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東京盃

10月6日(水)大井 右1200m 20:10発走JpnII

東京盃

Data Analysis データ分析

JBCスプリントへの切符を掴め!

南関東地区における下半期のスプリント王決定戦で、JBCスプリントの前哨戦としても注目の一戦。ここでは過去10年のデータから傾向を分析していく。

近5年連続で地方馬も活躍

JRA馬が7勝、2着6回、3着9回で、3着内馬30頭中22頭を占めているように、基本的にはJRA勢が強い。しかし、地方馬もここ5年連続で馬券にからんでいることから、馬券の対象として考えたい。かつては地元大井所属馬も勝ち馬に名を連ねたが、不思議と近10年は1頭も馬券にからんでいない。[表1]

[表1]所属別成績(過去10年)

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA 7 6 9 28 14.0% 26.0% 44.0%
大井 0 0 0 39 0.0% 0.0% 0.0%
川崎 0 0 1 5 0.0% 0.0% 16.7%
船橋 2 0 0 21 8.7% 8.7% 8.7%
浦和 0 3 0 7 0.0% 30.0% 30.0%
その他地方 1 1 0 16 5.6% 11.1% 11.1%

上位人気馬だけでは決まらない

1番人気馬が5勝、2着0回、3着2回で、勝率50%、3着内率70%と堅実だが、12年には6番人気、17年には7番人気馬が勝っているように伏兵の台頭もある。1~3番人気での決着は13年の1回だけしかなく、過去10年中8回で6番人気以下が馬券にからんでいることもあり、3連単万馬券が7回。上位人気馬だけでの決着は少ない。[表2]

[表2]単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5 0 2 3 50.0% 50.0% 70.0%
2番人気 1 2 2 5 10.0% 30.0% 50.0%
3番人気 1 3 1 5 10.0% 40.0% 50.0%
4番人気 1 1 3 5 10.0% 20.0% 50.0%
5番人気 0 0 0 10 0.0% 0.0% 0.0%
6番人気以下 2 4 2 88 2.1% 6.3% 8.3%

5歳馬とリピーターの高齢馬に注目

5歳が3勝、2着3回、3着4回と好走が目立つ。3歳馬は出走自体が少なく馬券にからんでいないが、4歳2勝、6歳2勝、7歳1勝、8歳以上2勝と、幅広い世代から勝ち馬が出ている。ドリームバレンチノが、14年に7歳で2着、15年にも8歳で2着、そして16年に9歳で1着と3年続けて馬券に絡んだように、高齢馬のリピーターは狙い目。[表3]

[表3]年齢別成績(過去10年)

年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
3歳 0 0 0 6 0.0% 0.0% 0.0%
4歳 2 1 1 22 7.7% 11.5% 15.4%
5歳 3 3 4 17 11.1% 22.2% 37.0%
6歳 2 0 3 21 7.7% 7.7% 19.2%
7歳 1 4 0 24 3.4% 17.2% 17.2%
8歳以上 2 2 2 26 6.3% 12.5% 18.8%

枠の有利不利は無い

1着馬は1~8番が5頭、9~16番が5頭。3着内馬30頭で見ても、1~8番が14頭、9~16番が16頭で内外の差はほとんどない。[表4]

[表4]3着以内馬の馬番(過去10年)

11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
頭数 15頭 16頭 15頭 11頭 15頭 14頭 16頭 15頭 15頭 14頭
1着 8 15 14 5 15 14 9 4 2 3
2着 10 16 1 1 12 3 14 7 12 5
3着 9 11 13 4 10 7 6 14 11 7

注記
16年は9番競走除外。20年は9番競走除外。

リピーターに注目

南関東限定重賞だった時代から交流重賞になって以降も連覇が目立ち、過去10年でも前記ドリームバレンチノだけでなく、ブルドッグボスが17年2着、19年2着、20年2着とそれぞれ3回馬券に絡んでいる。コース実績のあるリピーターには注目しておきたい。

勝つのはこういう馬!

1番人気で勝った5頭はいずれもJRA馬で、4歳2頭、5歳1頭、6歳2頭と、『人気に応えるJRA馬は比較的若い馬』が多い。一方でリピーターの好走が目立ち、ドリームバレンチノは最初に馬券に絡んだ14年が2番人気で2着、15年が4番人気で2着、16年も4番人気で1着だったように、『高齢馬で人気を落としたリピーター』も積極的に狙いたい。

(栗田 勇人)

過去20年の所属別成績

1着
2着
3着

注記
当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。