データ分析

前回のハイライト

ラブミーチャン記念2着のニュータウンガールが単勝1.1倍の圧倒的人気に応えた。逃げたビックバレリーナを3角過ぎで並ぶ間もなく一気にかわすと、持ったままで3馬身差をつけてゴール。地元馬相手では力が一枚上だった。勝ち時計は1分39秒8。

データ分析

ライデンリーダー記念は今年から2つの変更点がある。1つ目は距離。昨年まで1600mで行われていたが、今年から1400mに短縮して行われる。2つ目は「北陸・東海チャンピオンシップ」の2歳重賞となったこと。昨年までは東海地区の2歳牝馬重賞だったが、今年から金沢所属馬の出走が可能、そして性別が関係なくなった。

“外枠にもチャンス”

従来の1600mでは3角奥からの発走で、すぐにコーナーを迎える外枠は不利という傾向がこのレースにも当てはまり、過去10年で好走していた2枠は【2206】だったのに対し、8枠馬は【11117】と馬券に絡む確率は低かった。しかし、1400mは4角奥からの発走でしばらく直線のため、外枠の不利は少ない。今年行われた重賞3レース(笠松GPを除く)では8枠がすべて3着以内に入っていた。8枠馬に要注目だ。直近2年では外枠が上位に入っているが勝ち時計が早まっている傾向もある。距離短縮がどうなるか。

表1馬番別成績(過去5年)
1着 (優勝タイム) 2着 3着
2015年 3枠3番 (1分42秒2) 2枠2番 1枠1番
2016年 4枠4番 (1分45秒1) 1枠1番 6枠6番
2017年 4枠4番 (1分43秒6) 1枠1番 6枠6番
2018年 7枠7番 (1分42秒0) 5枠5番 7枠8番
2019年 5枠5番 (1分39秒8) 8枠10番 7枠7番

“連続騎乗の向山”

過去5年すべて騎乗しているのは向山牧。昨年勝利し、3年連続掲示板に載っているように相性がいい。岡部誠は3回騎乗して1勝2着1回、今井貴大は2回騎乗して1勝4着1回と好調。また、渡辺竜也が18年2着、水野翔が19年3着と若手の台頭にも注目したい。

表2騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
安部幸夫 1 0 0 0 100.0% 100.0% 100.0%
今井貴大 1 0 0 1 50.0% 50.0% 50.0%
岡部誠 1 1 0 1 33.3% 66.7% 66.7%
佐藤友則 1 0 0 3 25.0% 25.0% 25.0%
向山牧 1 0 1 3 20.0% 20.0% 40.0%
友森翔太 0 1 0 0 0% 100.0% 100.0%
渡辺竜也 0 1 0 1 0% 50.0% 50.0%
筒井勇介 0 1 1 1 0% 33.3% 66.7%
大畑雅章 0 1 0 2 0% 33.3% 33.3%
加藤聡一 0 0 1 0 0% 0% 100.0%
水野翔 0 0 1 0 0% 0% 100.0%
東川公則 0 0 1 1 0% 0% 50.0%

“結果ほぼ人気通り”

1番人気が3連勝中。しかも2年連続で単勝1.1だった。過去5年では【3002】だが、圧倒的人気なら信頼したい。一方、2番人気は15、16年に連勝後、3連敗。しかも5着以下と信頼度が下降中。3番人気は未勝利だが2着3回、3着2回で3着以内は100%。

表3人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3 0 0 2 60.0% 60.0% 60.0%
2番人気 2 0 0 3 40.0% 40.0% 40.0%
3番人気 0 3 2 0 0% 60.0% 100.0%
4番人気 0 0 1 4 0% 0% 20.0%
5番人気以下 0 2 2 26 0% 6.7% 13.3%

ここに注目

距離短縮となり過去の結果に当てはまらないが、「外枠」が上位に来ることが想定される。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。