創設は1955年で、現在地方競馬で実施されている牝馬限定重賞では、浦和・桜花賞とともにもっとも歴史が長い。ダートグレード競走となった97年以降、地方馬の勝利は8回だが、2019年クレイジーアクセル(大井)、20年サルサディオーネ(大井)、21年ダイアナブライト(川崎)と近年活躍が目立つ。23年まで年明けに行われていた大井・TCK女王盃JpnIIIが、園田に移設(兵庫女王盃)され時期変更となったため、24年からは当レースが新年最初の牝馬ダートグレード競走となった。本競走で1着の地方馬にはエンプレス杯JpnIIへの優先出走権が付与される。(栗田 勇人)
- 実施日
- 2025年2月11日(祝火)
- 競馬場
- 船橋競馬場
- 距離
- ダート左回り 1800m
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上牝馬
- 1着賞金
- 3000万円
- 負担重量
- ハンデキャップ
2024年 アーテルアストレア 早め進出から直線差し切り完勝
2023年 ライオットガール 競り合う2頭を直線差し切る
2022年 テリオスベル 後続を引き離し重賞初制覇
歴史
第1回が行われたのは1955年。97年から中央交流となり、10月実施だった99年の勝ち馬ファストフレンド(JRA)は、GI初挑戦となった同年の東京大賞典で2着に好走すると、2000年には牝馬としてはじめて帝王賞、東京大賞典の両GIを同一年度に制した。春や夏に行われた時期もあったが、04年以降は12月上旬(もしくは11月下旬)に定着し、06年からはハンデ戦に。20年の勝ち馬サルサディオーネ(大井)はその年ダートグレード競走2勝を挙げ、NARグランプリ4歳以上最優秀牝馬に選出されている。24年から年明け実施に変更され、グランダム・ジャパン古馬春シーズンの一戦ともなった。(栗田 勇人)
コース紹介
船橋・左1800メートル
舞台となる船橋競馬場は1周1400mの左回り。入口のコーナーが緩やかで、出口のコーナーがきついスパイラルカーブを南関東で唯一、採用している。スピードを落とさず進入して、4コーナーでは馬群がばらけやすいため差し馬も勢いを維持したまま直線を迎える。クイーン賞JpnIIIが行われる1800mは、フルゲート14頭。4コーナー奥のポケットからスタートしてホームストレッチいっぱいを使ってポジション争いができるため、枠による差はない。(前田 恒)
過去5年の競走成績
-
2024年 第70回
2024年2月7日(水)
船橋 左1800m
天候:晴 馬場:重
1着 |
アーテルアストレア |
1:53.1 |
2人気 |
2着 |
テリオスベル |
11/2 |
3人気 |
3着 |
キャリックアリード |
5 |
4人気 |
-
2023年 第69回
2023年11月29日(水)
船橋 左1800m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ライオットガール | 1:51.1 | 3人気 |
2着 |
テリオスベル | 2 1/2 | 1人気 |
3着 |
パライバトルマリン | 3/4 | 2人気 |
-
2022年 第68回
2022年11月30日(水)
船橋 左1800m
天候:曇 馬場:稍重
1着 |
テリオスベル | 1:54.4 | 3人気 |
2着 |
グランブリッジ | 2 | 2人気 |
3着 |
ショウナンナデシコ | 7 | 1人気 |
-
2021年 第67回
2021年12月1日(水)
船橋 左1800m
天候:晴 馬場:不良
1着 |
ダイアナブライト | 1:51.4 | 6人気 |
2着 |
サルサディオーネ | クビ | 1人気 |
3着 |
プリティーチャンス | 5 | 3人気 |
-
2020年 第66回
2020年12月3日(木)
船橋 左1800m
天候:曇 馬場:稍重
1着 |
サルサディオーネ | 1:51.4 | 3人気 |
2着 |
アッシェンプッテル | 2 1/2 | 1人気 |
3着 |
サルサレイア | 8 | 7人気 |
アクセス
- 開催場所
- 船橋競馬場(千葉県船橋市若松1-2-1)
- 公共交通機関
- 京成電鉄「船橋競馬場駅」
⇒徒歩:南口から約5分
JR「南船橋駅」
⇒徒歩:北口から約10分
- 車・タクシー
- 「成田国際空港」から約50分
JR「東京駅」から約40分
京葉道路「花輪I.C.」から約5分
東関東自動車道「谷津船橋I.C.」から約18分
- 駐車場
- 640台(本場開催中 2000円)
- HP
- http://www.f-keiba.com/