夏に行われる牝馬限定のマイル戦。ダートグレード競走となった1998年からの過去25回でJRAが21勝、地方は4勝。21年にはサルサディオーネ(大井)が12年連続で勝利を収めていた中央勢の高い壁を打ち破ったが、22年はかしわ記念馬のショウナンナデシコ(JRA)が斤量58キロを克服して貫禄を示した。好メンバーがそろうことが多く、過去10年の勝ち馬から、秋のJBCレディスクラシック勝ち馬が3頭出ている。(前田 恒)
- 実施日
- 2023年7月5日(水)
- 競馬場
- 川崎競馬場
- 距離
- ダート左回り 1600m
- 出走資格
- サラブレッド系3歳以上牝馬
- 1着賞金
- 2500万円
- 負担重量
- グレード別定(基準重量3歳52kg、4歳以上55kg)
ただし下記①~③のとおり加増する(2歳時の成績を除く)
① 2023年6月30日まで、GI/JpnI競走1着馬3kg増、GII/JpnII競走1着馬2kg増、GIII/JpnIII競走1着馬1kg増
② ①の重量に加え、G/Jpn競走通算3勝以上馬は1kg増、さらに2勝ごとに1kg増
③ 負担重量の上限は3歳55kg、4歳以上58kg
2022年 ショウナンナデシコ 2番手から抜け出しDG4連勝
2021年 サルサディオーネ 楽な逃げで後続を完封
2020年 ファッショニスタ 1年ぶりの勝利で連覇達成
歴史
1995年に国内で3番目に始まったナイター競馬が川崎の『スパーキングナイター』。その名を取った牝馬重賞として97年に創設。第1回のみ南関東の限定戦として行われ、地元川崎のオートメンデス、ブンブンラリーによる1着同着という結果だった。GIIIのダートグレードになった98年はホクトロビン(船橋)が制したが、その後の地方勢の勝利は3頭のみ。11年からはグランダム・ジャパン古馬シーズンに組み込まれ、秋の大一番・JBCレディスクラシックJpnIを目指す上でも重要な一戦となっている。(前田 恒)
コース紹介
川崎・左1600メートル
舞台となる川崎競馬場は1周1200m・左回りで、南関東の競馬場の中では最もコーナーが小さいためカーブが急になり、器用な立ち回りが求められる。形態上は逃げ・先行馬が有利だが、先行争いが長引くと後方勢が一気に台頭することがあり、騎手の腕と判断が重要になる。スパーキングレディーカップJpnIIIが行われる1600mは、フルゲート14頭で4コーナー奥のポケットからスタート。ホームストレッチいっぱいを使ってのポジション争いとなるため枠の有利不利はない。(前田 恒)
過去5年の競走成績
-
2022年 第26回
2022年7月6日(水)
川崎 左1600m
天候:曇 馬場:良
1着 |
ショウナンナデシコ | 1:41.1 | 1人気 |
2着 |
レディバグ | クビ | 3人気 |
3着 |
サルサディオーネ | 2 1/2 | 2人気 |
-
2021年 第25回
2021年7月8日(木)
川崎 左1600m
天候:雨 馬場:重
1着 |
サルサディオーネ | 1:39.0 | 2人気 |
2着 |
リネンファッション | 6 | 3人気 |
3着 |
グランデストラーダ | クビ | 6人気 |
-
2020年 第24回
2020年7月15日(水)
川崎 左1600m
天候:雨 馬場:不良
1着 |
ファッショニスタ | 1:40.9 | 1人気 |
2着 |
メイクハッピー | 3/4 | 2人気 |
3着 |
サルサディオーネ | クビ | 3人気 |
-
2019年 第23回
2019年7月4日(木)
川崎 左1600m
天候:曇 馬場:不良
1着 |
ファッショニスタ | 1:40.6 | 1人気 |
2着 |
サルサディオーネ | 4 | 6人気 |
3着 |
ローレライ | 6 | 11人気 |
-
2018年 第22回
2018年7月5日(木)
川崎 左1600m
天候:曇 馬場:良
1着 |
リエノテソーロ | 1:40.8 | 3人気 |
2着 |
オウケンビリーヴ | 1/2 | 1人気 |
3着 |
ラビットラン | 1 1/2 | 4人気 |
アクセス
- 開催場所
- 川崎競馬場(神奈川県川崎市川崎区富士見1-5-1)
- 公共交通機関
- 京浜急行電鉄「港町駅」
⇒徒歩:南口から3分
京浜急行電鉄「京急川崎駅」
⇒徒歩:中央口から12分
JR「川崎駅」
⇒徒歩:東口から15分
- 車・タクシー
- 「東京国際空港(羽田空港)」から約20分
東海道新幹線「品川駅」から約35分
首都高速神奈川1号横羽線、6号川崎線「大師出入口」から約10分
- 駐車場
- 730台(500円、南関場外時は無料)
- HP
- http://www.kawasaki-keiba.jp/