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レースの見どころ

今年で23回目を数える年末恒例のダートグレード競走。過去22回すべてJRA所属馬が勝っているが、3着まで独占はハンデ戦になった2007年以降では4度だけと意外に少ない。3着までに地方所属馬は入ってくるし、軽ハンデの馬が高配当をもたらす場面も少なからずある。今年は地元馬3頭、JRA所属馬4頭、ホッカイドウ競馬から2頭、大井から2頭の11頭立てで行われる。11頭中8頭が重賞勝利経験馬。今年の門別・北海道スプリントカップの勝ち馬ケイアイドリーや佐賀・サマーチャンピオンの勝ち馬サンライズホーク、それから2年前の兵庫ジュニアグランプリを勝ち、園田経験があるセキフウなどが注目株。

本命

  • 55ボヌールバローズ

CHECK!

前走の楠賞では単騎の逃げだったが、3コーナーでカラ馬に進路をカットされてしまい2番手に下がってしまった。そこから直線で差し返して4馬身差の快勝。東京ダービー後から短い距離にシフトチェンジをしてから安定したレースぶりを見せている。前回で園田の馬場を経験した点や52キロというハンデもこの馬にとって良い材料が揃っている印象。デュープロセス以来4年ぶりの3歳馬の勝利に期待。

対抗

  • 33ケイアイドリー

CHECK!

昨年はオープン特別でしっかりと力を付けて今年はその経験が生きている印象。東京スプリントでは一旦先頭に立つなど見せ馬十分だったし、北海道スプリントでは好位から鋭い伸び脚で待望の重賞初制覇。前走のJBCスプリントではカラ馬の影響をまともに受けて3コーナーでは落馬寸前の不利を受けていたので参考外。今回はトップハンデの59.5キロがポイントになってくるが、このレースでは59キロ以上の馬が再三好走をしてきている。この馬の力強い差し脚を発揮することができれば勝ち負けは十分に可能だろう。

単穴

  • 810セキフウ

CHECK!

一昨年の兵庫ジュニアグランプリを勝っており園田コースの実績がある。その後はサウジダービーやユニコーンSで2着と勝ちきれなくても重賞で好走をしてきた。8月のエルムSでは上がり最速の末脚で差し切って久々の勝利を重賞で飾った。今年は58キロを背負うが、この馬自身58キロ以上の斤量で好走経験があるので心配はいらない。ここ最近は中距離戦を中心に使ってきているので1400mへの対応がカギになるが、スムーズに立ち回ることができれば好勝負は可能だろう。

連穴

  • 22タイガーインディ
  • 79サンライズホーク
  • 78サンロアノーク

CHECK!

前走が10馬身差の圧勝だったタイガーインディ。1分28秒1の走破時計もかなり優秀だし、このメンバー相手でも期待十分。サンライズホークは今年のサマーチャンピオンを逃げ切って重賞初勝利。特徴的な白い砂への対応が最大のカギになるが、自分の競馬さえできれば逃げ切る公算大。サンロアノークは今年1月に1400mの重賞を勝っている。ダートグレードで掲示板に乗った経験のある馬が52キロというハンデは魅力。

提供 競馬ブック 宮垣 優

注記

当ページの情報は、12月19日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。