注目馬情報 Attention

サンライズフレイム

牡5 JRA 石坂公一厩舎 通算16戦8勝

父:ドレフォン
母:マストバイアイテム
母の父:アフリート

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8勝中、新馬戦以外の7勝が1400mで、距離の適性が高い。重賞5戦を含む16戦しているが、掲示板を外したことがなく、中央のオープンで3勝と強いメンバーの中で堅実に戦ってきた。前々走はオーバルスプリントで3馬身差の圧勝を収め、念願の重賞初制覇。早めに立ち回り、地方のコース形態に対応して良績を残せたのは収穫だ。武蔵野Sでは勝ち馬を見ながら運び、いい末脚を駆使したものの、ゴール前で伸びがひと息に。やはり1F長かったか。今回の舞台は初めてだが、右回りは5勝していて、小回りも問題ない。そして、得意の1400mに替わるのもいい。ここも自分から動いていく形で終いの脚を生かせるポジションにつけられれば、首位争い可能。

(研究ニュース・森田美菜)

マテンロウコマンド

牡3 JRA 長谷川浩大厩舎 通算10戦4勝

父:ドレフォン
母:ダイアナヘイロー
母の父:キングヘイロー

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ダート転向後2戦は不利もあり力を出し切れなかったが、スムーズな競馬で初勝利を飾ると足踏みすることなくトントン拍子の4連勝で今回と同舞台の兵庫CSを制した。続く北海道スプリントCは初の1200mもあったか、勝負どころでやや置かれながらも直線は盛り返して2着。ここ2走は年長馬相手に2、10着だが、ここまで負かしてきた同世代の馬が年長馬相手に重賞勝ちを果たしており、今回は実績ある1400mに戻るだけでなく、重賞勝ちの園田というのも強調点。先行してひと伸びできて、ためればためたなりの末脚も使えるうえに、体重が増えてパワーアップも窺える。ハンデの57キロ自体は背負い慣れており、ここは巻き返し必至の一戦となりそうだ。

(競馬ブック・森田昌樹)

エコロクラージュ

牡6 兵庫 保利良平厩舎 通算31戦17勝

父:コパノリッキー
母:バヤル
母の父:フレンチデピュティ

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前走の笠松グランプリは、ゴール前追い上げるもクビ差届かずの2着。同馬を管理される保利良平調教師は「結果は残念でしたが、前回は本番まで間隔が開いてしまうことを嫌っての出走でもありました」と語る。そう、その『本番』というのが今回の競走、兵庫ゴールドトロフィーだ。今年の最大目標に掲げ、ここまでレースを積み重ねてきたという陣営、当然ながら期待感も大きい。「昨年までは普段の運動から我の強さを出していましたが、中間に坂路調教を挟む調整方法に切り替えてから性格も変わってきました。斤量57キロで出走だった南部杯(5着)での走りが自信になっています。ハンデ差はまったく気にしていません」と師談。厩舎としても一昨年のタイガーインディ(9着)から3年連続での出走。3度目の正直となるか、注目したい。

(中司 匡洋)

スペシャルエックス

牡5 北海道 田中淳司厩舎 通算22戦10勝

父:ダノンレジェンド
母:ファーマクリーム
母の父:スニッツェル

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園田1400mで行われているダートグレードは、2歳時の兵庫ジュニアグランプリJpnIIで2着に逃げ粘り、2年連続で出走している兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIは3着、4着と常に上位争いを演じている。昨年のチャレンジの後、1カ月後の兵庫ウインターカップで接戦を制したが、脚部不安で自身初の戦線離脱を経験。8カ月ぶりに復帰したA1特別は、8分ぐらいの状態ながら逃げ切り勝ち。ひと叩きされ、状態がアップした道営スプリントは、僚馬のベラジオゼロの2番手で折り合いをつけ、早め先頭から後続の追撃を許さず、連覇を果たした。毎年の最大目標に置いているこのレースに照準を合わせてきた。6日に単走で3F35.6秒-1F12.3秒。13日はメイショウマーブル(C1)の外に併せてビシビシ追われ、3F35.2秒-1F12.1秒をマークして半馬身先着と、叩き3走目で型通りに調子を上げている。兵庫のリーディングジョッキーを背に、悲願のダートグレード制覇を目指す。

(古谷 剛彦)

サンライズホーク

セン6 JRA 牧浦充徳厩舎 通算22戦7勝

父:リオンディーズ
母:ローマンブリッジ
母の父:ブライアンズタイム

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デビュー2戦目で短距離ダートに使われるとそこから4連勝してオープン入り。その後は不振が続いたが、ブリンカー着用で行きっぷりが一変して重賞を3連勝。昨夏からはブリンカーを外して控える競馬に転換し、重賞で3走続けてハナ、クビ、クビ差の2着するなど力を示している。近走は成績が振るわないが、キックバックを嫌がってやめたり、枠内で我慢が出来ずに出遅れて流れに乗れなかったり、気難しい面を出して走る方に気持ちが向いていないよう。攻めでは相変わらず軽快な動きを見せており、衰えなどは感じられないので、当レース1、2着と相性のいい園田1400mに替わり、発馬を決めて気分良く走れれば、変わり身があっても。

過去3走の競走成績

(競馬ブック 三浦幸太郎)

ケイズレーヴ

牡3 愛知 榎屋充厩舎 通算15戦8勝

父:ブリックスアンドモルタル
母:レコードチェイサー
母の父:ディープブリランテ

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前走の地方全国交流重賞・楠賞はクビ差2着。しかし負けて強しを示したのも事実。道中包まれて、終始外に出せない不利。ロスを承知で砂の厚い内を後方から早めに仕掛けて直線先頭に立ったが、ゴール前で競り負けた。「間隔が詰まった出走でしたし、レースが難しい内めの枠でした」と榎屋充調教師は敗因分析した。ダートグレードは5月の兵庫CS(5着)以来、2回目。1番スタートも中団から外に進路を見いだして追い上げ、見せ場を作ってみせた。「小柄な馬だからハンデ戦はいいね。枠や流れにも恵まれないかな」と同師。大目標は地元名古屋のJpnIII・かきつばた記念(2月)だが、先行激化になれば……。自慢のキレが爆発していい。

(西尾 敦)

ロレンツォ

牡7 高知 田中守厩舎 通算27戦7勝

父:ロードカナロア
母:マリアフィオーレ
母の父:ハーツクライ

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今秋、JRA3勝クラスから転入しここまで3戦3勝。前々走の園田チャレンジカップでは直線、目の覚めるような末脚を爆発させて重賞初制覇を飾ると、展開の味方があったにせよ前走のB級以下の準重賞、仁淀川特別ではピンシャンとの注目対決も制している。今回が初のグレードレース挑戦。当然、相手は一気に強くなるが、先述の園田チャレンジカップが斤量57キロで1分27秒9。今回は斤量53キロでの出走であり、過去の決着タイム等からも全くのノーチャンスには思えない。田中守調教師と赤岡修次騎手のタッグではサクラシャイニー、サクラレグナムといった強豪が3着と善戦している一戦。補欠繰り上がりの幸運も生かしどこまで戦えるのか注目だ。

(風間 恒一)

注記

当ページは、12月20日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。