データ分析

前回のハイライト

1番人気のコントレイルが無傷の3連勝でGⅠ初制覇を達成した。好位追走から直線入り口までに前を射程圏に入れ、先頭に立つとそのまま危なげなく押し切った。1馬身半差の2着にはヴェルトライゼンデ、3着にはワーケアが入った。勝ちタイムは2分1秒4。

データ分析

ラジオNIKKEI杯2歳Sからホープフルステークスに名前が変更され、阪神から中山に舞台が移された14年以降を分析する。昨年はのちに無敗の3冠馬となるコントレイルが同レースを勝利。他にも17年ダービー馬レイデオロ、19年皐月賞馬サートゥルナーリアなど活躍馬を多数輩出してきた出世レース。今年も期待が高まる。生まれ月を見ると、4月、2月が2勝ずつ、3月、5月が1勝ずつと勝ち星を分け合っている。もっとも馬券に絡んでいるのは2月生まれで、複勝率31.8%。馬券に組み込むと面白い。一方で1月生まれは1度も馬券に絡んだことがなく、苦戦を強いられていることがわかる。

“内枠有利で11番以降未勝利”

馬番は2番が2勝で勝利数トップ。次いで5番、6番、7番、10番が1勝ずつとなっている。内枠が有利の傾向で11番以降の馬番は、1度も勝利がない。

表1馬番別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 5枠6番 6枠9番 6枠8番
2016年 2枠2番 7枠11番 4枠6番
2017年 4枠7番 8枠15番 7枠13番
2018年 4枠5番 6枠8番 1枠1番
2019年 2枠2番 4枠5番 5枠7番

“ルメールと福永要チェック”

過去5年はそれぞれ別の騎手が勝利している。中でもルメールは5回のうち4回馬券圏内に絡む活躍ぶり。福永も馬券圏内を外したのは1度のみで、今年もルメール、福永2人の騎乗馬は要チェックだ。

表2騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
ボウマン 1 0 0 0 100.0% 100.0% 100.0%
C. デムーロ 1 0 0 1 50.0% 50.0% 50.0%
福永祐一 1 0 1 1 33.3% 33.3% 66.7%
ルメール 1 1 2 1 20.0% 40.0% 80.0%
M. デムーロ 1 1 0 3 20.0% 40.0% 40.0%
武豊 0 1 0 1 0% 50.0% 50.0%
マーフィー 0 1 0 1 0% 50.0% 50.0%
シュミノー 0 1 0 0 0% 100.0% 100.0%
中谷雄太 0 0 1 0 0% 0% 100.0%
勝浦正樹 0 0 1 0 0% 0% 100.0%

“1番人気4勝など上位決着”

1番人気は【4100】。勝率80%、連対率100%と圧倒的な成績を残している。2番人気も勝ちこそないが、複勝率80%。3番人気も複勝率60%で上位人気勢は素直に信頼した方が良さそう。一方、4番人気以下になると、勝ち星を挙げたことは1度もない。

表3人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 4 1 0 0 80.0% 100.0% 100.0%
2番人気 0 1 3 1 0% 20.0% 80.0%
3番人気 1 1 1 2 20.0% 40.0% 60.0%
4番人気 0 1 0 4 0% 20.0% 20.0%
5番人気以下 0 1 1 47 0% 2.0% 4.1%

ここに注目

「内枠」の「人気馬」が勝利の最短距離にいるようだ。ルメール、福永の騎乗にも注目。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。