牡4 JRA 飯田雄三厩舎 通算13戦6勝
父:サウスヴィグラス
母:ムービングアウト
母の父:Langfuhr
高知の黒船賞、園田の兵庫ジュニアグランプリと今回とリンクしてくる地方の右回りの1400mという舞台で重賞を勝っているのは強調ポイントだ。ことに前走の黒船賞は8馬身差の圧勝劇だった。先行抜けだしのレースパターンが小回り1400mの舞台設定にマッチするのだろう。ちなみに昨年の勝ち馬ラプタスも黒船賞を楽勝しての参戦だった。父サウスヴィグラスは2002年のかきつばた記念の覇者で2015年の勝ち馬コーリンベリーを輩出。このコーリンベリーとは母がミスタープロスペクター、ダンジグを有するという共通した血統構成がある。
2021/03/16 高知 右1400m黒船賞 JpnIII
1
2021/01/31 東京 左1400m根岸S GIII
13
2021/01/11 中京 左1400mすばるS
1
牡9 JRA 森秀行厩舎 通算55戦9勝
父:アドマイヤオーラ
母:ノボキッス
母の父:フレンチデピュティ
2016年のかきつばた記念の勝ち馬でこの他にもダート1400mの重賞は中京のプロキオンS、浦和のさきたま杯を勝っていて、ダート1200mの中山のカペラSも勝っている。かきつばた記念に関しては昨年も2着に奮闘している。9歳という高齢にはなったが、前走も大井1200mの東京スプリント記念で0秒2差の4着と善戦していてまだまだ衰えは感じない。若い頃ほどの先行力は失せた印象はある一方で粘り強く差してくる脚を身につけた。岡部誠も二度目の騎乗でさらに能力を引き出してくるのではという期待感も抱ける。
2021/04/14 大井 右1200m東京スプリント
4
2021/03/16 高知 右1400m黒船賞 JpnIII
9
2021/02/21 阪神 右1200m大和S
14
牡4 JRA 本田優厩舎 10戦4勝
父:オルフェーヴル
母:ルリニガナ
母の父:スニッツェル
昨年の7月に未勝利戦を勝ち上がって以降、1、2、1、1着と順調にステップアップしてきた。前走はこれまで1700、1800mしか経験していなかったなかで初の短距離戦になる1400mで前半3ハロンが12.1-10.6-11.1という速いラップでもそれほど無理することなく流れに乗れて結果を出したのが立派だった。初オープン、初重賞でも期待感はかけられる。ただし4勝がすべて左回りで右回りでは[0-0-0-4]。地方の馬場にも初参戦になる。12月以来の実戦にもなるし克服すべき課題は少なくない。
2020/12/20 中京 左1400m三河S
1
2020/10/25 新潟 左1800m鳥屋野特別
1
2020/09/05 新潟 左1800m両津湾特別
2
セ5 JRA 松永昌博厩舎 通算15戦7勝
父:ディープブリランテ
母:エアラホーヤ
母の父:ボストンハーバー
昨年にかきつばた記念と高知の黒船賞の交流重賞ダート1400mを2勝している。ともに逃げ切りでダート右回りの1400mでハナを着れば[4-0-0-1]。祖母テンザンストームが中央4勝のスピード自慢の活躍馬で勝ち鞍はすべて1400m(芝3勝、ダート1勝)で3勝が逃げ切りだった。連覇に挑む立場になるわけだが、過去に連覇をはたした馬はスマートファルコン、セイクリムズンと2頭いる。この他にもノボバカラが1勝2着1回。リピート好走を意識していい舞台といえるかもしれない。前走でかきつばた記念以来の約10ケ月ぶりの勝利をあげ好ムードで臨める。
2021/03/13 阪神 右1400mポラリスS
1
2021/01/17 中山 右1200mジャニュアリーS
13
2020/12/23 園田 右1400m兵庫ゴールドトロフィー JpnIII
3
牡5 JRA 矢作芳人厩舎 通算23戦5勝
父:ヘニーヒューズ
母:スマートオーシャン
母の父:Mr. Greeley
重賞レースは1走だけで2走前の根岸S16着。戦績的には一歩譲る形か。ただ右回りのダート1400mで[1-1-1-1]、ダート1200mで[1-0-0-0]。札幌のダートで2勝、小倉のダートで1勝と小回りコースにも実績を残している。地方の馬場には重賞のみならず条件交流競走も含めて初参戦だが、小回り、右回りのダート短距離戦に適性を見せる可能性を見出せる戦績はある。
2021/04/24 東京 左1600mオアシスS
10
2021/01/31 東京 左1400m根岸S GIII
16
2020/12/27 阪神 右1400m ギャラクシーS
3
牡6 兵庫 坂本和也厩舎 通算38戦18勝
父:シニスターミニスター
母:コテキタイ
母の父:サウスヴィグラス
重賞4勝は姫路の兵庫ウインターカップ、名古屋のゴールド争覇、園田の園田チャレンジカップ、金沢の金沢スプリントカップとすべて地方の右回りのダート1400m。地方のダート1400mの重賞では[4-0-2-1]。唯一、馬券圏外になったのが中央交流重賞の兵庫ゴールドトロフィーだが、それでも0秒6差の4着。遠征競馬に問題はないし、馬ごみも苦にしない。いろんな意味でのタフさと自在性があって堅実味には高い評価を与えられる。
牡7 愛知 川西毅厩舎 通算32戦5勝
父:Mayson
母:アナアメリカーナ
母の父:American Post
中央3勝はすべて芝1200mで芝1600mのニュージーランドトロフィー2着、芝1400mのファルコンステークス3着。しかし硬さを感じる走りからは芝馬という印象は薄い。昨年の秋に名古屋に転入後は[2-1-0-1]。戸部尚美騎手も「原因がよくわからない」という笠松グランプリの凡走はあったが、これ以外はダート適性十分の力強い走りを見せてくれている。3頭による大接戦だった前走の東海桜花賞もラストの伸び脚はこの馬が一番だった。コーナーで少しもたつく面があるが、そのあたりをスムーズに運べれば前走以上のパフォーマンスは可能だろう。
(森 徹也)
注記
当ページは、4月28日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。