データ分析

前回のハイライト

6着まで0秒1差以内の大接戦。5番人気ローレライが横一線の馬群から首だけ抜け出した。道中は後方の内々。4コーナーで一気に外に出され、直線で前の各馬を捉えた。連れて追い上げたオルキスリアン、サンルイビルが2、3着。勝ち時計は1分42秒1。

データ分析

出馬投票でフルゲートにならなかったのは過去10年では15頭立ての13年だけ。10年にも1頭が取り消して15頭立てがあったが、ほぼ毎年のように16頭立てで争われ、波乱も少なくない。3連単は17年が240万円超の大波乱。11、12年には2年連続で25万円を超え、19年も11万円台の決着。内回りの多頭数だけに、一筋縄ではいかない傾向になっている。

“5歳やや有利か”

勝ち馬の年齢は過去10年では3歳1頭、4歳2頭、5歳4頭、6歳2頭、7歳1頭。直近5年で3勝の5歳がピークという傾向に見えるが、高齢馬は出走そのものが多くない。年齢的な偏りは少ないと考えた方が無難だろう。

表1馬齢別成績(過去5年)
馬齢 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
3歳 0 2 2 15 0% 10.5% 21.1%
4歳 1 0 1 14 6.3% 6.3% 12.5%
5歳 3 0 2 16 14.3% 14.3% 23.8%
6歳 1 2 0 15 5.6% 16.7% 16.7%
7歳以上 0 1 0 5 0% 16.7% 16.7%

“外枠無視できず”

19年は不利な8枠2頭が1、2着。過去10年で7枠2勝、8枠2勝。内枠有利のコースだが、どちらかといえば外枠が活躍している傾向にある。ただ、全枠が連対しているように大きな偏りはない。

表2馬番別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 1枠1番 3枠6番 2枠3番
2016年 7枠14番 3枠5番 1枠2番
2017年 7枠14番 1枠1番 2枠3番
2018年 5枠9番 4枠7番 4枠8番
2019年 8枠16番 8枠15番 2枠4番

“「船橋の雄」「大井の帝王」”

15、16年を連覇した森泰斗騎手と、17年1着、18年2着の的場文男騎手が2連対。南関東リーディングを快走する船橋の雄と、地方競馬最多勝記録を更新する大井の帝王が1歩リード。ほかに複数回の馬券圏内は真島大輔騎手、今野忠成騎手が2着1回、3着1回。

表3騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
森泰斗 2 0 0 3 40.0% 40.0% 40.0%
的場文男 1 1 0 2 25.0% 50.0% 50.0%
御神本訓史 1 0 0 0 100.0% 100.0% 100.0%
本田正重 1 0 0 1 50.0% 50.0% 50.0%
真島大輔 0 1 1 2 0% 25.0% 50.0%
今野忠成 0 1 1 3 0% 20.0% 40.0%
藤井勘一郎 0 1 0 0 0% 100.0% 100.0%
本橋孝太 0 1 0 2 0% 33.3% 33.3%
藤本現暉 0 0 1 0 0% 0% 100.0%
阿部龍 0 0 1 1 0% 0% 50.0%
笹川翼 0 0 1 4 0% 0% 20.0%

“侮れない人気薄”

1番人気【2102】、2番人気【1202】。それぞれ3連対なら悪くないだろう。一方で3番人気は19年の4着が最高。馬券圏内にも届いていない。妙味がありそうなのは3着3回の4番人気だが、それなら4連対の5番人気以下の方が馬券的には面白いか。

表4人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2 1 0 2 40.0% 60.0% 60.00%
2番人気 1 2 0 2 20.0% 60.0% 60.0%
3番人気 0 0 0 5 0% 0% 0%
4番人気 0 0 3 2 0% 0% 60.0%
5番人気以下 2 2 2 54 3.3% 6.7% 10.0%

ここに注目

荒れるレースはセオリーが崩れることが要因。通例では内枠が優位といわれるところ、「人気薄」の「外枠」が波乱を生むかもしれない。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。