乗車
時刻表はこちら
- 車・タクシー
- 「いわて花巻空港」から約50分
東北新幹線「盛岡駅」から約30分
東北自動車道「盛岡南I.C.」から約25分
- 駐車場
- 約3000台(無料)
- HP
- http://www.iwatekeiba.or.jp/s