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レースの見どころ

今年で70回の節目を迎え、船橋競馬及び地方競馬の中でも屈指の伝統の一戦として定着している当レース。過去にはホクトベガやアブクマポーロ、フリオーソやスマートファルコンという時代を彩った名馬たちが優勝馬に名を連ねており、このレースを足掛かりに、4月の川崎記念、そして上半期の大一番・帝王賞へと続いていく。今年は昨年の優勝馬セラフィックコールを筆頭に、自分の形にハマれば勝ちを狙える個性派が揃った。しかし、距離の2400メートル、船橋コースの経験なし、若しくは経験の少ない馬が揃って未知数な面が多く、波乱の目も十分に考えられる。

本命

  • 813セラフィックコール

CHECK!

昨年は4馬身差をつけて楽勝。その後は王道を歩んだが、5、8、12着と精彩を欠く。ただ、川崎記念は馬体減で状態ひと息、帝王賞は直線で加速しようとした処で前が壁になり満足に追えず、チャンピオンズカップは終始5頭分の外を回る競馬。そして、何れもが外から被されて自分のリズムでは走れなかった。馬群がバラけてノビノビ走った昨年の当レースで見せた爆発力はメンバー中随一。他馬のプレッシャーがかからない大外枠だし、圧倒的な強さで一昨年のみやこSを制した時のコンビに戻って復活の狼煙を上げる。

対抗

  • 45ディクテオン

CHECK!

息の長い末脚が特長で、オープン入り後13戦して着外は2回だけという堅実派。昨年の当レースはセラフィックコールに1秒4差つけられたが、堅実度では同馬の方が上回る。重賞は浦和記念、名古屋グランプリ、白山大賞典と異なるコースで3勝。9勝中4勝はテン乗りで挙げたもので乗り替わりは問題なし。まして大舞台に強い吉原騎手なら鮮やかなマクりに期待。ここを目標に仕上がりも良好で、スムーズに追い上げて行ければ逆転も十分可能。

単穴

  • 44アウトレンジ

CHECK!

前走は1年ぶりの着外だが、58.5キロを背負いながら出遅れを挽回してなし崩しに脚を使ったのが響いた感じ。着順こそ7着だが、むしろ一旦は3番手まで追い上げて、フェブラリーステークス3着馬のミッキーファイトに0秒4差まで食い下がったのは評価できる。今回は初の船橋2400メートルだが、折り合いのつくタイプで自分のリズムで走れば対応可能。浦和記念と同じく逃げるメイショウフンジンを早目に交わして粘り込む形なら勝機は十分ある。

連穴

  • 56メイショウフンジン
  • 711グランブリッジ
  • 33キリンジ
  • 57テンカハル

CHECK!

前走の佐賀記念で悲願の重賞制覇を成し遂げたメイショウフンジン。近走はブリンカー効果てき面という走りでひと皮剥けた印象。逃げれば渋太さ発揮で、同型馬が手薄と見れば粘り込み十分。自在性があり、牡馬相手や様々なステージでも堅実に駆けているグランブリッジ。船橋2400メートルは初挑戦だが、手の合う川田騎手に戻り、どんな走りを見せるか注目。金盃では圧倒的な走りで南関東移籍緒戦を白星スタートしたキリンジ。交流重賞でも再三好走実績があり、このメンバーでも決して見劣りはしない。昨年から南関東へ移籍した良血テンカハル。報知オールスターカップ3着でメドを立てたとあればノーマークは禁物。

提供 ケイシュウNEWS 若林 幹治

注記

当ページの情報は、3月11日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。