“ダート競馬の祭典”にふさわしく、地方競馬では史上最高額の1着賞金1億円の重賞として2001年に第1回が行われた。全国の競馬場での持ち回り開催となるJBCだが、JBCクラシックは舞台が変わっても、アドマイヤドン、タイムパラドックス、ヴァーミリアン、スマートファルコン、コパノリッキー(いずれもJRA)など、その時々のダート最強馬が2連覇、3連覇で圧倒的なパフォーマンスを見せてきた。金沢開催だった2021年にはミューチャリー(船橋)が地方馬に初めて勝利をもたらした。またJBC4競走を通じて、地方馬が他地区に遠征しての勝利も初めてだった。(斎藤 修)
- 実施日
- 2023年11月3日(祝金)
- 競馬場
- 大井競馬場
- 距離
- ダート右回り 外2000m
- 出走資格
- サラブレッド系3歳以上
- 1着賞金
- 1億円
- 負担重量
- 定量(3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
歴史
2001年に大井競馬場で幕を開けたJBC競走は、当初から全国の競馬場で持ち回り開催が基本理念としてあった。ダートのクラシックディスタンスは2000mだが、競馬場のコース形態によって、大井・盛岡・浦和の2000mのほかにも、名古屋・JRA京都1900m、川崎2100m、園田1870m、船橋1800m、金沢2100mと、2000m前後のさまざまな距離で争われてきた。1着賞金は地方競馬では最高の1億円と設定され、JBCレディスクラシックが新設された11年以降は8000万円となっていたが、22年には再び1億円に増額された。大井競馬場での開催は20年以来3年ぶり9度目。(斎藤 修)
コース紹介
大井・右2000メートル
大井2000mでは外回りコースが使用される。4コーナーからスタートして最初のコーナーまで約500mあり、ゴールまでの直線も386mと地方競馬では直線がもっとも長いコース。枠順の有利不利も少なく、各馬が力を発揮しやすい舞台と言える。帝王賞の他にも、東京ダービー、ジャパンダートダービー、東京大賞典などの大レースが行われる、まさにチャンピオン・ディスタンスだ。(斎藤 修)
過去5年の競走成績
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2022年 第22回
2022年11月3日(木)
盛岡 左2000m
天候:小雨 馬場:良
1着 |
テーオーケインズ | 2:02.1 | 1人気 |
2着 |
クラウンプライド | 2 1/2 | 2人気 |
3着 |
ペイシャエス | 1 1/4 | 4人気 |
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2021年 第21回
2021年11月3日(水)
金沢 右2100m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ミューチャリー | 2:13.1 | 6人気 |
2着 |
オメガパフューム | 1/2 | 2人気 |
3着 |
チュウワウィザード | 1 | 3人気 |
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2020年 第20回
2020年11月3日(火)
大井 右2000m
天候:曇 馬場:稍重
1着 |
クリソベリル | 2:02.5 | 1人気 |
2着 |
オメガパフューム | 2 1/2 | 2人気 |
3着 |
チュウワウィザード | 2 | 3人気 |
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2019年 第19回
2019年11月4日(月)
浦和 左2000m
天候:晴 馬場:重
1着 |
チュウワウィザード | 2:06.1 | 1人気 |
2着 |
オメガパフューム | ハナ | 2人気 |
3着 |
センチュリオン | 4 | 6人気 |
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2018年 第18回
2018年11月4日(日)
京都 右1900m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ケイティブレイブ | 1:56.7 | 3人気 |
2着 |
オメガパフューム | 3/4 | 2人気 |
3着 |
サンライズソア | 1 | 1人気 |
アクセス
- 開催場所
- 大井競馬場(東京都品川区勝島2-1-2)
- 公共交通機関
- 東京モノレール「大井競馬場前駅」
⇒徒歩:出口から約2分
京浜急行電鉄「立会川駅」
⇒徒歩:出口から約12分
JR「大井町駅」
⇒京急・東急バス(無料):中央口東7番停留所乗車
JR「品川駅」
⇒都営バス:高輪口2番のりば乗車、「大井競馬場前」下車
JR「目黒駅」
⇒都営バス:東口1番のりば乗車、「大井競馬場前」下車
- 車・タクシー
- 「東京国際空港(羽田空港)」から約10分
東海道新幹線「品川駅」から約20分
首都高速湾岸線「大井南I.C.」から約5分
首都高速1号羽田線「平和島I.C.」から約5分
- 駐車場
- 1471台(1000円、オートバイは200円)
※特定日のみ2123台に拡張(お盆や年末開催など)
- HP
- http://www.tokyocitykeiba.com/