データ分析

前回のハイライト

2番人気のシングンマイケルが勝ち、障害レース3連勝でGⅠ初制覇を飾った。最終障害で先頭に躍り出ると、そのまま押し切り後続を寄せ付けなかった。勝ちタイムは4分38秒9。2着にはブライトクォーツ、3着にはメイショウダッサイが入った。

データ分析

前走着順が3着以上の馬を中心視したい。前走1着馬が5勝、2着馬、3着馬が2勝ずつ。残りの1勝は前走が競走中止だった馬で、前走4着以下の馬に勝利はない。前走で好走していた馬は、ここでも好勝負になりそうだ。

“5歳が実績でリード”

過去10年の勝利数は5歳馬が5勝でトップ。次いで4歳馬が3勝、6、8歳馬が1勝ずつとなっている。3歳馬、7歳馬は勝利がなく、分が悪い。勝率では、4歳馬が21.4%でトップ。5歳馬が13.5%、8歳馬が5.0%で続く。馬齢では4、5歳が優勢の傾向。特に5歳馬は、単勝回収率204%、複勝回収率85%と回収率もトップ。直近5年でも同様で、データ上5歳馬が信頼できる。

表1馬齢別成績(過去5年)
馬齢 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
4歳以下 0 0 0 6 0% 0% 0%
5歳 3 1 0 13 17.7% 23.5% 23.5%
6歳 1 2 4 14 4.7% 14.3% 33.3%
7歳 0 1 1 7 0% 11.1% 22.2%
8歳 1 1 0 9 9.1% 18.2% 18.2%
9歳 0 0 0 4 0% 0% 0%

“真ん中の枠が狙い目”

馬番別に見ると、過去10年で5番、7番、8番が2勝ずつ。2番、6番、9番、13番が1勝ずつ。極端な枠よりは、真ん中の枠に入った馬が狙い目だろう。

表2馬番別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 8枠13番 3枠4番 5枠8番
2016年 7枠9番 8枠12番 8枠11番
2017年 4枠7番 4枠6番 8枠15番
2018年 4枠5番 5枠6番 4枠4番
2019年 4枠7番 3枠5番 7枠12番

“勝率・連対率6割の石神”

昨年こそ金子光希に勝利を譲ったが、16年から18年までの3年間を石神深一が連覇している。勝率、連対率、複勝率すべて60%と好成績を残している。騎乗した3度とも連対した林騎手はすでに引退。今年はどの騎手が勝利するのか、注目が集まる。

表3騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
石神深一 3 0 0 2 60.0% 60.0% 60.0%
林満明 1 2 0 0 33.3% 100.0% 100.0%
金子光希 1 0 0 2 33.3% 33.3% 33.3%
高田潤 0 1 2 2 0% 20.0% 60.0%
熊沢重文 0 1 0 3 0% 25.0% 25.0%
平沢健治 0 1 0 2 0% 33.3% 33.3%
森一馬 0 0 2 1 0% 0% 66.7%
西谷誠 0 0 1 2 0% 0% 33.3%

“1番人気vs.2番人気の構図”

1番人気、2番人気が2勝ずつと勝ち星を分け合っている。次いで3番人気が1勝。上位人気勢が優勢の傾向にある。ただ、2着の回数を見ると、5番人気以下が3回。人気薄でも2着に食い込む可能性は十分で、人気がないからといって軽視するのは危険だ。

表4人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2 0 1 2 40.0% 40.0% 60.0%
2番人気 2 2 0 1 40.0% 80.0% 80.0%
3番人気 1 0 1 3 20.0% 20.0% 40.0%
4番人気 0 0 1 4 0% 0% 20.0%
5番人気以下 0 3 2 43 0% 6.3% 10.4%

ここに注目

直近で好成績を残している「石神深一」がどのパートナーと出走するか。人気サイドの決着となっているため、「1番人気」「2番人気」にも注目。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。