注目馬情報

テリトーリアル

牡7 JRA 西浦勝一厩舎

父:Teofilo
母:コンサヴァトワー
母の父:Street Cry

通算成績30戦7勝の7歳牡馬(明け年齢)。充実一途のテリトーリアルが重賞初勝利を決める。前走の中日新聞杯は上がり勝負で分が悪かったこともあり9着に沈んだが、この馬もしぶとく脚を伸ばしていた。オクトーバーSは2番手追走からラスト3ハロンはメンバー最速タイの脚で勝利。鳴尾記念の大敗が嘘のような快勝を見せた。続く福島記念は目標にされた分で3着だったが、いったんは抜けだし見せ場十分の内容だった。昨年の中山金杯は0秒1差の3着。今の充実ぶりなら昨年以上の結果が期待できる。センスのよさと先行力を武器に、重賞勝ちを狙う。

ヴァンケドミンゴ

牡5 JRA 藤岡健一厩舎

父:ルーラーシップ
母:アンフィルージュ
母の父:アグネスタキオン

通算成績19戦4勝の5歳牡馬(明け年齢)。3勝クラスを突破後、オープンで【0120】と馬券圏内をはずしたことのない堅実な馬。それも勝ち馬と差のないレースを続けており、重賞初勝利へあと1歩のところまで迫っている。前走の福島記念は勝ち馬に首差及ばなかったが、外から伸びて2着と力を示した。これまでの勝利がすべて福島コースで福島専用機の印象が強いが、酒井騎手が前走後「今なら他の競馬場でも走れると思います」と話したように、力をつけた今なら得意の福島でなくとも好勝負になる。中山では好走歴もあり、ここで重賞初勝利を期待したい。

バイオスパーク

牡6 JRA 浜田多実雄厩舎

父:オルフェーヴル
母:ナナヨーティアラ
母の父:マイネルラヴ

通算25戦5勝、重賞1勝の6歳牡馬(明け年齢)。前走福島記念は、好位のインを追走から、直線は先行馬2頭の外へ。最後までしっかりと伸びて外ヴァンケドミンゴの猛追を首差しのいだ。初の重賞勝ちが池添騎手全10場制覇のメモリアルV。勢い十分のバイオスパークは、ここでも不気味な存在だろう。意外にも中山でのレースは今回が初めてだが、福島、函館コースで勝っているように、小回りコースは好走歴十分。折り合い面も問題のない馬で、中山の舞台も不安は少ない。重賞を勝ったばかりの上がり馬が、中山の舞台で再び躍動し、重賞2勝目を狙う。

ディープボンド

牡4 JRA 大久保龍志厩舎

父:キズナ
母:ゼフィランサス
母の父:キングヘイロー

通算成績9戦2勝、重賞1勝の4歳牡馬(明け年齢)。菊花賞4着の素質馬。京都新聞杯勝利後はダービー5着、神戸新聞杯4着、菊花賞4着とGⅠ、GⅡで善戦を続けてきた。初となる古馬との対戦がどうかも、神戸新聞杯では休み明けの中で3冠馬コントレイルに0秒5まで迫った。そのコントレイルがジャパンCで女王アーモンドアイに1馬身 1/4 差と考えると、古馬とも十分に戦えそう。中山の芝2000mは皐月賞10着以来だが、しぶとく脚を使うタイプで、力をつけた今なら好走を期待できる。3歳牡馬はコントレイルだけではないことを改めて示してくれそうだ。

シークレットラン

牡5 JRA 田村康仁厩舎

父:ダンカーク
母:カールファターレ
母の父:キングカメハメハ

通算成績14戦4勝の5歳牡馬(明け年齢)。2歳時に、中山金杯と同舞台で行われる葉牡丹賞をレコード勝ち。前走でオープン入りしたばかりだが、中山で連勝、京成杯4着と中山のコース適性、素質ともに高い。田村師は「食べさせて体も増えて、大人になってきた。今になって理想通りになってきた。長くいい脚を使うので中山のように坂があるコースは合う」と成長を実感する。前走は3番手追走から直線でしぶとく脚を伸ばし、外3頭の追い上げをしのぎ切った。中間の様子も順調そのもので、昇級初戦でも好勝負が期待できる。レコード勝ちの舞台で重賞初勝利だ。

ウインイクシード

牡7 JRA 鈴木伸尋厩舎

父:マンハッタンカフェ
母:イクスキューズ
母の父:ボストンハーバー

通算28戦4勝の7歳牡馬(明け年齢)。4勝中2勝が中山の中山巧者。前走のディセンバーSでは、好位を追走し脚をためたが、直線の坂を上ってから伸びを欠いた。それでも3着とは鼻+首差の5着と力を示す内容だった。もともとレースを使われてよくなるタイプで、たたき3戦目、状態が上向いている今回はねらい目と言えそうだ。重賞では【0104】と最高着順は昨年の2着が最高だが、勝ち馬と1秒以上差がついたのは昨年日経賞だけで他は0秒4差や0秒5差と差のないレースを続けている。年始の中山で重賞初勝利を飾っても不思議はない。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。