データ分析

前回のハイライト

2番人気のブルドッグボスがゴール前で差し切りを決めた。同厩舎ノブワイルドが逃げる展開を中団待機。直線猛然と脚を伸ばし、粘る僚馬を鼻差捉えたところがゴールだった。勝ち時計は1分25秒7。同舞台で行われた前走JBCスプリント(JpnⅠ)に続く重賞連勝となった。

データ分析

過去10年、優勝馬の所属は浦和3頭、大井3頭、川崎2頭、船橋2頭。4場から勝ち馬が出ており、極端な傾向はない。船橋の2勝はナイキマドリードの連覇(11、12年)。大井のソルテも2度にわたり制している(15、17年)。

“世代間格差無し”

過去10年の優勝馬は4歳2頭、5歳2頭、6歳2頭、7歳3頭、8歳1頭だが、7歳馬の3勝はここ5年のもの。力をつけてきた4歳馬から地力ある古豪まで、幅広い世代が活躍している。

表1馬齢別成績(過去5年)
馬齢 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
3歳 0 0 0 3 0% 0% 0%
4歳 1 1 1 6 11.1% 22.2% 33.3%
5歳 1 0 1 8 10.0% 10.0% 20.0%
6歳 0 1 0 8 0% 11.1% 11.1%
7歳以上 3 3 3 20 10.3% 20.7% 31.0%

“「内枠」「外枠」不問”

枠順に関しても極端な傾向はない。しいて言えば近4年で2枠が3連対しているが、15年は7枠2頭の決着、17年は7枠と8枠のワンツー。距離ロスの危険がある外枠でも、あまりマイナス材料とはならなそうだ。

表2馬番別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 7枠9番 7枠10番 4枠4番
2016年 1枠1番 2枠2番 4枠4番
2017年 7枠10番 8枠12番 4枠4番
2018年 5枠5番 2枠2番 5枠6番
2019年 2枠2番 4枠4番 8枠11番

“金沢・吉原が2勝”

過去5年で2勝しているのが金沢の吉原騎手。15、17年ソルテとのコンビで挙げた勝利だった。左海騎手の活躍も目立ち15年3着、16年2着、19年2着。御神本騎手は近2年とも馬券に絡んでおり、18年3着、昨年はブルドッグボスで優勝した。

表3騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
吉原寛人 2 0 0 1 66.7% 66.7% 66.7%
御神本訓史 1 0 1 1 33.3% 33.3% 66.7%
見沢譲治 1 0 0 0 100.0% 100.0% 100.0%
坂井英光 1 0 0 0 100.0% 100.0% 100.0%
左海誠二 0 2 1 2 0% 40.0% 60.0%
真島大輔 0 1 0 1 0% 50.0% 50.0%
的場文男 0 1 0 1 0% 50.0% 50.0%
森泰斗 0 1 0 2 0% 33.3% 33.3%
今野忠成 0 0 1 1 0% 0% 50.0%
張田昂 0 0 1 2 0% 0% 33.3%
繁田健一 0 0 1 3 0% 0% 25.0%

“信頼の1番人気”

1番人気は【1310】とすべて馬券圏内。軸としての信頼度は高いといえる。2番人気は【2012】と結果が分かれるが、ここ2年連続で優勝馬を輩出。3番人気は【1112】。近3年に関しては比較的堅い結果だった。

表4人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 1 3 1 0 20.0% 80.0% 100.0%
2番人気 2 0 1 2 40.0% 40.0% 60.0%
3番人気 1 1 1 2 20.0% 40.0% 60.0%
4番人気 0 0 0 5 0% 0% 0%
5番人気以下 1 1 2 36 2.5% 5.0% 10.0%

ここに注目

「極端な傾向が見あたらない=順当な結果」といえる。人気馬は実力があるからこそだが、このレースは「人気」が結果につながっている。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。