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レースの見どころ

 1996年に指定交流競走となったダイオライト記念。記念すべき交流元年に勝利したのが伝説の名馬ホクトベガ。以来アブクマポーロ、ヴァーミリアン、フリオーソ、スマートファルコン、クリソライトなど一時代を築いた名馬がズラリと勝ち馬に名を連ねる船橋競馬伝統の長距離重賞。12年連続してJRAが勝利を独占していたが、昨年は川崎のノーヴァレンダが一矢を報いフリオーソ以来の地方馬の勝利。今年は昨年に輪をかけて混沌とした様相。現在の力の要る馬場状態も含め、波乱の要素満載。

本命

  • 22テリオスベル

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 しばらくショウナンナデシコの天下が続くかと思われた牝馬交流戦線の勢力図をいともアッサリ覆したのがグランブリッジ。その新興勢力をクイーン賞で抑え込んだのがこの馬。レース内容も外枠から半ば強引にハナに行き、後続に脚を使わせる実にタフな競馬。勝ち時計の1800m1分54秒4も今の船橋としては優秀で、力の要る馬場への高適性をアピール。以降は入着ラインだが、川崎記念の内容からは牡馬相手でも何ら引け目なし。距離の2400mは望むところ。他に先行タイプもおり展開的に微妙な面もあるが、乗り方にひと工夫あると期待すれば、人気的にも狙い目とみる。

対抗

  • 33セイカメテオポリス

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 3歳時の戸塚記念以来、勝利から遠ざかっているが、強敵相手に地力を培い昨年後半からは積極的に他地区の交流重賞に挑戦。白山大賞典では4着と善戦。前走は南関同士の金盃。大いに注目したが、絞れてくるとの期待に反して6キロ増。それでも外から詰め寄り僅差の3着。最終追い切りでは抜群の動きを披露して前走以上の仕上がりは間違いなし。パワー型で今の船橋の馬場も持って来い。昨年のこのレースは5着だが、それ以上の走り、勝機も十分にあるとみる。

単穴

  • 57マンガン

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 一昨年の金盃が2着を1秒9も千切る破格の勝ちっぷり。昨年7月の東京記念トライアル2400mも勝利と、南関屈指のステイヤーは自他ともに認めるところ。今年の金盃は4着に終わったが、出遅れて0秒2差に詰めれば上等。ダッシュ利かず後手に回るのはいつものことで、船橋の馬場ならさして問題にならない。案外人気の盲点。

連穴

  • 69ペイシャエス
  • 58アナザートゥルース
  • 11グロリアムンディ
  • 610エルデュクラージュ

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 名古屋グランプリでは古馬を撃破と世代屈指の実力派のペイシャエス。前走川崎記念は早々に手応えを失くして7着は不可解だが、一過性のポカと割切るべきだろう。この中間の攻め気配は良好で馬体をフックラ映し気配落ちなし。アナザートゥルースは3年前のこのレースの覇者。以降未勝利で高齢を迎えての移籍となったが、1800mで2戦連続2着。持ち味である先行力に翳りはない。グロリアムンディはダートに切り替え4連勝。チャンピオンズCは内枠だったがスタートであおり、馬込みに包まれ出番なし。以降間隔あいたが仕上がりは進んでるし、川田騎手は心強い援軍。エルデュクラージュは9歳を迎えた今年も報知オールスターCを勝利と衰えなし。今回は人気処より外枠に入ってレースがし易いとみれば穴目に。

提供 ケイシュウNEWS 吉羽 孝

注記

当ページの情報は、3月14日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。